授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

誤学習させる叱り方

2018-05-17 18:13:29 | 学級経営
ある駐車場で見た光景。
三角コーンを蹴って倒していく子ども。
「やめなさい!ちゃんと元に戻しなさい!」
そう怒鳴る母親。
知らんぷりして言ってしまう子ども。
「ほんと、しょうがないんだから!」
と、ぶつぶつ言いながら、三角コーン直さず行ってしまう母親。

きっとあの子は、毎日のように叱られてるんだろう。
で、その度に、やり直さないんだろう。
きっとあの母親は、毎日のように叱ってるんだろう。
で、その度に、やり直さない子どもをみて、ぶつぶつ言うんだろう。

注意するなら、きちんと正しくやり直させないと、誤学習しますよ。
注意されても、やらなくていいという誤学習を。

ちなみに、三角コーンは僕が直しました。



「やらないなら出て行け!」
「静かにしないなら休み時間抜き!」

そんな叱り方をしている先生がいます。
やらせたい、静かにさせたいのは分かります。
こう言った厳しいいい方は、その場では効果があります。
でも、長い目で見ると、逆効果です。

(先生は、出て行けと言うけど、出て行かせた事ないから、今回も大丈夫。)
(先生は言うだけだから、またやっちゃえ。)
(休み時間抜きって言っても、絶対休み時間くれるから、静かになんてしなくていい。)

こう言った誤学習を生じさせているのです。

出て行けとか、休み時間抜きとか、絶対やらない事は、叱るとき言っちゃダメ。
言うなら、本当に出て行かせるとか、休み時間抜きにすべき。
でないと、誤学習を重ねて、言うこと聞かなくなりますよ。

ちなみに、僕は若い頃、出て行けと叱って、本当に出て行った子がいます。
放課後、保護者からのクレーム電話のおまけ付きで。

くわばらくわばら。


写真は記事と関係ありません、はい。