前々から何度か紹介しておりましたが、私が撮影に協力していたテレビ東京の「水曜ミステリー9『刑事の証明4』」が放送されました。
ご覧いただいた方はありがとうございました。
番組制作の片隅に携わることができ、とてもいい経験になりました。
私にお声をかけていただいた製作の方々にもお礼申し上げます。
今回、私が協力させていただいた内容は、鱗粉転写方法の紹介、鱗粉転写の作品貸出、顕微鏡写真の提供、台本の一部修正といったところでした。
最初に声をかけていただいたのは鱗粉転写の方法についてでした。
鱗粉転写というものは展翅標本ばかり作っている私にとっては慣れないものでありましたが、せっかくの機会ということで引き受けることにしました。
いつも日本蝶類学会でお世話になっている咲久子さんが、ちょうどそのころに鱗粉転写のことをFacebookにあげていらして、陰で参考にさせていただきました(笑。
当初の予定では、役者の芸能人に直接会って手取り足取り方法を教え、その場面の撮影にも立ち会わせていただけるという、本当になかなかない機会をいただけるはずでした。
「…はずでした。」というのはどういうことかといいますと、ちょうど早稲田大学の試験期間と重なっており、泣く泣くこれを断念することになってしまいました。
普段の授業だったらサボっちゃうんですけどね・・・
私が方法を説明しているところを動画で撮影したものを使い、それで鱗粉転写を行ったとのことです。
鱗粉転写の作品も貸し出しました。
どれも、手元にあった蝶を分解して急いで作ったものです。
6歳の子供の作品という設定だったので、これじゃ大失敗ですね。
これ言い訳なんですけど、ずっと10歳の子供だと勘違いしてたんです。
10歳の作品だったらこんなもんでしょう??
でもよく考えたら、完成度は10歳レベルだとしても、作品のなかにある花や果実とそこに集まってる蝶が割と現実の生態に合致してて「モロ蝶屋が作っただろこれwww」みたいな状態になってますね。、。
というわけで、とってもケチ付けどころ満載の作品になりました。
どうせならもっと本気で最高傑作を作って出せばよかったかしら~ん(笑。
番組でも使われてなかったよね、この作品たち。
顕微鏡写真の撮影は母校の筑駒生物部におじゃまして撮影させていただきました。
ちょうど、国際生物学オリンピックの日本代表で銀メダルを獲ってきたYD君の祝賀モードでした。
高校としてはかなりいい顕微鏡ですよね、2台しかありませんけど。
確かこの2枚が番組で使われたものだったかな。
私の記憶が正しければ、カラスアゲハの後翅から採取した鱗粉でした。
こちらは、はえている鱗粉をそのままテープではがして拡大したもの。
これは台湾産ナガサキアゲハの前翅基部にある赤斑だったと思います。
橙斑と赤斑は生きた個体を傍目から見ると全然ちがう色をしていますが、鱗粉を顕微鏡で見ると色は似ています。
カラスアゲハとナガサキアゲハという種の違いもあるかもしれませんが、一番下のナガサキアゲハだけで比べても黒鱗と赤鱗で鱗粉の形や表面の質感が違いますので、これは構造色で赤色に見えているのでしょうね。
台本もケチつけて微妙に修正させていただきました。
この台本、第三者に貸出したり譲渡したりといった行為は禁止でして、ましてこのブログに内容を公開すると著作権的な意味で私が牢屋に入ってさらに多額の請求をされかねないですので、そこは書きませんわ。
最後に…エンドロールに出た私の名前、まちがってました。、。
記憶違いかもしれませんが「祐」の字が「裕」になってましたよね・・・
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番組制作の片隅に携わることができ、とてもいい経験になりました。
私にお声をかけていただいた製作の方々にもお礼申し上げます。
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最初に声をかけていただいたのは鱗粉転写の方法についてでした。
鱗粉転写というものは展翅標本ばかり作っている私にとっては慣れないものでありましたが、せっかくの機会ということで引き受けることにしました。
いつも日本蝶類学会でお世話になっている咲久子さんが、ちょうどそのころに鱗粉転写のことをFacebookにあげていらして、陰で参考にさせていただきました(笑。
当初の予定では、役者の芸能人に直接会って手取り足取り方法を教え、その場面の撮影にも立ち会わせていただけるという、本当になかなかない機会をいただけるはずでした。
「…はずでした。」というのはどういうことかといいますと、ちょうど早稲田大学の試験期間と重なっており、泣く泣くこれを断念することになってしまいました。
普段の授業だったらサボっちゃうんですけどね・・・
私が方法を説明しているところを動画で撮影したものを使い、それで鱗粉転写を行ったとのことです。
鱗粉転写の作品も貸し出しました。
どれも、手元にあった蝶を分解して急いで作ったものです。
6歳の子供の作品という設定だったので、これじゃ大失敗ですね。
これ言い訳なんですけど、ずっと10歳の子供だと勘違いしてたんです。
10歳の作品だったらこんなもんでしょう??
でもよく考えたら、完成度は10歳レベルだとしても、作品のなかにある花や果実とそこに集まってる蝶が割と現実の生態に合致してて「モロ蝶屋が作っただろこれwww」みたいな状態になってますね。、。
というわけで、とってもケチ付けどころ満載の作品になりました。
どうせならもっと本気で最高傑作を作って出せばよかったかしら~ん(笑。
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顕微鏡写真の撮影は母校の筑駒生物部におじゃまして撮影させていただきました。
ちょうど、国際生物学オリンピックの日本代表で銀メダルを獲ってきたYD君の祝賀モードでした。
高校としてはかなりいい顕微鏡ですよね、2台しかありませんけど。
確かこの2枚が番組で使われたものだったかな。
私の記憶が正しければ、カラスアゲハの後翅から採取した鱗粉でした。
こちらは、はえている鱗粉をそのままテープではがして拡大したもの。
これは台湾産ナガサキアゲハの前翅基部にある赤斑だったと思います。
橙斑と赤斑は生きた個体を傍目から見ると全然ちがう色をしていますが、鱗粉を顕微鏡で見ると色は似ています。
カラスアゲハとナガサキアゲハという種の違いもあるかもしれませんが、一番下のナガサキアゲハだけで比べても黒鱗と赤鱗で鱗粉の形や表面の質感が違いますので、これは構造色で赤色に見えているのでしょうね。
台本もケチつけて微妙に修正させていただきました。
この台本、第三者に貸出したり譲渡したりといった行為は禁止でして、ましてこのブログに内容を公開すると著作権的な意味で私が牢屋に入ってさらに多額の請求をされかねないですので、そこは書きませんわ。
最後に…エンドロールに出た私の名前、まちがってました。、。
記憶違いかもしれませんが「祐」の字が「裕」になってましたよね・・・
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