鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

ギター発表会が終わりました

2024年07月02日 | 音楽 ギター

年に一度のギターの発表会がおわりました。

大きさは手頃で、音響効果が良い立派なホールです。

一時間前になっても練習もあまり熱が入らず、緊張のみが体を走り回り、手に汗をかいてきました。 若い人たちに聞いてもやはり手に汗をかいているとのことで、これは正常な出演前の生体反応だと思ったりして出番を待ちます。

前の人の演奏がたったの1分ほどなので、自演者席で待っている間はほんの僅かで、名前を呼ばれて、舞台に出る様に催促されます。

舞台の上をギターを持って、1人で歩いてゆく。 

真ん中に椅子が置いてあってそこに座って弾くのですが、一番前の席に孫たち一家が来ているのが見えた。

椅子の横で、しっかりとお辞儀をする。 これは先生からも言われていたのですが、バイオリンの吉村ひまりちゃんがとても深いお辞儀をするので真似しなければと深く体を曲げようとしても、体が硬くてあまり曲がらない。

椅子に座って、足台に足を乗せて、ギターを抱えて体制を決める。

緊張している様な、していないような、感じだが、やはり緊張はしている。

おでこに指をあてて、指に脂をつけたのだけれど、後から見ていた人に聞いたら、頭が痛くなって体調が悪くなったのかと思ったとのこと。 今度からやり方を変えなければ。

弾き始め、最初の音を出したが最後、後には戻れない。 やはりリラックスはしていない。 でも、初めの主題部分はまあまあいけたけれど、変奏に入ってから細かいミスが出る。 ありゃ、やっぱりミスしたなどと思いながら弾いていると、次々とミスが出る。 

でも、大きなミスではないので、この曲を知らない人にはわからないだろうなどと思って弾いているうちに、聴かせどころで違う音を弾いてしまった。 それを修正などできないので、何食わない顔で、それが楽譜通りだと思わせる様に、失敗したそぶりを出さない様に続けたのだけれど、ひょっとして、しまった! という顔をしたかもしれない。

まだ、ビデオができてこないので、自分でチェックができない。

 

演奏が終わって、笑顔をすること、は実践できた。

演奏した曲はヘンデルのサラバンド。 ハープシコード組曲だ。

 

素人の演奏では上手く弾けるはずがないので、最後まで弾けただけでも上出来だ。 だから苦い顔をするより笑顔をすれば、見ている人はうまくいったと思ってくれる。

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。

 

そうそう、終わった後会場のロビーで観客から、とても良い音でしたねと言われました。 音に気をつけて弾いていたので嬉しいのですが、まあ、ギターが良いからです。

 

 

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ギター教室発表会

2024年06月30日 | 音楽 ギター

今日は、習っているギター教室の年一回の発表会です。

正式な名前は、京都伏見ギター音楽院 でした。 自分でもはっきり覚えていなくて(汗)

発表会ですので、小学生以下から、多分私が一番年長の80歳近くまでいますが、個人レッスンなので、練習で会う人はほとんどいなくて、リハーサルの時に少し顔を見たぐらいです。

若い人はクラシックギターをやっていなくて、アコースティックでガンガン鳴らしたり、エレキもあります。 ウクレレもあります。 歌う人もいます。 という発表会です。 

当然、習いたてで辿々しい人もたくさんいますが、そうやってだんだん上手になってくるのでしょうが、私の様にだんだん指が動かなくなってくる高齢者もいるわけです。

 

私の出番は、39番目で15時27分頃、ヘンデルのサラバンドを弾きます。 ヘンデルといえば、バッハと同時代の音楽家で、ドイツで生まれたけれど活動拠点をイギリスに移して水上の音楽を作曲してテームズ川の上、船の上で演奏して、王様に聞かせてお抱えの音楽家になった人です。 

スペインものを弾くと派手で、素人ウケするのですが、たまには落ち着いた曲を弾こうとヘンデルにしました。

先生がゆっくり、ゆったり弾けと教えてくれるので、べらぼうゆっくり弾くと、いかにも初心者が、やっと弾いている感じになって、下手に聞こえてしまいます。 ゆっくり、ゆったりは難しいのです。 バイオリンならば音が鳴り続けているのでゆっくり弾けるのでしょうが、ギターでは弾いただけで音が消えてゆくので、ゆったりは難しい。

なんて、演奏する前に講釈を言っていますが、実は緊張して上がるのが一番怖い。 弾き出して、真っ白になって、訳がわからないうちに終わるのが怖いのです。 でもって、こんなことを書いて緊張を緩和しようと思ったのが今日のブログでした。  最後の合奏も出ますが、これは多人数なので気が楽です。

 

そうそう、場所は京都、二条城横の堀川音楽高校のホールです。 もちろん入場無料。 

雨なのでギターにカッパをかぶせて出かけます。

 

家で、ドレスリハーサルをした写真です。 本番の服装での練習です。

 

ステージに上がって演奏前に「鼻のあぶら」、 

おまじないのようですが、演奏前に鼻を触って指に少し油をつけて滑りを良くすること。 実際には鼻を触るのは格好が悪いので、おでこや首筋を触ります。  これを忘れないようにしなければ、、

 

では、行ってきます。

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なんでも鑑定団で高値がついた後

2024年05月24日 | 音楽 ギター

昨年の日記で、開運なんでも鑑定団で、クラシックギターに高値がついたことを載せました。

昨年の鑑定団に出たギターです。

 

この鑑定額がなんと 1000万円。 びっくりです。

 

今回の鑑定団では、このように高額がついた物が、その後どうなったのかということでした。

まずは、400万円の価格がついた、ワイン。

これがどうなったかと言うと、2家族4人で、立派なレストランでフランス料理を食べながら飲み干したとのこと。 ワインの使い方?としてはしごく当たり前の方法ですが、売ったりぜずに飲み干した。 立派です。

さて、このギターは、もともと売りたいと言うことでしたので、買い手を探していた様です。

1000万円のギターとなれば簡単には買い手はつかないだろうし、売る時にはそれよりかなり低い価格になると思われたのですが、なんと提示金額で買うと言う人が現れました。

小さな音楽ホールを借りての引き渡しでしたが、ホールに座っているのは買い手です。 遠くから写した映像では、クラシックギタリストの福田慎一さんに見えたのでした。 福田さんは日本でもトップクラスのクラシックギターの第一人者で、実は昔このギターを借りてCDに録音したことがあるそうで、そのこともあってこのギターの価値にプレミアがついて1000万円にもなっていたのです。

このギターの説明をすると、サントス・エルナンデスと言う人の作品です。 この人は有名なスペインのラミレス工房で働いていたので、作品はラミレスブランドで売られていましたが、その後独立してサントス・エルナンデスとしてギターを製作していました。 ラミレスはギターの世界ではバッグのルイビトンの様にトップブランドでしたが、音の良いものはエルナンデスが作った物だろうと言われるほど、すごい人です。 1941年作だそうです、私が生まれる前だ。

ですから、クラシックギタリストにとって、サントス・エルナンデスは歴史上の逸品になるわけです。

 

さて、このギターを買った人は、福田慎一さんではありませんでした。 80歳代の建築関係のお仕事をされていた方。

そして、この方がギターを弾かれるのかと思いきや、全くギターは弾けませんとの事。

ではどうすのかと言うと、好きなギタリストに使ってもらいたい、ということでそのギタリストが登場。

ルナ憲一さんとおっしゃる方で、私は知りませんでしたが、アントニオ古賀さんと一緒に舞台に出られていた方です。

と言うことはクラシックギタリストではなくて、演歌系の演奏ですが、それだけではなくて、ラテン系やクラシックの曲も弾かれている様です。 一人で独奏も色々されているマルチな方。

この方に、このギターを渡して、音楽ホールですから、テレビ的にも何人かの客を入れて、演奏してもらいました。

曲は「アルハンブラの想い出」 トレモロの曲です。

ということで、サントス・エルナンデスの音色を聞くことができたのですが、会場の客は素晴らしい綺麗な音で感激したと言っていました。

でも、私的には、やはりエンターテインメント的な音の出し方だったので、少しがっかり。 申し訳ないですが、クラシックギターが本職の人に弾いてほしかった。  何と言っても、歴史的なクラシックギターの楽器ですから。

最後にルナ憲一さんが、このギターの所有者になられた建築家の方に、ギターをいただけるんですか? と言うと、差し上げません、とはっきり断られていました。 

でも、ルナさんのために1000万円出してこのギターを買われたのですから、ずっとルナさんはこのギターを使わせてもらえるんだと思います。 良いな〜

 

 

このギターは50年以上前に買ったもの、やまの・てるじ氏の1968年作の楽器です。 当時かなり無理をして買ったのですがサントス・エルナンデスはこのギターが数十本も買える価格です。 

この写真を人に見せたら、笑顔!!と言われてしまいました。 

先日のマリンバの先生、顔出しOKとのことで顔出ししました。 私の渋い顔と違って心が洗われますよ。

 

 

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マリンバの魅力

2024年05月22日 | 音楽 ギター

マリンバの講義がありました。

マリンバとはアフリカで始まった木琴の様な楽器で、メキシコで広がったそうです。

講義と演奏は、大森香奈さんとおっしゃる、マリンバ奏者のプロの方で、その経歴は、音大を出てからミュンヘンの音楽演劇大学院修了、イタリア国際打楽器コンクール第1位、審査員特別賞、などなどから始まって、現在まで世界各地で演奏や講演などを行っておられます。 そして今では音楽コンクールの審査員もしておられるほどの方ですが、若い。 年は知りませんが、見た目は30歳そこそこに見えるけれど、綺麗な女性です。

 

マリンバの説明です。 プロの方なので顔出ししても良いかもしれませんが、許可を得ていないので隠しています。

PS: ご本人の許可をいただけたので、顔出しします。

一見、芸能人の友近さんにそっくりで、友近さんを想像してもらえれば良いかと。 とても小柄ですが笑顔で元気に講義されています。

 

マリンバは叩いたでけでは音が消えてゆくので連続して音を続けるにはトレモロをします。 そのテクニックを初級から上級、そして超上級からスーパー超上級と、笑いを入れながら素晴らしいテクニックで実演してくれます。

 

叩く棒をマレットと言いますが、片手に2本ずつ持っています。 これは中級の説明です。

音声録音で記録したので、あまり写真は撮っていませんが、木琴を叩くと下のパイプが音を共鳴して唸る様に聞こえます。

素晴らしい音色です。 パイプの数を見ればわかるけれど、ただの木琴ではない。 なにせ狭い部屋でこの距離なので、迫力満点。

 

作曲もされていて、日本の伝統音楽を取り入れたり、ブレゴリー聖歌なども取り入れて、曲を作っておられました。

 

最後にご自分で作曲された「桜乱舞」の演奏です。 初めに巫女さんの鈴を鳴らして始まります。 そして、太鼓の音や鉦の音などは録音で、それら日本の音の風景と共にマリンバで桜を主題に綺麗な音楽から迫力ある音楽へと、素晴らしい演奏でした。

やはり世界で演奏するには、日本をイメージした、エンターティナーメントを意識しているんだと思いました。

 

マリンバ全景です。 始める前に撮影しておけば正面から写せたのですが、休憩時間に撮影、 こうやって木琴が2段に並んで下に金属製のパイプがあります。 音は5オクターブをカバーしていて、長さは2m以上ありそうです。

オランダ製とのこと。 スポンサーらしい、 さすがプロですから色々なスポンサーがついているし、見つけなければならない。

 

マレットです。アメリカ製とのことですが、大きさや重さ、丸い中の構造や赤い色の毛糸のジャケットもこの方独自のものだそうで、大森マレットして販売しているとか。 持たなかったけれど、このマレットは多分世界一重いとのこと。 小さな体で重いのは辛そうだが、マレット自体の重みで強く叩かなくても大きな音が出るという。 やはりプロの使っているこういう道具にも独自の拘りがある。

 

さて、終わったら分解して車に積まなければなりません。

 

木琴はゴムバンドの様なもので台に固定してありました。このゴムバンドを外して、木琴を取り外します。

 

外した木琴を梱包しているところですが、この写真はパイプがよくわかるのでパイプを見てください。 すごい数のパイプでしょう。 ここで見えているのは、手前側ですからピアノでいう黒鍵の分です(木琴も黒鍵の分)。 このパイプの後ろのはさらに白鍵に相当するパイプが並んでいるので、すごいパイプの数です。

マリンバ奏者は演奏だけではなくて、こういう力仕事もあるのです。 靴を脱いで膝をついて体重をかけながら梱包してゆきます。

 

こちらは白鍵に相当する分で木琴の数が多い。 専用の袋に入れて丸めて荷造りします。

 

黒鍵の木琴が入った袋です。 丸めてこうなったのですが、これが重い。 私が抱き抱えてエレベーターホールまで持ってきて今から玄関まで運びますが、一番大事なパーツだから丁寧に扱ってねと言われているので、本当に抱きかかえて運んでいるのですが、重い。 腰にくる。

 

木琴を取り外したので、パイプが見えています。 低音のパイプは丸くなくて四角です。

 

パイプを取り外して、台枠だけになりました。 これも分解します。

 

みんなで手分けして車まで運んで、ここから先はお任せしないと、載せる位置、順番が大切。 すでにいくつか載せてあるのですがよくこの車に乗るものだと思うほどの量です。 それに、手伝ってくださったのはご両親、そしてマリンバの先生も乗れば車はぎゅうぎゅうの状態でしょう。

普通の音楽会ではマリンバの演奏の花形部分しか見られないでしょうが、マリンバの分解、その重さ、梱包、車に積み込むところまで見ることができました。

珍しい体験でした。 高齢者の学校では普通に見られない体験も結構あります。

 

大森香奈先生、素晴らしい演奏ありがとうございました。 これからも世界で活躍してください。

皆さんも機会があれば音楽会に行って下さい。 マリンバの音に酔いしれますよ。

 

 

 

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