1.待たずに出発
よく、並ばないから、やり直しとかする先生が多いです。
でも、まじめに並んだ子は、とばっちりです。
僕は子どもの頃、まじめに並んだ子だったから、ヤンチャな子のためにやり直しさせられるのが嫌でたまりませんでした。
教師になってから、八割がた並んだら、遅い子を待たずに出発するようにしました。すると、遅い子がやばいと思って、急いでついてきます。
何回か繰り返すうちに、遅い子も遅れず並ぶようになりましたよ。
2.教師は後ろからついていく
移動教室の際、大抵教師が先頭を歩きます。で、ふざけたり喋っても、注意されるのは前の方の子です。
でも、ふざけて喋るのは、後ろの方の子たちです。
教師は先頭で前を見てるから後ろの子たちの様子が分からないんです。
僕は子ども時代、背が低く、先頭だったので移動教室でよく叱られました。でも、振り向くと、後ろの子たちの方が列が乱れ、ふざけています。ずるいといつも思ってました。
教師になって後ろから歩くと、子どもたち全員が見えます。いかに前の子たちがまじめに歩き、後ろの子たちがふざけて歩くか分かりますよ。
3.送り迎えをしよう
専科の授業のときの移動教室では、担任は送り迎えしてますか。
僕は理科専科も何年か経験したので、送り迎えの有り無しで、クラスの状態や担任の力量がわかります。
担任が連れてくるクラスは全員揃って授業ができるので、落ち着いてスタートでき、まじめに学ぶので学力が高いです。
担任が連れてこないクラスは、子どもたちがばらばらにくるのでなかなか始められません。授業中も落ち着きがなく、学力に幅があります。
これは担任の意識の高さが、普段の学級経営に生きているのだと思います。
専科に子どもたちを引き渡すまでが担任の仕事と思うか、放置するのか。
迎えも然りです。
担任が送り迎えするクラスは整然としています、不思議と担任と子どもたちの関係がよいです。
送り迎えしないクラスは、騒然としていたり、担任が叱ってばかりだったりします。
高学年だから、自分達で行けなきゃ、という担任もいると思います。しかしそれは、子どもたちが自分達で出来るようになったらです。
高学年であろうと、担任が送り迎えすることが、学級経営にプラスに働くのだと思います。