未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

畳のフチが無い畳祭り。

2008年05月19日 19時49分34秒 | 今日のお仕事

畳にへり(淵)が付いていない畳の事を「ヘリ無し畳」といいます。

近頃では、半分の「ヘリ無し畳」を互い違いに敷き込む事によって市松模様のような

モダンなお部屋を選択されるお客様が増えて、人気の商品です。

畳としての素材は、天然いぐさや人口畳表等、様々な種類にて製作可能です。

当社、金井畳店でも様々なお客様からのご依頼を頂、数多く製作して参りました。

詳しくは、「ちょっとおいでよ金井畳店 六っ針目」でもご紹介させて頂いてます。

何だか宣伝っぽくなってますが、今週、この「へり無し畳」の製作が

新畳、表替えと一週間続きます。普通の畳を作るより、時間と手間がかかりますが

綺麗に並べて、収めた時の、お客様の驚きや、お喜びになるその表情が何とも

幸せになります。しっかり温もりを込めて製作したいです。

P.S

  

本日は熊本県より届きました、「純国産畳表」(麻綿W)を仕様致しました。

畳表の表情は「目積畳表」といって、普通の畳の一目の約半分位の小さな目で出来ていて

草質は柔らかく、「へり無し畳」に向いています。今回しっかりとした畳表を要望し

目積畳表の中でも、とてもしっかりとした表情になっていました。

今から、収めるのが楽しみです。明日は人口畳表にての製作になります。