電車道

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日本生物学オリンピック本戦で勝つために

2011-08-01 19:01:51 | 筑駒生物部,生物五輪,東大生研,みかみ部.
先日は国際大会の日本代表が史上最高の健闘をみせ、筑駒生物部に初めて金メダルを持ち帰ったぼくり君クマノミ君の両氏はやはりさすがというものであります。
一方で、国内大会の本戦(実験試験)が8月中旬ごろに広島で行われるはずであり、出場される方々は日々対策を練っておられることと思います。

そこで、私が2010年の実験試験で8割以上の得点を得て実験1位を獲得した秘策を非常に簡単に公開し、訪問者数およびランキングのアップに繋げたいと思います。
さらに、もう少し細かく書いたのは筑駒生物部限定でメール配信しますので、コメントください。

■大会概要
持物は生活道具と白衣で、実験器材は大学側で用意された。
宿舎と会場の移動はバスだった。
試験は予備実験が2回、実験試験が4回おこなわれた。
3日目以降は実験室訪問や講演会などに充てられた。

■体調管理
私は前泊当日に生物部に優しい先輩としてバケツのようなアイスクリーム片手に顔をだしましたが、不幸にも活動人数が少なく、ほぼ一人で食べることとなり腹を壊しました。
まずは、このようなことの無いように。

■本気で勝つ戦略
まず、少々汚い戦略や広島では使えない戦略もあることを断ります。
全て私が去年、実際に思い付いて実行したものです。

①知識をつかう
実技試験でも知識で埋まる解答は知識で埋めるべきです。

②顕微鏡操作をスムーズに
ほぼ全ての試験で何らかの顕微鏡は使うと思うので、自分の手足のようにスムーズに動かせると得です。

③問題を予想
道具のなかには自分のものにできるものもあります。
それはカツカツの予算で80人分注文してあるはずなので、実験試験に必要ない余計なものが沢山あるはずがありませんから、控室の限られた時間で見る資料の優先順位を決めやすいです。

④分子生物学に慣れる
難易度的にも予算面でも、高校生相手に短い試験時間で課せるものはワンパターンですから、ピペットマンの操作や各種電気泳動を1度でも経験しておくと断然有利です。

⑤実験操作省略
これは将来研究者になったら禁手でしょうが、時間が厳しい場合、実験操作の意味を分かっていれば省ける手順があります。
去年の私は分子生物学の試験で実験操作を誤って最初からやり直したため、挽回のためにその場の判断で5回の遠心分離を省いて15分程度を捻出し、電気泳動まできちんと終わらせることができました。

⑥適度に雑に
適度に雑なのは重要です。
私は小学生の図工からテキトーにやってパッと見では非常に上手く見える、という手抜きが得意でした。
私ごときよりも金メダリスト達の方が手先は器用に決まってますからね。

⑦最後はヤル気
去年の実験試験、自信は無かったけど実は本気で勝ちに行く気でした。
まず私は、まいたけ君を弟分と見なしていて悔しく情けない思いをしてきたので総合順位で勝ちたかった。
ぼくり君やクマノミ君が日本代表になるのは悟っていたので、私は「高2で部長をやって日本代表になれなかった唯一の人間」のレッテルは剥がせないけど、せめて先代部長として実験試験ぐらいは勝って存在感を示しておきたかった。
浪人覚悟で受験生の夏休みを使ったからには相応の結果、具体的には副賞が貰える特別賞が欲しかった。
前言とは矛盾だけども、本気で筑波大学の特別入試で合格をモノにする意気込みで臨んだ実験試験だった(結局は出願断念、努力は報われない)。

センター試験以降は京大数学の別解(京大数学は易し目で問題の制限がゆるいので別解をいくつも考えられる)を夜中3時ぐらいまでじっくりと考えたりしてたんだけど、それと同等以上のヤル気だったと思う。
ちなみに、今は役所仕事的に1時間毎にコマを区切って長時間の勉強をしてます。
どっちが効果的なのかはしらないけどね。


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