写真右上が雌の幼虫、左下が蛹になった雄、左上が疑惑の幼虫。
普通のナミアゲハに比べると体格がいいのがお分かりだと思います。
こいつらの話は後から出てきますので。
私の家で育っている、2匹のナガサキアゲハの幼虫の話。
以前、7月13日に神奈川県の葉山(生息の北限とされている)へ採集に行き、卵がたった3個だけ採集できたという話をこのブログで書いた気がします。
その卵、1個は初めから空だったため、2匹が育っているわけです。
<わが子の話>
早いものでもう3週間ぐらい経過し、今では1匹が終齢幼虫、もう1匹は既に蛹になっております。
長いプランとしては、私の生物部の実験に使用するつもりですからこの2匹はペアである必要があるわけです。
それが、見事ペアであったらしいという報告です。
1匹の後ろから3節目に精巣が1対みられるのに対し、もう1匹にはないからです。
無事に成虫になってもらいたいものです。
ナガサキアゲハは体積が大きいためか、蛹の生存率が他に比べて極めて低いですから。
<下準備>
で、私のほうはもう産卵用食草アルコールエキスの準備を進めているのです。
ミカンの葉の成分を燃料用アルコール(エタノールとメタノール混合:安いので)で抽出するもので、食草を直接産卵に使用すると腐ってしまうのに対し、この液体を濾紙に染み込ませて乾燥させたものに産卵させると腐らないってだけです。
が、それにカビっぽいものが…
生物や化学に詳しい人、メタノールの中にカビって生えるもの?
<まさか>
食草は学校のミカンの木から大量にくすねてきているわけですが、適当に枝を切ったら若齢幼虫が1匹ついていたわけです。
その幼虫、多分クロアゲハなんだろうと思いますが、黒色系アゲハチョウの若齢幼虫はどの種類も似ているので、もしかしたらナガサキアゲハかもしれないという期待があります。
いま眠になっているので、明日ぐらいに4齢になってその正誤が明らかになるわけです。
もしそれがナガサキアゲハなら、北限情報の参考になるので期待してはいますが、どうなんでしょうね。
ちなみに、今は茨城県ぐらいまで目撃情報があるみたいですけど、越冬はまだ三浦半島あたりが北限みたいです。
<地球温暖化>
ナガサキアゲハを見ることで地球温暖化を直接見て実感している感じ。
江戸時代は九州以南に生息する蝶として、戦後には愛媛県が北限に、1990年以降になって大阪まで来たかと思いきや、今はもう関東ですから。
だって、いまの関東地方は江戸時代の九州や沖縄の気温だってことだからね。
それに数年後、生息が福島県に達したら、寒いイメージの強い東北地方さえもが江戸時代の九州や沖縄の気温ってことになっちゃうわけなんだから。
人間は滅びるんだろうな。
このブログは以上2個のランキングに参加しています。
是非、上のボタンから投票をお願いいたします。
別々のランキングですので、両方に投票いただければと思います。
普通のナミアゲハに比べると体格がいいのがお分かりだと思います。
こいつらの話は後から出てきますので。
私の家で育っている、2匹のナガサキアゲハの幼虫の話。
以前、7月13日に神奈川県の葉山(生息の北限とされている)へ採集に行き、卵がたった3個だけ採集できたという話をこのブログで書いた気がします。
その卵、1個は初めから空だったため、2匹が育っているわけです。
<わが子の話>
早いものでもう3週間ぐらい経過し、今では1匹が終齢幼虫、もう1匹は既に蛹になっております。
長いプランとしては、私の生物部の実験に使用するつもりですからこの2匹はペアである必要があるわけです。
それが、見事ペアであったらしいという報告です。
1匹の後ろから3節目に精巣が1対みられるのに対し、もう1匹にはないからです。
無事に成虫になってもらいたいものです。
ナガサキアゲハは体積が大きいためか、蛹の生存率が他に比べて極めて低いですから。
<下準備>
で、私のほうはもう産卵用食草アルコールエキスの準備を進めているのです。
ミカンの葉の成分を燃料用アルコール(エタノールとメタノール混合:安いので)で抽出するもので、食草を直接産卵に使用すると腐ってしまうのに対し、この液体を濾紙に染み込ませて乾燥させたものに産卵させると腐らないってだけです。
が、それにカビっぽいものが…
生物や化学に詳しい人、メタノールの中にカビって生えるもの?
<まさか>
食草は学校のミカンの木から大量にくすねてきているわけですが、適当に枝を切ったら若齢幼虫が1匹ついていたわけです。
その幼虫、多分クロアゲハなんだろうと思いますが、黒色系アゲハチョウの若齢幼虫はどの種類も似ているので、もしかしたらナガサキアゲハかもしれないという期待があります。
いま眠になっているので、明日ぐらいに4齢になってその正誤が明らかになるわけです。
もしそれがナガサキアゲハなら、北限情報の参考になるので期待してはいますが、どうなんでしょうね。
ちなみに、今は茨城県ぐらいまで目撃情報があるみたいですけど、越冬はまだ三浦半島あたりが北限みたいです。
<地球温暖化>
ナガサキアゲハを見ることで地球温暖化を直接見て実感している感じ。
江戸時代は九州以南に生息する蝶として、戦後には愛媛県が北限に、1990年以降になって大阪まで来たかと思いきや、今はもう関東ですから。
だって、いまの関東地方は江戸時代の九州や沖縄の気温だってことだからね。
それに数年後、生息が福島県に達したら、寒いイメージの強い東北地方さえもが江戸時代の九州や沖縄の気温ってことになっちゃうわけなんだから。
人間は滅びるんだろうな。
このブログは以上2個のランキングに参加しています。
是非、上のボタンから投票をお願いいたします。
別々のランキングですので、両方に投票いただければと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます