授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

5年理科 もののとけ方指導プラン 第1時 水溶液

2008-01-09 23:16:52 | 理科

(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 もののとけ方 第1時 水溶液
TOSS狸ばやし 臼井俊男

準備
・ビーカー各班4つ・氷砂糖・砂糖・食塩・コーヒーシュガー・砂
・ガラス棒各班3本(割り箸でもいい)・薬品さじ・ビニタイ各班1つ
・小麦粉・インスタントコーヒー・片栗粉・洗濯用粉洗剤
・虫眼鏡・顕微鏡・紫水晶の原石

①導入1
 紫水晶(アメジスト)の結晶を見せる。
 「表は、石です。裏は?」
 「アメジスト、紫水晶の結晶です。これからの勉強の最後に、この結晶が関わってきます。」
 最後のミョウバンの結晶づくりに結びつける。

 導入2
 「溶ける物には、何がありますか。」
 自由にいわせる。
 ・塩・みそ・雪・あめ・チョコ・プラスチック・バター・砂糖・氷・アイス・ロウソク
 「すべて溶ける物です。しかし、同じ「溶ける」にも、2種類の意味があります。」
 もし、出なければ、次の発問。
 「バターはどうやって溶けますか。」「塩はどうやって溶けますか。」
 『熱で固体が液体になる・融解』『水に混ざって見えなくなる・溶解』
 「今日からの勉強は、水に溶ける物です。」
 
②めあて・予想
「水に溶けるとはどういうことだろうか。」
 めあてを書く。演示でやるまねをする。
 ノートに「とける」という言葉を使わずに書く。
 自由に意見を出し合う。
 ・消える。・見えなくなる。まざる。にごる。粒が小さくなる。

③実験
「食塩や砂糖などを水の中に入れ、溶ける様子を観察しよう。」
 実験方法の演示。ノートに持ち物を書く。
 「砂糖・食塩・コーヒーシュガー・小麦粉・粉石けん・片栗粉・砂・氷砂糖から
 1人1つ選びます。同じ班の中では、違う物にします。」

 それぞれ1つずつ、トレーとビーカーに入れておく。薬さじも専用で用意する。
 氷砂糖は。モールでつるすようにする。見本を用意しておく。
 「班ごとにノートチェック。全部書けた班から、貸し出します。」
 「最初は、粒を観察します。
 
次に水を入れて混ぜないで観察します。
 
最後に混ぜながら  観察します。」
 机間指導しながら、様子を聞く。

④結果
 「様子や、気づいたことをノートに絵と文で記録します。
 自分の物だけでなく、班の友達の物も記録します。」
 観察した様子をノートに記録する。気づきを書く。
 「気づいたことを発表して下さい。」
 発表し合う。黒板には、それぞれの物を書く。
 砂糖…粒がなくなった・水は透明
 食塩…粒がなくなった・水は透明
 コーヒーシュガー…粒がなくなった・黄色
 小麦粉…底にたまる・白くにごる
 粉石けん…粒はなくなる・白くにごる・泡が出る
 片栗粉…底にたまる・白くにごる
 砂…底にたまる・茶色ににごる
 氷砂糖…何かが流れ落ちている・粒が小さくなる・透明
 
⑤まとめ
 「この中で、厳密に言うと、溶けていない物があります。」
 小麦粉・砂・片栗粉
 「溶けるとはどういうことですか。」
 ・溶けた…粒が見えないまで・透明になるまで水に混ぜる。
 ・溶けない…粒が混じっている状態。透明でない。」
 「コーヒーシュガーも粒がなくなり、透明になりました。溶けたと言っていいでしょう。」
 「粉石けんは、粒はなくなりましたが、白くにごっています。こういう状態をコロイド  溶液といいます。覚えなくていいです。」
 「物が溶けている水のことを水溶液といいます。
  食塩の水溶液を食塩水、砂糖の水溶液を砂糖水といいます。
 水溶液には、色の付いた物もあれば、ついていない物もあるが、
 すべて透明です。」
 水溶液・透明・食塩水・砂糖水などは、子どもにいわせる。
 まとめをノートに書かせる。

片づけてノートにハンコをもらった子から終わり。

参考文献:ドラマを生む向山型理科の展開 小学5年 明治図書

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