授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

「きをつけ」って大事なの?

2018-05-05 20:49:35 | 学級経営
「きをつけ、礼」

どこの学校の教室でも、大概授業の始まりと終わりにやってますよね。

念のため、「きおつけ」「きよつけ」ではありません。
よく、子どもに言わせると「きよつけ」って言ってますよ。

漢字で書くと、「気を付け」気持ちを付ける(入れる)となります。

意味は、直立不動となる姿勢のこと、そしてその姿勢を命ずる号令の一つです?

そう、「きをつけ」は、立ったまま行うんです。

だから、座ったまま、「きをつけ」はありえないんです。本来は。

でも、学校現場では、「姿勢を正して座りなさい」の意味で「きをつけ」を使うのが当たり前になったいます。

「姿勢を正して、きをつけ、礼」という事もありますが、文脈的には、同じことを二回言うので、変な感じです。

ちなみに、「きをつけ」の正しいしかたは、
1.両足のかかとをつける
2.つま先を少し開く
3.両ひざをつけて伸ばす
4.腰を伸ばす
5.胸を張る
6.あごを引く
7.口を閉じる
8.真っ直ぐ前を見る
9.ひじを伸ばす
10.手の指をそろえ太ももの外側につける
です。

また、「きをつけ」をするときの姿勢の良い座り方は
1.腰骨を立てる
2.背筋を伸ばす
3.両足の裏を床にぴたっつける
4.背中を背もたれから拳一個分開ける
です。
「ピン、ピタ、グー」なんてかけ声もあります。

正しいしかたは、先生や学校によって違いはありますので、ご参考にまでに。

毎授業時間の初めと終わりに「きをつけ」をすると、1日5時間で10回。1週間で50回。1ヶ月20日で1000回!1年200日で1万回!(◎_◎;)も「きをつけ」を学校ではしてるんです。

で、きをつけが全員出来ないと、待ったりやり直したりする先生がたくさんいます。5分待ったら、授業時間は40分に減ってしまいます。

仮に「きをつけ」1回1分かかるとして、1年で1万分、約166時間も授業が無駄になってしまいます。2分待つ先生だと300時間以上!(◎_◎;)

もちろん、「きをつけ」をさせる事は必要です。
「きをつけ」の意味を教える必要もあります。

でも、全員できるまで待ってると、子どもだから当然待てずに動いてしまいます。ちゃんと初めから出来ている子が待たされて、出来ない子のため時間が奪われるのはナンセンスですよね。

こういう事を知ってて、毎時間「きをつけ」をしない先生もたくさんいます。

知らずに、「きをつけは大事だ」と、できるまでやり直させる先生もたくさんいます。

どちらの先生に教わりたいですか?



写真は飛行機雲。記事とは関係ありません(^_^;)