<特集ワイド>そのエコ、本物?! 「数値で効果」検証を
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レジ袋は石油の“廃品”を有効利用、環境には特によい
かねてから疑問に思っていたレジ袋削減運動について、そうだそうだっと思う記事が出ていました。
中部大総合工学研究所の武田邦彦教授(資源材料工学)は、5月末に発売された著書「偽善エコロジー 『環境生活』が地球を破壊する」(幻冬舎新書)の内容を記事にまとめたもののようです。
「レジ袋は、もともと石油の成分のうち使い道がなく焼却されていた成分(エチレンなどのオレフィン成分等)からできている。いわば石油の“廃品”を有効利用しているもので、環境には特によい」
レジ袋削減や代わりに使うマイバッグについても「石油の中で貴重な成分(BTX成分)でできていて、使う石油の量はレジ袋の比ではない。また、これまで家庭で生ゴミを捨てる際などにレジ袋を活用してきたが、レジ袋を追放すれば代わりに専用ゴミ袋を新たに買わねばならず、結果的に石油の消費量はほとんど変わらない」
等など丸ごとコピーしてしまいたいような内容です。
私は当初からレジ袋削減運動には消極的です。
まず、一番の理由として、我家はいただいたレジ袋を大いに活用しています。
ゴミの分別はすべていただいたレジ袋で分けています。
そして毎日朝夕のわんこのお散歩で、糞はレジ袋に入れて持って帰り処分します。
近頃ペットコーナーに専用セットなどが売っていますが・・・
レジ袋削減で1枚2円でレジ袋を受け取らなかったとして、専用袋は朝夕の2回分の4円ではとても買えるものではありません。
っとなると専用袋購入の費用がかかるということと、わざわざ専用ビニール袋を作る石油を消費してしまう事と2重悪になりますよね。
そして、近頃お買い物専用袋をアチコチからいただきます。
我家は中途半端な袋が沢山溜りました。
ゴミを入れて捨てるのは気が引ける・・・でもお買い物を入れるには小さかったり、マチや底が狭くて安定感が悪く使いづらいものばかりです。
生産業者さんの立場からみれば、レジー袋の売り上げが少なくなる事の引き換えに、新たな生産物を作っていることになるのです。
これでは石油の消費量が減るはずはないのでは??っと思ってしまいます。
それに・・・
レジ袋は本来使い道がなく焼却されていた成分(エチレンなどのオレフィン成分等)からできている。
って・・・知らなかったので驚きです。
これならレジ袋の削減運動は必要ないですよね。
売り手側のパフォーマンスに乗ってしまわないよう、賢い消費者になりたいものです。