授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

授業のスキル基本のキ、其の十五、丸つけは子ども 

2020-06-27 18:09:00 | 授業のスキル

若い頃、ドリルの答え合わせを子どもたちにさせていたら、ベテランの学年主任に怒られました。


付けは教師の仕事で、子どもに答えを渡したら写してしまう。というのが趣旨だが、1時間以上説教された覚えがあります。


この主張は、大多数のベテランの先生方がおっしゃいます。

休み時間も、全校集会中も、なんと職員会議中もドリルの付けをしている先生もいます。


ズルするからと、全て丸つけする教師、その間、子どもを見てないからクラスが荒れます。


丸つけに時間がかかるから、子どもに返すのは翌日以降です。あとで返されても、子どもは間違い直しなんか面倒になっていて、やりません。直さない。


僕は違う考えです。


学校は勉強をするところでもあるけど、勉強の仕方を教えるところでもあります。


自分でやった問題が合っているか確かめ、やり直す仕方も教えないといけないと思っています。


だから、僕は、答え合わせの仕方も教えました。

授業時間内にドリル1ページをやり、答え合わせをさせ、間違い直しをさせます。

問題の直後に自分で丸つけして間違いに気づくから、やる気があるうちにやり直せるのです。

5分から10分あれば子どもでもできます。


1ヶ月教え続ければ、習慣化し、あとは子ども自身でできるようになります。


きちんと授業で教えれば、答えを見て書く子はほとんどいません。

見てしまうのは、本当にできない子です。

そんな子は、答えを写させます。

書き写すことも勉強と言い聞かせていくと、書き写すうちにやり方が分かってきます。


答え合わせを自力でできるようになれば、家での自主学習も出来るし、受験勉強もできるようになります。


と、僕は思って、ベテランの先生方に見つからないように、答え合わせさせてきました。そして、教えた子たちはみんな、自分で答え合わせができるようになりました。


数年前、職員室で、答え合わせの話題になった時、同世代の教頭や教務も丸つけは子どもにさせた方がよい意見で、お互いに納得しあいました。


教師になって以来の、溜飲を下げる思いでした。



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