コロナ禍で児童預かりをしています。授業はやってはいけないので、自習監督のように過ごしてます。
で、課題が終わった子には、脳トレと称して、難問プリントをやらせてます。
その際、ノーヒントでやらせます。
出来て持ってきた子には、正解か間違いかだけいいます。
ヒントや、ここまで合ってるとはいいません。
子ども達は悔しがって、何度も挑戦します。
難問プリント1枚だけで、子ども達は大盛り上がりです。
毎回、難問プリントをやりたがります。
この盛り上がりのポイントは、ヒントを言わない事。
何度か、他の先生が来て、ヒントを言ってしまう事がありました。
ヒントを言われた子は、すぐに正解して喜んだのですが、すぐに飽きて遊び始めました。
考える時間の方が、本当は知的で楽しいのです。
すぐに正解を言わないことは、普段の授業でも基本のキです。
子ども挙手し、ひとりが発言した後、すぐ正解を告げると、他の子が発言できなくなります。
なるほど、へえ、面白い考えだね、などと応えて、他の子を指名します。
挙手させたら、沢山の子に発言させます。
補助発問なら、数名でいいでしょう。そこで時間をかけるわけにはいきませんが、少しは焦らしましょう。
その時間の主発問なら、基本全員言わせます。
その後、答えを言わずに話し合わせます。
考える時間は発問の内容により1〜5分、討論は5〜10分ほどで充分。
答えを教師が言わないから盛り上がるんです。
発問内容や学習課題の内容にもよりますが、
話し合いで正解が出るもよし、でなければ教師が教えてもよし、または、お家で考えて来させてもよし。
これだけでも授業が知的になり、盛り上がります。
ただし、算数の問題解決学習のように、自力解決15分、比較検討20分とかは取りません。
こんなに時間をかけてしまうと、逆にやる気がなくなります。
一問だけで終わってしまう授業は、子どもに力をつけません。
発問したら、すぐに答えを言わずに、何人か指名する。それだけでも取り入れてみてください。
付記
難問は、もう少しで解けそうだけど、解けないから考えます。算数の問題解決学習は、式と答えは分かっているのに、考え方を書けと言うやり方です。全く違います。