鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

2000年 オーストリアの旅 その6  ザルツブルグからインスブルックに向かう

2023年10月20日 | 海外旅行

ザルツブルグ駅で特急マリアテレジアを待つ。

列車の編成表 自分の乗る車両を確認。

 

特急、マリアテレジアが入って来た。 実はこの時にはマリアテレジアの名前を知らなくて、列車名をまともに読めなかった。帰国後、娘に言うとマリアテレジアは有名だと言う。 かのハプスブルグ家の女帝で、ヨーロッパの多くの国を従えてすごい帝国を支配していた、フランス王室に嫁に行ったマリーアントワネットの母親とのこと。 娘に習ったのですが、その時にはハプスブルグ家もわからなかった。 オーストリアに行っているのに。

 この写真で気が付いたのですが、ホームの軒にずーと花が飾ってある。 ゼラニウムだろうけれど、気配りがすごい。

 

一等車には黄色い帯がある。 これに乗り込む。

 

コンパートメントで、他に誰もいない。 一人占めだ。

発車して驚いた、静かなのだ。 今までに何度もヨーロッパのコンパートメントには乗っているが、自分一人だと本当に静かで、聞こえるのはエアコンから噴き出す小さな風の音だけだ。 電車と違って、オープン座席と違って客車のコンパートメントは静かなのです。 

音もなく走り出した感じ。 すぐに川を渡り、ザルツブルグの街並みを遠くに見て列車は西に向かいます。

うわー 良い景色。 まるでファーラーの建物キットを並べたようで、本当にこんな家があるんだ。

 

これは牛農家だろう。 この家の左半分は牛小屋のようだ。 そして牛がゴロンと寝ているのも長閑だ。

 

そして、いつものように食堂車に行く。 ここでコーヒーを飲んでゆったりした気分になる。

 

外の景色は相変わらず綺麗なのだが、ひょっとしたらここはドイツかもしれない。

先日の地図を見て貰えばわかるのだが、一部ドイツ領内を走る。 最短距離だからだ。

途中で停車はしないので、入国手続きなどない。

 

停車した。 ここはもちろんオーストリアの駅で、多分最新型の電気機関車がいた。

 

車窓にはトウモロコシ畑なども出て来て、いよいよ、チロル地方に入って来た。

コンパートメントの廊下側からの撮影です。

途中イエンバッハ駅を通る。 ここからはツィタータール鉄道やアッヘンゼー鉄道が出ているが、それは明日ゆく予定だ。

 

インスブルック駅

 

スイスの機関車でもそうだったが、この機関車からもこんなコードが出ている。

 

乗って来たマリアテレジアの客車は赤と黒だったが、それまでのオーストリアの客車の色は黄色とオレンジだったのです。

 

ここから歩いてホテルを探します。

ホテルの外観を撮ってあったの思うのですが写真がないので内部です。

小さなホテル、安いホテルですが日本から予約できる程度のホテルなので基本的に安心。

さて、チェックイン後は、模型店に行くことにしています。

つづく

 

 

 

 

 

 

 

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蒸気機関車を作る 160型  その2

2023年10月19日 | 模型車両

160型足回りを組み立てたあと

 

モーターをつけずに静かに押してみると、回転が重い場所がある。 前から押した時。

 

後ろから押した時。

ロッド式の宿命かもしれないが、これを解決しないとスムーズに走らない。 この機関車の場合ほんの少し重かっただけなのですが、時々回転しないほどひどいこともあります。

そこで、考えてみました。

模型の機関車は本物と違い、ピストンからのメインロッドではなく、モーターにつながった車輪からロッドで他の車輪に回転を伝えています。 その辺りを考えたのですが

この絵は正しくないのですが、考えてみたということだけお伝えしたいのです。 実は2007年の事なので詳細は覚えていないのですが(汗)。

 

左右の動輪の位相が90度異なるので左右のロッドが回転を伝える力は正弦波状になります。 そして、左右の合力は一定の力になる。 なるほど、ロッドが左右にあることによって綺麗に回転を伝えることができるんだ。

 

これは、理論です。 でも模型の車輪のロッド穴が果たして左右とも同じ90度になっているのかどうか。 なっていなければこの理論はあてはまりません。

そこで

台車を動かさずに、右と左からカメラで撮影して、果たして直角かどうか測定してみました。

もちろんカメラの水平を合わせて、画角の影響が出ないように少し望遠レンズで、固定して慎重に撮影しました。

こちらが右側

 

これが左側です。

実際にはプリントした写真に線を引いて角度を測ったのですが、これが難しい。

微妙な角度までは測れない。 まあ、失敗したという事。 良い方法だと思ったのだけれど。

 

これは動輪が回転する時にどんな力がかかるのかを考えた図です。

ロッドに押されて車軸がいろいろな方向に押される。 

ですから、工作精度を正しく作らなければならないのですが、きっちり遊びなく作ってしまうと、それが少しずれた位置だと全く動かなくなってしまいます。 正しい位置に精度良く作るのはとて難しい。 だから、結局は少し遊びを持たせて、ロッド穴も少し大きめに作るとか動輪の上下動きも適当に遊びを作らなければ動かない模型ができてしまいます。

かと言って遊びが大きければ、これまた動かないし、 まあ、ロッド式は難しいものです。

結局、私の160はどうやったのか忘れましたが、基本的にキットの作りが良かったのでしょう。少しの遊びを作る事でスムーズに走るようになりました。

 

明治村の160は黒いのですが、

 

明治の絵を見ると機関車も客車も結構カラフルなんです。

 

そこで、赤く塗ったのです。 イギリス製らしくと思って。

 

HNモジュールの入江のモジュールで撮影。

赤がわからないじゃないか! まあ、良いんじゃない?

ということで、私の160型は完成したのでした。

おわり

 

 

 

 

 

 

 

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蒸気機関車を作る 160型  その1

2023年10月18日 | 模型車両

最近、車両工作をしてませんが以前に作った蒸気機関車の工作を書きます。

これは多分高校生の頃に描いた絵です。

この時にはこれを作るとは夢にも思っていなかったのですが。

 

2004年頃に、珊瑚のキットを買いすぐに組み立てを始めました。 この時には上のような絵を書いたことも忘れていたのですが。

 

車体は当たり前に作って、

 

動輪押さえ板の下に、プリント基板で作った板を重ねています。

先輪に集電シューつけるためです。

 

カマキリの手のように見えるのが先輪の裏を擦る集電シューです。

 

ここに先輪を入れますが、集電シューが台枠と擦れてショートするのを防ぐために、紙を貼っています。

ここで、先輪を3点支点のようにするための棒が台枠から出ているのが見えますが、珊瑚の工夫です。

 

先輪を抑えるためにバネを入れました。

 

先輪をつけました。 これで先輪も両車輪とも集電できて、機関車全体で全車輪集電になりました。

この効果はものすごく大きい。 鉄道模型は電気で動く、集電の重要性は嫌というほど認識しているので全車輪集電は極力行うようにしています。

動輪の集電シューの写真がないのですが、動輪の裏を擦るように集電シューをつけています。 時々車輪のタイヤ(踏面)を擦るようにしている例がありますが走っているうちに線路からゴミを拾って集電シューがゴミだらけになり集電不良の原因になります。 車輪の裏を擦るかフランジを擦るかが原則です。

 

このような処理をしていることで、私の機関車の走りはどれもとてもスムーズです、ゆっくりとスムーズに走る。 集電の工夫だけで随分走りはスムーズになります。

 

つづく

 

 

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2000年 オーストリアの旅 その5  ザルツブルグ駅 

2023年10月17日 | 海外旅行

オーストリア旅行

 

ザルツブルグを出発してインスブルックに列車で向かいます。地図の黒い点々の部分です。

 

ザルツブルグ駅。

架線があるが、この街に市電は無い。 トロリーバスの架線だ。

雨が降っているが前日切符を買いに来た時の写真で、出発の今日は晴天だ。

 

駅の中

 

特急、マリアテレジアのチケットは前日に買ってある。 

中を開くと、これがチケット。 1等だ。

ザルツブルグ中央駅からインスブルック中央駅まで。

さて、まだ時間があるので荷物をコインロッカーに入れて近くを散策しようとしたのだが、コインロッカーの料金支払い機が一箇所で管理する電子的な方法で、日本ではまだまだこんな新しいタイプのものがなかった。 少し戸惑ったが荷物を預けて、駅前にゆく。

すると、なんと、ポルノショップが並んでいる。 駅正面の裏の道だが、歩いて3分ぐらい。 それも隠れたような小さな店ではなく、2階建てのビルもあったり、大きな店が何軒も並んでいる。 音楽の都、ザルツブルグの裏側を見たような気がした。

そんな、所ばかり行ってはおられないので、陸橋に行く

 

おりしも、大きなディーゼル機関車に引かれた貨物列車が発車したところだ。 このエンジン音がものすごく大きい。

しかも重連だし、多分BR215だろうか?  この音は今でも覚えている。 喧しかった。

 

こちらは旅客ホーム側。 

さて、駅の中に戻り、新型のコインロッカーを苦労して開けて荷物を出すと、昨日ミラベルの音楽会チケットを紹介してくれたカプルに出会った。

 

せっかくなので写真を載せておこう、多分インスブルックとは反対方向のウイーンに向かうと言っていたような。

 

売店の横を通ると

 

何か読みやすいと思ったら日本語のポスターでした。 やはりザルツブルグは日本人にすごく人気だからだろう。

 

構内で列車を撮って回る。 これは多分ハルシュタットの方にゆく近郊列車だろう。 電車じゃないよ。後に電気機関車が付いているペンデルツークだ。

 

こんな絵が書いてあったり。 多分落書きだ。

 

やはり先頭は電気機関車のシティーシャトルだ。

 

ドイツの気動車。 ここからドイツ国境は近いのでドイツの車両も乗り入れているのです。

 

凸型のオーストリアのディーゼル機関車

 

 

この機関車が引いているのが右側の客車。 イタリアの客車だ。

 

行き先は ローマとある。 こんな所からローマに行けるのだ。 さすがに陸続きのヨーロッパ。

だから、ヨーロッパのレイアウトを作って同じ駅にオーストリア、ドイツ、イタリアの車両を並べてもおかしくないんです、ということを学んだ。

さて、自分の乗るマリアテレジアの時刻が近づいてきました。

つづく

 

 

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新レイアウトの製作 その48  塔のあるレストラン

2023年10月16日 | レイアウト

新レイアウトの製作

エコーのスーパーカブを買いました。

養鰻池の横に置いて、ずいぶん雰囲気が生々してきました。 小物は大事です。

ユーロの景色を工作していますが、日本の方も時々手を入れます。

 

さて、ユーロですが、あまり実感にこだわらずに、夢の世界のようにしたい。

と言うことで、かなり派手な建物、塔のあるレストランを買いました。

景色を考える上で建物によって雰囲気が左右されるので、とりあえず建物を作ります。

 

ものすごくたくさんパーツがあって、手のつけようがない。 とりあえず、テーブル類に色付けをしました。

 

建物の柱がプリントで凹凸がない。 

 

そこで、プラの細い棒を買ってきて焦茶色に塗装して柱を貼る準備までしたのだけれど、とても無理なことがわかりました。 プリントのままでゆきます。

 

塔ですが、継ぎ目の線が見えて興醒めです。 そこで、継ぎ目にパテを塗りましたが、

 

継ぎ目だけにパテでは色もおかしくなりそうなので、全体にパテを塗りました。

 

屋根です。 オレンジ色ですが

 

黒にシルバーを少し混ぜて鉄平石のような色に塗り替えました。

 

これは

ドイツで見た、ゴスラーの景色を意識しています。

 

ということで、塀になるところにも鉄平石色を塗って、パーツが多いので何に使うのか調べての色塗りは大変です。

 

つづく

 

 

 

 

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