ケントサセックス鉄道のサンデーランチに行きます。 サンデーランチは日曜日なので、今回の旅行は日曜日を挟んだ日程にしてあります。
このサンデーランチも、若い女性のブログでこの鉄道のサンデーランチに行ったと書いてあったのでわかったのですが、イギリスでこういうことをしている鉄道があって、それに女2人で行ったとか。 ゴスラーでもそうでしたが、女性の行動力はすごい。
これを予約するのに今のようにネットが発達していないので、多分手紙だったと思いますが、日数がかかり、最終的なチケットなどの書類は来ていなかった。 予約できているか少し心配しながら行ったのです。
イギリスの鉄道や保存鉄道が描かれている地図です。 行った頃のものですが、ロンドンより下に昨日行ったブルーベル鉄道が載っています。 しかし、ケントサセックス鉄道が無い。 鉛筆で薄く書き足したのですが、ロムニー鉄道と書いた少し上です。 ドーバー海峡のフォークストンから近い。
この行き方ですが。
ケントサセックスのパンフレットです。 どこからも鉄道がつながっていない。
青や赤の点々の線は作ろうと思ったのか廃線になったのか、そんな線です。
そこでバスを調べると、HEADCORNだったかどこか忘れたのですが、ケントサセックス鉄道のテンターデン駅に行くバス路線がありました。 もちろん日本で調べているのですが、サンデーランチは日曜日です。 日曜日はイギリスでは安息日です。 そこでわかったのが、そのバスが日曜日は運休の日です。
さて、困った、なんとか行く方法を見つけないと、とがんばって見つけたのが、遠回りだがアッシュフォード駅からバスがある。 アッシュフォード駅はアッシュフォードインターナショナルという長い名前の駅で、パリからのユーロスターで通ったことがあり、馴染みがあるほどでは無いが、位置的には見当がつく。
そして、今回は一泊になるのでホテルも予約した。 素晴らしいホテルで後述します。
ランチなので、昼にはサンデーランチの出発駅まで行かなければならない。
ということで、朝早く、素晴らしい朝食もとらずにホテルを出ました。
地下鉄のオリンピア駅に行くと待っても待っても地下鉄が来ない。 なんと、地下鉄も日曜日はオリンピア駅に来ないのです、短い盲腸線なのだからでしょう。
あわてて、大通りに出てタクシーを探す。 そして、最寄りの地下鉄の駅まで乗って、なんとかチャリングクロス駅まで到着できました。 日曜日のお出かけは要注意です。
チャリングクロス駅です。
構内は前日に来て切符売り場など調べてあるので、スムーズに行きましたが、2004年この駅でのインターネット環境です。日本よりずっと進んでいる感じです。
チャリングクロスは頭端駅、すなわち終点の駅です。 この電車に乗りますが、アッシュフォードに行くのは先頭の3両だったか? 後ろは途中で分割します。 駅の改札は一番後ろにあるので、先頭から3両ということは先頭を見つけないといけない。 だから、先頭まで走るように行って先頭からの台数を数えなければなりません。
これは日本の京都の山陰線でも同じで、園部以西にゆくには先頭から2両目までに乗らないといけないので、列車が入る前には一体どこに並んだら良いのか分からないのです。 閑話休題。
この電車と同じ形の電車に乗ります。 10両編成ぐらいあったので、先頭を見つけるのが遠かった。 発射時間は迫るし。
本当にドアだらけの電車なんです。 このドアの取手が外に付いていて中からは開けられない。 外開きなので危険だからでしょう、中からは開けられない。 窓を開けて手を出してドアを開けたと思うんだけれど。
長い編成なので、それこそドアがたくさんあって、乗り降りのために開いている。 そして、ドアを閉めるバタンバタンという音が鳴り出すと出発だ。 1時間半ほどで、アッシュフォードに着いたのですが、途中からは車内はがら空き。 そして、寒い。 7月なのに寒い。 そこで、新聞紙などを体に巻いて寒さを凌いだという車内でした。
アッシュフォード駅です。 大きな駅なので、こちらは多分裏口で反対側が表でしょう。
バス停を探します。
いた人にテンターデンに行くかと聞くと、ここで良いという。これで一安心。 バスを待つ。
バスです。 途中から乗ってきた客がずっと運転士と話をしていたのを覚えています。 日本のように堅苦しく無い。
こんな田舎道を走って
かなり田舎だけれど、雰囲気がある家だ。 幽霊が出そうな気もするけれど、
1時間ほどかかってテンターデンに到着。 綺麗な町だ。
こんな街を模型で作ってみたいと思ったのですが、駅にはどうゆけば良いのかさっぱり分からない。
レンガの建物がある坂道を下り
教会の横を通り
見つけたのが牧場のような柵がある建物。 これがケントサセックス鉄道のテンターデン駅です。
さて、これからいよいよサンデーランチです、とはならない。 サンデーランチが発車する駅は違う駅です。
つづく