PECOのナローの客車に人を乗せます。
カトー京都店でHOの座人形を購入。 高い!
お尻にボンドをつけて、窓から入れて座らせようとしています。
ピンセットが滑って意外と難しい。
屋根を引っ張ると簡単に屋根が外れました。 これなら人形を入れるのも簡単。
2両ともお客さんを乗せました。 完成。
お客さんも窓からの景色を楽しんでいます。
牛さん、こんにちは、 モオ〜
おじさん、客から見られているよ!
ナローの改造、おわり
PECOのナローの客車に人を乗せます。
カトー京都店でHOの座人形を購入。 高い!
お尻にボンドをつけて、窓から入れて座らせようとしています。
ピンセットが滑って意外と難しい。
屋根を引っ張ると簡単に屋根が外れました。 これなら人形を入れるのも簡単。
2両ともお客さんを乗せました。 完成。
お客さんも窓からの景色を楽しんでいます。
牛さん、こんにちは、 モオ〜
おじさん、客から見られているよ!
ナローの改造、おわり
PECOのHOナローの客車、 脱線対策はしましたが、時々連結開放してしまいます。
ナックル型の連結器です。 爪の掛が浅いようなので改造します。
連結器は強く引っ張るとカプラーポケットから抜けます。
爪の下の部分を削れば、相対的に爪が長くなることになるので、削ります。
やすりで削っていますが、小さなパーツだし、デルリンらしい材質なので手が滑って削りにくい。
そこで、犬釘でカプラーを保持するようにしました。
とても削りやすくなった。
とはいっても、やはり左手でカプラーを抑えてやすりをかけていますが、カメラのシャッターを左手で切ったので左手が写っていない。 削る量は1mmぐらいかな? 適当です。
ということで、カプラーの改造、無事終了。
勝手に連結開放もせず、快適に走っています。
カトーのこの小さな機関車はとてもスムーズに走ります。 PECOの客車を繋いで、イギリスの保存鉄道のようです。
でもね、お客さんがいない。 これでは保存鉄道の存続も難しい。
次は、お客さんを乗せます。
つづく
ナローのレイアウトで
PECOの客車がカトーのポイントで脱線。
友人たちがたくさん来て、この写真の方向に走らせていたら「おーい、客車が転けたぞ!」との声が。
ここはいつも反対向きに走らせていたので脱線はしなかったのですが、その日だけはこの方向で走らせて脱線転覆したのでした。 何人かが狭いレイアウトルームに入っているので、私はコントローラーのところにいなかったので、転覆するまで気が付かなかった。
大恥をかいたのでありまする。
というような、事で、改めてこの方向に走らせてみると、100%脱線する。本格的に脱線対策をしなければなりません。
客車が軽いので、鉄板を切って床下に貼り付け補重をしました。 でもね、脱線するんです。
ポイントですが線路を削ってトングレールがすこし本線の線路の中に入るぐらいにしたったのですが、これがまだ削り足りないか?
そこで、さらに線路を回転ツールで削りました。 でも脱線する。 でも、これ以上削りたくない。
そこで、この部分の線路にねじれがないか線路の平面をチェック。 平面でないと車輪が浮きますから脱線の原因になる。
わずかに狂っていた平面性を、固まっているバラスに水を染み込ませて柔らかくしてから、線路の平面を修正しました。
でもね、この客車は小さいので、ホイルベールが短くて、線路の平面性はあまり関係なかったのです。
ですからやはり脱線します。
一方、カトーの車輪だと脱線しない。 PECOだとこうやって試しても脱線します。
カトーとPECOの車輪を比べると、フランジのテーパーの角度がわずかに違う。 PECOは少し立っているのです。
これが脱線の原因で、フランジが線路の端に近すぎてトングレールに割り込むのです。
では、カトーの車輪に交換することに。
しかし、ここで問題が
1. 軸が短すぎてPECOの客車の軸受に届かない。
2. 車輪径が少し小さくて車高が下がる。この客車はもともと車高が低くて線路に擦れそうなので、これ以上低いと線路に車体が擦れる。
ともあれ、なんとかカトーの車輪を使うことにします。
このNゲージの台車を使います。 HOメインでも長年模型をやっているとこんなものなど何処かに転がっているので買いにゆかなくても良い。 車輪はもちろん、集電を兼ねた軸受の金属部分も使います。
PECOの客車の台枠です。 軸受のところを広げてカトーの軸受がはまるように加工しています。
この時に、カトーの車輪径が小さいのを見越して軸受の位置を少し下めにします。
カトーの軸受を接着します。
4つの軸受をつけて、車輪もつけました。 軸受をつけたことでカトーの車軸が短かかったことも解消して無事車輪がつきました
さて、これで脱線しなくなってくれたら良いのですが。
ばんざーい、 脱線しなくなった。 全く脱線しない。 原因はポイントではなくて車輪そのものだったんだ。
気を良くして、もう一両も車輪を交換して、100%脱線なしに走るようになりました。
でもね、時々連結解放してしまいます。 その対策は後日書きましょう。
連結開放対策に つづく
エンドウのあをによしです。
急カーブ対策をして、快適に走っていますが綺麗に見える室内照明が、たまにチラつく。
裏を見ただけで、ライトがちらつくのは予想がついたのです。 まあ、100年前と言いたいほど大昔のままの台車構造です。
だって、片側ずつの台車からしか集電していない。 絶縁車輪からは集電していない。 これでは、チラチラするのは当たり前です。これが、安物?の電車ならともかく、あをによしともあろう、豪華な室内を持った車両の室内灯がちらちらしては恥ずかしい。
そこで、いつもの手段、0.3mmの燐青銅線とプリント基板から集電装置を作ります。
燐青銅線はコの字型に曲げなくての良いのですが、曲げた方が半田付けしやすいので曲げています。
燐青銅線をおおまかの形に曲げた後、配線用のコードもつけました。
これを 絶縁車輪側に接着します。 接着剤が硬化するまでピンセットと洗濯バサミで抑えています。
接着剤の効果を待つ時間に、先日削った釣りリングに色を塗って居ます。
台車を平面の上に置いて、集電シューの形をととのえ、押さえる力も調整して居ます。 キツければ回転抵抗が増えるし、軽過ぎれば集電能力が落ちる、まあ適当にです。
配線をどうしようと思ったのですが、床下器具が簡単に外れました。
床板と床下器具の間には隙間があるので、そこに配線を通します。
でもね、床下器具を外して驚いたのは、ボディーにものすごい数のコードが通っているのです。 これは動力車ではありませんからこれらのコードは全て室内灯のためです。 このあたりエンドウさん頑張っていますが、量産メーカーならプリント基板で配線するところでしょう。 コードの数で圧倒されたのですが、かなり昔のやり方だと思いました。
床下器具取り付け板を裏から見たところです。 まあ、たくさんのネジでエアータンクやいろいろの器具を取り付けて居ます。 プラのメーカーならほとんど一体整形なのに。 お金がかかることがよくわかります。
取り付けた集電シューからのコードは反対側の台車の非絶縁側のコードにはんだ付けします。 これで配線は完成です。
集電シューが車輪の裏を擦っている状態です。
こうやって、絶縁側の車輪からも集電して、全部の車輪から集電しているので、私は「全車輪集電」と言います。
同様なことをしているのに「全軸集電」なんて言っている人もいますが、軸だけでは絶縁側の車輪からの集電はできないでしょう。 本人は全車輪のつもりでしょうが、全軸集電なんて言葉はおかしい。 むかしTMSがよく使って居た言葉でその時点から間違って居ます。 軸ではダメです。 全車輪です。
また、集電シューの位置ですが、車輪の踏み面を擦る人がいますが、最悪の方法です。 できた時には集電が良くてニンマリしても、すぐにシューにゴミがついて、集電不良になります。 絶対に車輪の裏か、フランジの上かで集電すべきです。
カトーやトミックスのプラ台車のように、車軸を真ん中で絶縁して全車輪で集電するのは最高の集電方法です。 真鍮メーカーは、初めに書いたように、100年前とも思えるような方法をいまだに使っていて、呆れる限りです。
もっとも、エンドウでは、絶縁車輪の裏を擦る集電器具を発売していると思ったのですが、このあをによしには付けて居ない。 なぜだろう。 たぶん、この電車は飾りのつもりだからでしょうか。
床下器具の床板を取り付けて、コードが隠れて本当の完成です。
かくして、室内灯やヘッドライトのチラつきがなく走るようになり、あをによしの値打ちが一段と上がったように見えるのですが、こんな細工をしなくてもいいように、初めからちゃんと作っておいてほしいのです。 これは高価な車両なのです。 安物の車両に負けてはならない電気的な繊細さも必要です。
実は、この改造をしたのは、動力がない車両だけです。 動力車の台車にはギヤ装置が付いているので改造しにくいこともあるのですが、車体が重いので集電不良が起きにくいので、改造して居ません。 もちろんメーカーとして全車輪集電にして居ないので、そのうちに集電シューをつけるかもしれませんが、とりあえずはモーター車のライトのチラつきもないのでこのままで走らせて居ます。
あをによし 終わり
エンドウの近鉄特急 あおによし です。
とても綺麗な車体で、大枚張り込んで購入したのです。
でも、私のレイアウトのような急カーブでの走行は厳しい。
私のレイアウトの最急カーブはR490だ。 メーカーはR700程度推奨だと思ったけれど、R490を連結した状態で走れる。
これは意外だった。
しかし
ROCO製のカーブポイントの内側では脱線することがある。 外側でも脱線することがある。
ポイントではカーブは一律ではなく、部分的にキツくなっているからだろう。 この辺りは少しゆっくり走れば脱線しないこともあり、ぎりぎりのところだ。
こちらはポイントの後に少しSカーブがある。 こちらでは必ず脱線した。 Sカーブで脱線する主な要因はほとんどが連結器によるものだが、この場合台車側によるものか連結器によるものかはよくわからない。
台車の可動範囲を調べた。 車体についている台車の釣りリング?に当たって、台車の回転範囲が制限されている。 こんな、釣りリングなど実物同様に車体に付けなくても、台車につけておけば良いのにと思うのだが、この製品はこうなっている。
台車を外して見る。
釣りリングをボディーから外して、台車につけてしまおうか? でも工作が大げさになり、綺麗なボディーを傷つける可能性もある。 実はこの釣りリング、ネジで止めてあるだけだと思ったら接着剤も併用していて簡単には外れない。
そこで、こやつの台車に当たる角の部分を削ろう。 ボディーに傷をつけないように布を当てています。
こんな感じに削りました。 外側からは削ったのがわからない程度にです。
これで、台車の回転がほんの少しですが大きくなりました。
これで、ポイントでも脱線しなくなりましたが、モーター車の改造をしていない。 重量が重いのでほとんど脱線はしなかったのですが、やはりポイントのSカーブでは脱線する。
モーター車は台車を取り外せない(取り外したくない)。 そこで、モータツールを使って削りますが、回転しているので時々手を取られて他の部分に回転やすりが走っていってしまい、あちこちに傷をつけることがあるので、恐ろしい。
回転やすりがつるつると外側まで走って、傷がついてしまいました。 まあ、色を塗れば終わりですけれど。
削ったバリをキサゲで削っています。 回転ツールでは平面にならなくて凸凹しているので。
以上、釣り金具の角を削っただけで、なんと、このSカーブも脱線せずに走るようになりました。
これだけの車体のずれがありますが、連結器は対応できていました。 台車の改造だけで走行できるようになって、やれやれ。
ちなみに、ヨーロッパ製の模型は大型であろうがなんでも、ビックボーイでもR430と通過できるようにできています。 もちろん電車でもTGVでもR430はカタログにも明記してあります。 以前はR360が基準だったのですが、模型が精密化してきたのでR430になった。
R490は日本では急カーブのようだが、直径にすると道床を含めると1mよりも大きくなる。 ベニア一枚には入りきらない。
その点R430であれば、ぎりぎりベニア一枚に入るし、R360であれば、R430と複線でベニア一枚に入りきる。
ここが大事なのです。 レイアウト作りでは大きさが問題で、お寺ほどの大きな部屋があれば、R700なんても可能だろうけれども、普通の家では難しい。 その辺りをメーカーは考えなければ。 ヨーロッパではどのメーカーも、アクメ、ESU、ROCO、トリックス、リバロッシ、REE、 どこのメーカーでもR430を走れるように車両作りをするのが当たり前なのです。
模型は走らせてナンボで、走らせる場所の広さを取れないのはヨーロッパの家庭でも同じなので、急カーブを走れるように作る。 それは模型だからです。
ということで、「あおによし」 私のレイアウトのどの線路でも走れるようになりました。 ほんの僅かな改造でです。
次の改造があるので続きます。