この1週間、ヘビロテで聴いています。
ERIC DOLPHY『ERIC DOLPHY QUARTET IN EUROPE The COMPLETE 1961 Copenhagen concerts』(ESSENTIAL JAZZ CLASSICS EJC55546)
『IN EUROPE』のVol.1~3と『Here And There』のアルバムから1961年9月6日の演奏、同月8日の演奏をまとめ、ボーナス・トラックとして同月4日の演奏3曲を収録。
いろいろ調べてみると、「LES(Miss Ann)」の録音日が6日のものがあれば、8日と記述されているものがあった。
LESは6日に2回、8日1回演奏されているらしい。
さて、正解は?
それはさておき、本アルバムの録音状態は高音質とは言えないけれど、ライブ感がしっかり味わえる録音となっている。
ある記述には、録音順となっているが、真偽不明である。
今までは、『Vol.1』に収録されていた「GOD BLESS THE CHILD」におけるドルフィーのバス・クラが素晴らしいと思っていたし、世間もそうした評価であったと思う。
本CDは2枚組で、それぞれの冒頭曲「DON'T BLAME ME」、「GLAD TOBEUNHAPPY」で、ドルフィーはフルートを演奏している。
このフルートがいいのだ。
しっとりと始まり、徐々にスイングしていく。
何度聴いても、くぅ~っ、たまらん!
従って、ヘビー・ローテーションで聴いているのである。
ドルフィーが没して後、このフルートはコルトレーンに渡った。
小生の部屋には、フルートを手にし、イスに座って俯いているコルトレーンのモノクロ・ポスターが飾ってある。
ではでは。