年始

姉の所にお年玉を持って年始の挨拶に行く。
母は孫会いたさなのか、はたまた飼い犬のココア会いたさなのか定期的に姉宅に行く事を希望して、その度に私は車で送って行く事になる。

私はブログネタとして写真を撮りに行く。
そして撮影したのが下の写真である。
毛皮の上にこんなものを着させられているが、嫌がっているようではなく、カメラを向けても普段ならば顔を背けるのだが、何故か大人しく正面を向いたまま写真を撮らせてもらえた。

来年はネズミの衣装を着させるそうである。
ココア君。十二支すべて着るよう長生きしてね。

四季 冬 -森博嗣 著 講談社文庫

真賀田四季博士の内面世界を描いた冬。
人との会話、風景のすべてが博士の中ではいつでも好きな時に再現できる内面世界。
ひょっとして博士はコールドスリープ技術によって物語のすべての人が年老いた時代にひとりだけで、出会った人々の思考をトレースして内面世界で会話を行なっている物語ではないかとも思ってしまいます。

事実、博士の中には其志雄という別人格がいて内面世界では会話をしているわけだし、真賀田博士と他の人との会話の中で博士は犯罪者としてではなく、世界中の人が利用するシステムの開発者として相手が相談しています。

ひょっとしたら自分の思考パターンをコンピュータの中に入れてしまい真賀田四季博士は亡くなった世界での話かも知れません。

色々と読者の想像を膨らませる物語です。