今年も「日展」が京都にやってきました。
日展は日本最大規模の総合公募展で、日本画,洋画,彫刻,工芸美術,書の5部門からなります。日展京都展では、全国を巡 回する基本作品約300点と京都・滋賀の地元作家の作品約300点の計約600点が展示されています。
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これだけの作品数をじっくり観ることはできませんので、日本画、洋画、彫刻の分野を中心に気に入った作品を見てまわりました。
書はいつも思うのですが、何を書いているかわからない作品は好きになれません。
また工芸はあまりにも分野が広すぎて、会場が雑多に感じ、疲れてしまいます。
今回も、素人はにもなぜこの作品が特選?と思うのがいくつもありました。
結局は、美術は自分の好き嫌いで判断するしかないようですね。
日展について、気になるニュースを先月、目にしました。
それは、「日展審査員、自会派を事前指導 洋画と工芸、多数入選」(11月20日朝日新聞デジタル )というものです。
内容は「公募美術展「 日展 」の洋画と工芸美術 の分野で、審査員が所属会派の作品を応募前に指導する慣行があることがわかった。 開催中の2013年度 日展 にも事前指導 を受けて入選した作品が展示されている。 審査員の判断基準が身内だけに伝わり、公 正な審査を妨げた可能性がある。入選数を 有力会派に事前配分していた書道に続き、 他の分野でも審査の不公正さが発覚した。
洋画の審査員を最も多く出す○○会でも事前指導が半世紀近く続いてきた。同会によ ると、今年度は審査員長の理事長や5 人の審査員を含む計7人が9月、約3 0人を選抜して指導した。1人当たり5~ 10分、3割から9割仕上がった作品を見 てもらい、指導を踏まえて完成させ、 日展 に応募したという。このうち約20人が 入選し、1人が特選をとった。」という内容です。
この「指導」には、かなりの金額がついてまわるという話も聞きます。
大分以前ですが、画家の方から、日展審査のダーテイな話を聞いたこともあります。
しかし、素人ながら美術愛好家としては、素晴らしい作品に出会えることをいつも期待して、会場に足を運んでいます。
今回の日展もとても気に入った彫刻や絵画がいくつかありました。
会場内は当然撮影禁止です。ロビーで、主要作品の紹介と東京会場の様子がビデオ上映されていましたのいで、その画像を御覧ください。
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