授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

断ち切れない部活ー1人でできない働き方改革

2020-01-15 00:08:00 | 体育
これまで、1人でできる働き方改革を書いてきました。
しかし、残念ながら、部活動だけはお手上げです。自分1人の力では、変えられないのが現状だからです。

まず、小学校の教師はほとんど空き時間がありません。つまり、授業準備は放課後やるしかないのです。それなのに、小中体連などは、様々な大会を催します。
陸上大会、サッカー大会、相撲大会、体操大会、駅伝大会などなど。その為に、放課後、部活動をやらなければいけなくなるのです。一部の子たちの為に指導します。大会は全員連れて行けません。正直なところ、これは公教育ではないと思います。

ある中学校の教師の話をします。その教師はもともとは数学を大学で学び、数学の教師になるべく、採用試験を受かりました。
しかし部活動はそれら教科関係なく割り当てられます。その学習にその部活動にその運動をやっていない1度も経験したことがなくても顧問をしなければならなくなる。
数学の先生も、やったことのないバレー部の顧問になり、先輩の先生から、授業はいいから、バレーをしなさいとパワハラを受け、小学校からやっている中学生よりも下手で中学生からいじめられ、休職することになりました。

逆にある友人の教師は、中学校の剣道部の顧問をやりたくて、中学校の教員になりました。しかし、彼が最初に赴任したのは小学校。もちろん剣道部どころか、剣道の授業もありません。何年か指導した後後、やっと中学校の教師になりました。しかしその中学校では、剣道部はありませんでした。そこで彼はバスケ部活動の顧問をすることになりました。

この2人の先生は、人材の無駄遣いだとは思いませんか?

繰り返しますが、部活動は、教師1人の力では、変えることが出来ません。
行政を動かし、法律を変えなければできないことです。

様々なメディアで、部活動のブラックな部分が示されています。

否定だけでは教育とは言えません。せめて、現時点での部活動改革の私案を述べたいと思います。

まず、小学校には特設の部活動はいりません。各地で行われている小中体連の大会は教師の手から離すべきだと思います。

教師は体育の授業だけをやるようにするのです。

では放課後の特設や大会はどうするのか。それは全て外部委託にすれば良いのです。スポーツ振興であれば、本来ならば国や地方自治体が予算をとって、指導者を雇い、放課後すれば良いのです。体育館やグランドは貸してもいいですが、教師はノータッチで、授業準備等、本来の仕事をすべきです。

でなければ逆に、全員参加として、体育の教科として、時数をカウントすればいいのです。その分もちろん、他の授業は削らないといけません。体育教師を種目別に採用し、顧問に充てればいいのです。文化系の教師を運動部顧問にしなければいいのです。こうすれば、授業をしたい先生も、部活をしたい先生もやりがいを持って仕事できます。

私案なので、粗があるのは御容赦ください。



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