本当にひどすぎる。
何なのアメリカって!
ベトナムの村を丸ごと焼き払い
何の罪のない住民
女性や子供まで皆殺しにするなんて。
敵方のゲリラが逃げ込んだかもしれぬ。
ええい。いっそのこと丸ごと焼いちまえ。
そりゃ兵隊は精神的に異常だとはいえ
兵隊も憎むが
戦争というモノに対してですよ
不条理と言う生易しい言葉では全然足らない
憤懣の大噴火が心に沸き起こるのが自然な人間の心というモノでしょう。
それを当時の日本の保守派文化人は
今と同じですな。
フェイクニュースという言葉はまだなかったが
そういうマスコミの操作によって
北ベトナムひいては共産主義者による
マインドコントロールだみたいな言い方をしていた。
右翼の評論家の渡部昇一って
自分とは政治思想の違う人間を
必ず『マインドコントロールされている』と
決めつけるんだよね。
自分に届けられた『血で書いた抗議の手紙』をひらひら見せながら
「私の考えに反対するような人々は、みんなこんな人です」
と嬉しそうに述べていた。
統一教会の宣伝部長みたいな輩に
TBSテレビはなぜ何度も出演させていたのだろう。
『時事放談』で言っていたといえば。
細川隆元も
自分自身は戦争中、南米の安全なところにいたくせに
戦争体験者面して
偉そうに彼らは本当の平和活動ではないと
「ベ平連を胡散臭い」といってはばからなかった。
私が入学した日本ジャーナリスト専門学院の講師だった
吉川勇一氏は、すごい頭の切れそうな人だったけどな。
そんなことを言いながら
かくいう私も当時は
左の小田実よりも右の竹村健一の話に頷いていた。
情けなや。
恥ずかしい。
もっとも
竹村健一ファンは、
ニッポン放送の毎日10分ぐらいのレギュラー番組(タイトル忘れた)で
「阪神大震災は大変な災害だが、これで復興事業なんかで
日本の景気回復のきっかけになるから悪いことばかりじゃないんや」
という内容のことを述べたときに
幻滅し、やめたけど。
『ナパーム弾の少女』は助かってよかったです。
かっこつけるわけじゃないが
彼女に皮膚移植が必要だったなら
タイムマシンで当時のベトナムへ行き
小学6年生のボクが手を挙げたかった。
でも
下半身がなくなった子供を抱きかかえたまま
茫然と歩いてゆくベトナムのお母さんには
胸が詰まった。
また
当時のベトナムの、病院という病院に溢れる
戦争の犠牲者の悲惨な子どもたちの姿が映し出されていた。
あーいうのを観ると
この現代の世の中でも
平気で戦争を起こす独裁者
およびそいつを支持する分別盛りの大人がいることに
釈然としない。
森達也って頭おかしい。
さらに
以前、漫画家の小林よしのりとやらが
「戦争は面白い」みたいな
(本を売るためのキャッチコピーの類とはいえ)
ことをホザいていたが
さっきのドキュメンタリーを観てから言え。
左も右も
バカばっかり。
追伸。『ナパーム弾の少女』も大人になっての
ユネスコだか国連だかの演説で
「私には夢があります」で始まりましたね。
「私には夢があります」で始まる人は多いですよね。
もちろんこれは、キング牧師の超有名な
「私には夢がある。国籍人種ではなく・・・」で始まるの演説の
オマージュなんでしょうな。