徳永写真美術研究所 Column


徳永写真美術研究所(TIPA)の日常コラムです。

印画紙事情

2010-03-14 | 写真に関するお話





先週
コダックよりカラー印画紙の製造販売終了が発表されました。
米国本社より突如製造販売終了の通達があったそうです。
製造は既に中止、
現在庫がなくなりしだい終了との事。
この情報を前もって知っている人の買占めにより
店頭の一部該当印画紙は
底を着いているという噂もあります。

私も販売中止の予感はしていたのですが
うっ・・・出遅れました!

Takayuki・Yoshieともにカラーのシリーズは
この印画紙を使用しています。
ザンネン。



今後はフジの印画紙で代用することになります。

Yoshie

*********


2010年度TIPA写真塾
受講生募集中!

■講座一覧■
*写真講座1・2(基礎的なことから、秘法も公開?、作品制作まで)
*表現研究講座1(非銀塩写真の可能性を探る実験的な内容です。)
*表現研究講座2(写真表現の延長としてシルクスクリーン技法に取り組む基礎講座)
*シルクスクリーン研究科(技法体験の域を越えて作品制作に取り組みます。)




これから読む本

2010-03-13 | 美術に関するお話




明日からカバンに入れて、電車の中で読む本です。

「タイトルの魔力」
著者:佐々木健一
出版:中央新書

<紹介文>
絵画や彫刻の展覧会で
作品の傍らには必ずネームプレートが寄り添っている。
音楽、小説、詩、戯曲・・・・・・。
いずれもなんらかのタイトルが付されている。
(なかには「無題」というタイトルもある)
では、このタイトル、いつごろからどのように、
作品と不即不離の関係になったのだろう。
人の名前、商品のネーミングも視野に入れながら
藝術作品におけるタイトルの役割と歴史を考える
刺激に満ちた美学の冒険。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は作品タイトルをなかなか決めることができません。
また、いったん決めたとしても
しっくりこなくて次の展示で変更したこともありました。

日本語の微妙なニュアンスを大切にして
タイトルを決めると英訳できなくて困ります。
ここ数年、
最初から英語でタイトルを決めるか否かについて悩んでいます。

何かヒントになることがあればと思い読む事にしました。



Yoshie


*********


2010年度TIPA写真塾
受講生募集中!

■講座一覧■
*写真講座1・2(基礎的なことから、秘法も公開?、作品制作まで)
*表現研究講座1(非銀塩写真の可能性を探る実験的な内容です。)
*表現研究講座2(写真表現の延長としてシルクスクリーン技法に取り組む基礎講座)
*シルクスクリーン研究科(技法体験の域を越えて作品制作に取り組みます。)



憧れの作家

2010-03-11 | 美術に関するお話


大学生の時、
「美術鑑賞」という授業がありました。
一年間、美術館やギャラリーを巡り
現代の美術の動向について考える内容です。
最終的に数本の展覧会をピックアップしてレポートを提出する授業でした。
当時は1980年代後半
この授業を受講していたのはたぶん1989年。
インスタレーションの形式をとった作品が多かった時代です。
ジャンルや技法にとらわれない表現が私の心を捉えました。
この時期は、毎日、京阪神のアートシーンを見続けました。
廻った数は一年間で200は軽く超えていたと思います。
その中で最終的にレポートで採り上げた作家は
三嶽伊紗(みたけ いさ)さん。

三嶽さんの作品を文章で説明するのは困難で
どうやって作品の魅力を伝えるかに悩んだ記憶があります。
その魅力とは人の無意識の感覚を揺さぶる魅力と言うのでしょうか。
未だに上手く説明できません。



今も憧れの作家さんとして
展覧会を楽しみにしています。



ちょうど現在、三嶽さんの個展が開催されています。

「微分する眼」
会期は3月27日まで。
会場はギャラリーヤマグチクンストバウ

私は初日のレセプションに伺い、ご本人とも少しお話できました!
以前、大学の仕事でご一緒した事もあり
私を「ヨシエちゃん」と気さくに呼んで下さいますが
自分にとっては今でも憧れの人。
話す時は微妙に緊張します。

レセプションには
学生時代に憧れていた世代の作家さんが続々と登場。
ドキドキ・・・。ソワソワ・・・。

初々しい気分が甦りました。



Yoshie


*********


2010年度TIPA写真塾
受講生募集中!

■講座一覧■
*写真講座1・2(基礎的なことから、秘法も公開?、作品制作まで)
*表現研究講座1(非銀塩写真の可能性を探る実験的な内容です。)
*表現研究講座2(写真表現の延長としてシルクスクリーン技法に取り組む基礎講座)
*シルクスクリーン研究科(技法体験の域を越えて作品制作に取り組みます。)




個展最終日

2010-03-09 | 制作活動のお話


個展が終了しました。

最終日は多くの方にお越し頂き
にぎやかな展示会場となりました。



上の写真の時刻にお越し頂いた皆さんとは
出合ったタイミングは異なりますが
授業を通して出会った方々です。

結婚報告など、互いに近況報告をして
グッドニュースに盛り上がりました。



お話している最中に
ふっと思い出したことがありました。

それは
少し前、同世代の作家さんとお話した時の事。

「最近、展覧会やイベントをする意義を
今までとは違うところに感じるようになった。
この年になると友人同士集うことが少なくなり縁遠くなりがち。
そんな中
ボクの展覧会が集いの場となり、
皆が繋がる機能を果たしているような気がする。」

・・・という話です。
今が、まさしく、その時だなぁと実感しました。

そのような和みの時間の後、
最後の来場者は写真人生まっしぐらの写真家O氏でした。



Takayuki も交えて真剣に
「写真家として、いかに生きていくか。」
という内容で語りあい、深い会話で展覧会を終えました。



今回の作品はシリーズ第一弾。
引き続きハイペースで
作品制作をおこなっていこうと意気込んでいます!
今後ともよろしくお願いします。

Yoshie

<追伸>
会期中、お越し頂きながら、
お会いできなかった皆様、大変失礼しました。
そして
ありがとうございました。感謝!


*********


2010年度TIPA写真塾
受講生募集中!

■講座一覧■
*写真講座1・2(基礎的なことから、秘法も公開?、作品制作まで)
*表現研究講座1(非銀塩写真の可能性を探る実験的な内容です。)
*表現研究講座2(写真表現の延長としてシルクスクリーン技法に取り組む基礎講座)
*シルクスクリーン研究科(技法体験の域を越えて作品制作に取り組みます。)



現在、個展開催中

2010-03-05 | 制作活動のお話


現在、ギャラリー猫亀屋にて個展開催中です。



ギャラリーはのどかな住宅街に位置します。
オーナーご夫婦が作られたという素敵な建物。
道路に面した庭には彫刻作品があります。

***

作品の一部を紹介します。



正面の壁は天井高が562センチもあるため
ゆとりを持った展示ができました。
インスタレーション形式の作品にはありがたい壁面です。

今回の個展は比較的ゆったりとした展示空間に仕上げています。
実は予め用意した作品は展示している量の
1.5倍ほどありましたが、空間の“間”を大切にしようと
急遽、一部作品を削除することにしました。
また、次の展示があれば再構成して発表しようと思います。

***

先日、徳永写真美術研究所の研究員が
記事を書くために来てくれました。



ギャラリー入口から展示空間を撮影中。



会場には窓が2つあるため、
外からの光が作品に写り込み
非常に撮影困難な状態でした。

作品の内容については、後日、研究員日記にて紹介します。
ご期待下さい!

***


会場は和歌山に近い大阪に位置しています。
詳細地図はコチラ
最寄駅は南海電鉄みさき公園駅、徒歩20分程。
駐車場もありますので車でのご来場もO.K.。

3月7日(日)は終日在廊しています。(10時~17時)
ご高覧頂けましたら幸いです。



Yoshie

*********


2010年度TIPA写真塾
受講生募集中!

■講座一覧■
*写真講座1・2(基礎的なことから、秘法も公開?、作品制作まで)
*表現研究講座1(非銀塩写真の可能性を探る実験的な内容です。)
*表現研究講座2(写真表現の延長としてシルクスクリーン技法に取り組む基礎講座)
*シルクスクリーン研究科(技法体験の域を越えて作品制作に取り組みます。)