天津ドーナツ

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天津ドーナツ「考えるための日本語基礎ゼミナール(仮称)」

2012-03-07 05:02:53 | 日本語学習法
天津ドーナツ「考えるための日本語基礎ゼミナール(仮称)」説明会資料

2012年3月24日(土)

ドーナツ学習部門担当 王永钥

天津ドーナツ顧問 川端敦志

1.目的:覚えるだけの日本語学習からの脱却法を、各大学で検討し、他大学と共有する

2.方法:各ゼミで試行錯誤したものを持ち寄り、発表・検討。

3.ゼミ設立提案の理由

(1)日本語学習法の偏りの修正

①日本語能力試験:N1合格者でも、日常会話が出来ない人がいます。

②卒業論文:企業の面接で提出を求められることはありません。

③スピーチ・プレゼン:コミュニケーションが成立していません。

④一人の日本人教師が、日本語・日本人・日本を代表することはできません。

⑤授業と授業・科目と科目、教室と外…がばらばらに切り離されています。

  (2)日本語教授法の改善

    ①個別性の不足:共通して学ぶべきことだけで終わっているのが現状。

    ②教師の得意分野が生かせない:

苦手な科目を苦手な方法で教えている先生が少なくありません。

=苦手な方法で学んでいる学生が少なくない可能性があります。

  (3)自由な時間(可処分時間)を作る

    ①授業中の疑問を、その週のうちに解決できる

    ②知識を整理しながら、授業を受けることができる

    ③授業に臨む態度が、受身から主体的になる

    ④教師との関係が良好になる

    ⇒①~③の結果、授業内容の定着速度・定着率があがり、予習・復習に必要な時間が短くなる。

4.発起人の期待:3の状況を改善すること

  (1)形式主義≒裸の王様からの脱却

    A:海抜0mからの900m(30ページの報告集)

    B:海抜7800mからの900m(30ページの報告集)

    ⇒同じ「900m(30ページの報告集)」でも価値が違うことがあります。

  (2)一人ひとりの「納得」(≠説得:前回の反省点から):個別性の追求

    A:学生―それぞれの学生の考えていること・根拠は違います。

    B:ゼミ―それぞれの学校の特徴・条件・雰囲気は違います。

  (3)交流・つながり・切磋琢磨

    A:ゼミ生同士

    B:ゼミ生と指導教師

    C:他大学のゼミ生・指導教師

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一日でも早く、「天津ドーナツ…」ではなく、「天津市日本語ゼミ」になってほしいと思います。

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