ある先生の話。国語の授業で説明しながら黒板にたくさんたくさん話をしていく。ノートの端から始まりでびっしり書いた後、子供たちに全部移しなさい、と言って後は見ているだけ。子どもたちは何ページもひたすら板書を写すだけ。
ある先生の話。一生懸命授業やるのだが、板書はいろいろ適当なことを書いては消し書いては消し場所自体がぐちゃぐちゃの上たい。子供たちにはノートは取らなくて良いと言う始末。
ある先生の話。ノートには自分の考えを書くんだ時言い、全く板書をせずに、授業をする。
そんな板書やノート指導で子ども達は学力がつくでしょうか。
つくはずはありません。
自分で考えて書けは、基礎基本や内部情報がたくさん脳にインプットしなければ、出来るものではありません。
小学校段階、特に低学年では、学習内容をわかりやすく板書すること、学習内容をノートに写すことが、学力向上の第一歩です。
大体、1時間の内容をノート見開き2ページにまとめるのが量的にちょうど良い書く量です。
そのために、黒板左半分をノートの左ページ、右半分を右ページと思って板書します。
理科の実験の板書計画(ノート計画)で考えてみましょう。
左半分の上の欄外に日付と教科書のページ数。
ノート上から、学習問題、予想、必要なもの、実験方法を書いていきます。
右ページには、実験結果、考察、まとめをかかせます。
このノート計画を実際にノートに書いておくんです。
そして、その通りに授業で板書するのです。
ノート計画=授業計画=板書計画となります。
子どもたちも、ノートに板書を写すことで、授業の内容が分かり、まとめることができます。
わかりやすい理科で説明しましたが、国語、算数、社会などでも、有効です。
何回か、ノート計画を書くうちに、子どものノートのイメージ、板書のイメージが掴めるようになります。
やがて、ノート計画をしなくても、ノートに写せるような板書ができるようになります。
がんばって!