きょうは気温が急に上がるらしい。
寒さが過ぎてヤレヤレと思ったら
花粉症が来て
花粉症がヤレヤレと思ったら
黄砂が来るという。
一難去ってまた一難か。
一方で
3月23日が東京の桜の開花日というニュースも流れた。
満開は28日らしい。
この季節、メディアがさかんに
桜について取り上げるのは
上記の『ちょっと嫌な事』を
桜の話題によって忘れさせるという意図があるのかもしれない。
伊豆大島の元町の
馬の背(まのせ)という字(あざ)に住んでいた時
庭に大島桜があって
その葉っぱを収穫して
町の中心部の和菓子屋へ持ってゆくと
小遣い程度の金額で買い取ってもらった。
子ども心に
お金を稼ぐ
しかも自宅に生えているタダ同然のモノから
お金を得ることに喜びを抱いた。
無から有を生み出す快感というべきか。
それから5,6年後
小学6年生には
江戸川区北小岩7丁目に住んでいたから
江戸川とは目と鼻の先で
友達とザリガニを取って
それを容器に入れて
千代田通りの入り口にあったスポーツ用品店の前で
売ったのである。
お店屋さんごっこの域を出ないが
それでも
一匹、幼児連れのお母さんに40円で売れた。
今現在の千代田通りをグーグルで見ると
寂しいなあ。
どこもそうだけど
ほとんどシャッター通りに近い状況で。
子どもはどこに行っちゃったの?
学校にいる時以外はどこにいるのか。
道路でロウ石で落書きをしたり
缶蹴り、けいどろ、空き缶のポックリや
なわとびやメチャぶつけやビー玉や
ベーゴマをやっている光景はなくなってしまったんだろうか。
読者「ベーゴマはないかもしれませんが、ベイブレードってのがあるようです」
どれどれ。
安直だ。
自分でヒモで巻いて自分の腕前を磨いて投げろ。
ヒモの巻き方や投げ方に
その人独特の工夫と修練、テクニックが必要で
その競い合いこそが
コマを遊ぶ醍醐味ではないか。
ベイブレードもあるんだろうけど。
あと
課金して多くの武器を身に着けた方が勝つなんて
そんなのさぁ、なんかズルいというか
ゲーム業界に乗せられてるだけって感じしません?
そういえば
今はスマホでのゲームが中心だろうけど
我々の休み時間は
トランプ一組でえんえんと遊んでいたよねえ。
大貧民とかスピードとか。
あと
教壇にあるテーブルで
各々が自分の10円玉を使って
指ではじいて、はじき出す
言ってみれば
『お笑いプールバー』というべきか。
こうして振り返ると
我々は実に安あがりに遊んでいたものだった。
読者「高校1年の時にインベーダーゲームが出て来てから
変わりましたよねえ」