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クロメpupa

2011-11-21 20:10:32 | 昆虫関係・日本蝶類学会
本当は「クロメpupae」のはずだったんだけど…どういう意味かはわかるわかりますよ、たぶん。

冬だし受験前ですから、恐らく今年は最後の昆虫記事になります。


随分と前に文京区内の某所で捕まえたクロメンガタスズメの幼虫ちゃんがやっと、蛹になりました。
1ヶ月ぐらい終齡幼虫やってたんじゃないかな。
大きくて太いウンチみたいな色のほうは蛹化に失敗して亡くなっちゃったんだけどね。

幼虫越冬の種類を除けば、11月下旬まで幼虫のスズメガはなかなかいないし、クロメンガタスズメは南方系の蛾なので特にそうですが、やっぱり寒いと皮を一気に脱ぐ運動がなかなかできなくなるみたい。
この蛹は5日くらい前蛹のままだったので、ああ死んじゃうのかな…って心配しながら容器ごと最も古典的な方法で温めて大切にしてました。

英語でpupaってのは蛹のことでpupaeはその複数形なんですな。
蛹って漢字むずかしいから蛹がPで前蛹がPPで略記できるのがいい。
個人的には蛹がPPで前蛹はPPPの方がいいと思うんだけど(笑。

昨日は河合塾のセンター試験プレテストってのがあり、帰宅したら無事に蛹になってました。
私の温めは必要なかったのかな…
ああ、本当に目つき顔つきから喋り方までわざとらしいぐらいふてぶてしい試験監督だった。
「アハハハ!なんでそんなにふてぶてしいのさ!」って笑い出しちゃうぐらい(笑。



この蛹、なんかバルタン星人みたいなというか剣道の面みたいなというか、しましまの口吻部分がとっても愛らしいでしょう?
クロメンガタスズメはスズメガ亜科だから霜降り3分間クッキングのときのシモフリスズメなんかとは近い仲間なんだけど、蛹の雰囲気はかなり違うというか、胴体の長さを除けば特に脚の太さなんかみるとヤママユガ科の蛹の雰囲気に近い印象がする。


昆虫のネタと言えばもうひとつ。
ヴェランダで放し飼いにしてるゴマダラチョウとオオムラサキが越冬態の幼虫になっています。

いなくなったと思ったら、根元の枯葉に陣取ってました。
私はもちろんゴマダラチョウやオオムラサキの幼虫が枯葉の裏で越冬するのは知ってましたが、落葉と共にポトッと行くのではなくて、ちゃんと幹を歩いて降りて近くにあった枯葉と幹を絹糸で丹念に繋いで飛ばされにくくするところまでやるんですね。
すなおに感心しました。

まぁでも私がその枯葉をブチブチって拾ってしまったわけなので、幼虫にとっては努力を無駄にされてさぞかし残念だったろうと察します…
枯葉を拾う効果音が「パサ」とかじゃなくて「ブチブチ」なのは斬新でしょ?


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