古代日本のヲシテ時代(縄文・弥生)には、、
秋分から立冬にかけて深まり行く秋を『カ』の季節と表し、
夜中の天の川は西の空に架かることに着目していました。
ヲシテの「カ」には、西、右、秋、赤などの意が含まれています。
ナカツキ朔(西暦10月20日)
ナカツキとは、秋に成りゆく意。
な(ナ)(成る・なってゆく)・か(カ)(つながる、来たる、秋・赤・西)、
秋至る、実りの季節の意も含み、
「長月」の表しでは読み取れない深い意味合いを秘めています。
旧暦九月九日(上弦)は古代日本でも
「カサネココ」としてお祭りしていました。
ここのつ(九つ)のココですね♪
清々しさを感じる季節、
菊(キク、ココナ)の花が収穫の時を告げます。
ナヅキミツギの
コゝナさき ヲホトシキクの
ちりわたこ さゝげてまつる
クリミサケ (トシウチニナスコトのアヤ)
ナカツキは オオトシつげる
ココのミハ カサネココクリ
ヒトヨミキ (ミカサフミナメコトのアヤ)
ナカツキ(ナツキ・九月)には、冴えて清々しくなり、
菊の花が咲き、収穫の時を告げます。
カサネココとは九(ここのつ)の重なる九月九日の意。また、ココナは菊の別名です。
菊の香りを焚きしめたフワフワのワタ(植物繊維、真綿)の衣服を身に付けます。
栗の実で酒を醸して捧げ祭ります。
栗のような上弦の月を眺めお酒を酌み交わします。
秋後半、ミメ「(三メ:冷たさの働き)vs(一ヲ:温かさの働き)」になり、
物質形成の働きが強まります。
コタネ(子種・赤ん坊)の成長過程においても、
九か月目は、目鼻形や声が備わる時期。
菊の香を焚きしめた衣服の良い香りに包まれて、
よりよい結実を祈ります。
また、菊には、目の玉を明らかにする働きがあると考えられていました。
縄文の菊の花、、
野山に可憐に咲き誇る、野菊だったのでしょうか、、