今週の土曜日(21日)は、第2回ドーナツ杯1.2年生スピーチコンテストです。
今回は、今までにない数のゲストの方々が来られますし、
ゴールデンウィークの特訓でも、元俳優の方が来てくださったりと、
少しずつコンテストの認知度が上がってきたことを実感しています。
1年生と2年生の同時開催、
同じ学校同士がペアになっての即席スピーチ、
国際交流基金の助成が認められたこと、
バスで50人の応援団を派遣する学校が出たこと、
テーマを学生達が考えたこと、
スピーチのあり方そのものを審査員が討議すること、
など、現状のスピーチコンテストを少しでも改善しようと
していることは、伝えられるかと思います。
しかし、私が感じている大学日本語科の根本的な問題は、
ここでも解決されていません。
それは、
「一夜漬け、その場しのぎ、言い訳」に終始しているということです。
ある日本企業の方は、次のようにおっしゃっていました。
「大学のサークルなんだから、1年間のスケジュールが立てられますよね。
ある意味では、企業よりやりやすいのではないでしょうか」と。
私もそう思っていました。
大学なんだから、1年間のスケジュールを立てて、十分な準備ができるだろうと。
しかし、現状はまったく逆でした。
何しろ、期末テストの日程でさえ、数日前に通知される学校がありますし、
時間割が新学期の最初の授業の前日に渡されることもあります。
スピーチコンテストにしたって、
「明日(2日後)のコンテストに選ばれましたから出場してください」
というケースも、何度か聞いています。
学生から、
「先生、明日のコンテストに出場するので、アドバイスをしてください」と言われ、
「今まで何をやっていたのですか?今からで間に合うわけがありません」と答えたのですが、
「さっき、連絡があったのです」と言われてしまいました。
もちろん、そんな形で出場した学生が、いいスピーチができるはずがありません。
コンテストの運営スタッフ、出場する選手、そして何よりも教員自身が
一夜漬けでしか事にあたらないから、いつまで経っても日本語教育が変わらないのではないでしょうか。
それは、準備・リハーサルの軽視と同時に、振り返りを行わない、というところからもわかります。
一夜漬けでイベント・コンテストを行い、終わったとたんにすべてを忘れる、
この繰り返しで、どうやったら成長できるのか、私には理解できません。
ドーナツのイベント・コンテストも、だんだん、一夜漬けに近いものになってきました。
そして、審査員として来て下さった方から、厳しい意見が相次くようになりました。
意見を言ってくださっている間は、まだ救いがあります。
ある企業の方のように、「学生の遊びに付き合っている暇はない」と言われ、
二度と来てくれなくなることもあるのです。
お母さんのように優しい先生が多い中で、一定以上の質を保ち続けるのは簡単なことではありませんが、
学校の外では、それ(質を高めていくこと)が当たり前だということを、ドーナツのスタッフは肝に銘じておいてください。
みなさんが成長できないのは、能力がないのではなく、
「一夜漬け・その場しのぎ・言い訳」を積み重ねているからです。
成長したいと思う学生は、「改善・振り返り・十分な準備」を習慣にしてください。
今回は、今までにない数のゲストの方々が来られますし、
ゴールデンウィークの特訓でも、元俳優の方が来てくださったりと、
少しずつコンテストの認知度が上がってきたことを実感しています。
1年生と2年生の同時開催、
同じ学校同士がペアになっての即席スピーチ、
国際交流基金の助成が認められたこと、
バスで50人の応援団を派遣する学校が出たこと、
テーマを学生達が考えたこと、
スピーチのあり方そのものを審査員が討議すること、
など、現状のスピーチコンテストを少しでも改善しようと
していることは、伝えられるかと思います。
しかし、私が感じている大学日本語科の根本的な問題は、
ここでも解決されていません。
それは、
「一夜漬け、その場しのぎ、言い訳」に終始しているということです。
ある日本企業の方は、次のようにおっしゃっていました。
「大学のサークルなんだから、1年間のスケジュールが立てられますよね。
ある意味では、企業よりやりやすいのではないでしょうか」と。
私もそう思っていました。
大学なんだから、1年間のスケジュールを立てて、十分な準備ができるだろうと。
しかし、現状はまったく逆でした。
何しろ、期末テストの日程でさえ、数日前に通知される学校がありますし、
時間割が新学期の最初の授業の前日に渡されることもあります。
スピーチコンテストにしたって、
「明日(2日後)のコンテストに選ばれましたから出場してください」
というケースも、何度か聞いています。
学生から、
「先生、明日のコンテストに出場するので、アドバイスをしてください」と言われ、
「今まで何をやっていたのですか?今からで間に合うわけがありません」と答えたのですが、
「さっき、連絡があったのです」と言われてしまいました。
もちろん、そんな形で出場した学生が、いいスピーチができるはずがありません。
コンテストの運営スタッフ、出場する選手、そして何よりも教員自身が
一夜漬けでしか事にあたらないから、いつまで経っても日本語教育が変わらないのではないでしょうか。
それは、準備・リハーサルの軽視と同時に、振り返りを行わない、というところからもわかります。
一夜漬けでイベント・コンテストを行い、終わったとたんにすべてを忘れる、
この繰り返しで、どうやったら成長できるのか、私には理解できません。
ドーナツのイベント・コンテストも、だんだん、一夜漬けに近いものになってきました。
そして、審査員として来て下さった方から、厳しい意見が相次くようになりました。
意見を言ってくださっている間は、まだ救いがあります。
ある企業の方のように、「学生の遊びに付き合っている暇はない」と言われ、
二度と来てくれなくなることもあるのです。
お母さんのように優しい先生が多い中で、一定以上の質を保ち続けるのは簡単なことではありませんが、
学校の外では、それ(質を高めていくこと)が当たり前だということを、ドーナツのスタッフは肝に銘じておいてください。
みなさんが成長できないのは、能力がないのではなく、
「一夜漬け・その場しのぎ・言い訳」を積み重ねているからです。
成長したいと思う学生は、「改善・振り返り・十分な準備」を習慣にしてください。