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多趣味なので、いろいろなことをしています。気ままに語ります。

いもしょうちゅう

2011-05-07 08:39:08 | 昆虫関係・日本蝶類学会
飲んだことあるよ(笑。
じゃなくて、いもむしに熱中していたしょうちゅう学生時代のことを思い返してみようと思います。
蛾ってそこらの植え込みや他人宅の樹木とかに発生するから、最近は下手に採集したり食草を採りにいったりできないので、育ててません。
最近写真の記事が少ないので、いもむし特集を組みました。

ちなみに「いもむし」ってこういう毛の生えていない幼虫のことをよく呼ぶけど、本当は外見が芋のようだからではなく、スズメガ科の幼虫を「いもむし」って言うんですよ、人里に現れるスズメガはイモ類を食草にすることが多いですから、昔の日本人がこう呼ぶようになったということね。
「あおむし」だって、今は緑色の幼虫をみんな「あおむし」って呼ぶけど、本当はシロチョウ科の幼虫が青菜に付く虫だから「あおむし」なんじゃないかな、だから「はらぺこあおむし」ってあれは「あおむし」でも「いもむし」でもないよ。
ところで、仮にドクガ類の幼虫とかが「モヒカンむし」とか呼ばれるようになったとして、これが図鑑に載るような正式呼称になるには何十年ぐらいかかるんだろ、とか思ってみたりね。

さてさて、私が昆虫好きになったのは幼稚園の頃、友達が連れてきたスズメガの幼虫(モモスズメだったかな)が切欠でした。
それまでは昆虫に興味はあまりなく、というかむしろ苦手な部類だったんじゃないかな、周りの子供達に比べたら。
というのも、幼稚園ぐらいの年齢だと男女問わずみんな虫が得意でみんな触るでしょ?
でも私は触れなかった、みたいに。
今でも、みんな触れるのに私は触れないものといえばザリガニかな、ザリガニだけは好きになれない。

ちなみに「ナナシサン」というハンドルネームは「名無しさん」とヤママユガ科の和名「クスサン」「ヨナグニサン」とかを掛けたものなんです。
だから本当は皆さんが私を呼ぶときは「ナナシサンさん」なんですよ。

前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。


コスズメ幼虫の緑色型、これは小学生の頃に撮った写真かな。
この幼虫には緑色型と褐色型ってのがあって、脱皮を介して緑色型が褐色型になったりします。
ちなみに一度褐色型になるともう緑色型にはなりません。
ブドウとかヤブガラシの葉につきますが何故か経験上、ブドウでは褐色型>>緑色型、ヤブガラシでは緑色型>>褐色型、といったように食草によって色の比が変わるみたい。
ちなみに、寄生率も何故か緑色型>>>褐色型なんですよね。
もし暇ができたらこれについて実際に数を大規模に調査して報告したいな。


シモフリスズメの幼虫ですね、これは中1ぐらいの頃だろうかな。
小さい頃から思ってるんだけど、シモフリスズメの若齢幼虫って全然みない。
毎日マークしてるような木に、ある日突然大量の糞が落ちてて、大きな幼虫が木を丸坊主にしている、といったイメージ。
この蛾の幼虫は1日1本の枝を平らげます。


これはブドウスズメかな、中1の頃に駒場で採集したもの。
ブドウスズメの幼虫を見たのはそのときがはじめてで、駒場の自然っていいなあと思った記憶があります。
が、次の年からはいくらヤブガラシを眺め回しても見つからず、一度も目にしていません。
たまたま世田谷区で発生したのか、あるいは環境が合わなくなっていなくなってしまったのか知りませんが、蛾って夜行性だからか分からないけど、毎年見ていた種がめっきり見られなくなったり、周囲で見ない種がいきなり出てきたりするのが面白いところもある。


これはキイロスズメの幼虫。
駒場野公園で中3か高1のころに採集したものだった気がします。
これも、上に挙げたコスズメと同じで緑色型と褐色型があります。
私が幼稚園の頃、隣接した小学校の柵にまきついた坊主のヤマノイモに大量のこれが付いているのを見かけたことがあります。
次の年からその場所にヤマノイモはなくなり、それ以来は自宅近所で本種をみたことがありません。
それ以来、本種に出合ったのは、小学5年の頃に駒場の体育祭を見に行ったときに池尻大橋から三軒茶屋まであるいたときまでありませんでした。


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