(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方
5年理科 もののとけ方 第1時 水溶液
TOSS狸ばやし 臼井俊男
準備
・ビーカー各班4つ・氷砂糖・砂糖・食塩・コーヒーシュガー・砂
・ガラス棒各班3本(割り箸でもいい)・薬品さじ・ビニタイ各班1つ
・小麦粉・インスタントコーヒー・片栗粉・洗濯用粉洗剤
・虫眼鏡・顕微鏡・紫水晶の原石
①導入1
紫水晶(アメジスト)の結晶を見せる。
「表は、石です。裏は?」
「アメジスト、紫水晶の結晶です。これからの勉強の最後に、この結晶が関わってきます。」
最後のミョウバンの結晶づくりに結びつける。
導入2
「溶ける物には、何がありますか。」
自由にいわせる。
・塩・みそ・雪・あめ・チョコ・プラスチック・バター・砂糖・氷・アイス・ロウソク
「すべて溶ける物です。しかし、同じ「溶ける」にも、2種類の意味があります。」
もし、出なければ、次の発問。
「バターはどうやって溶けますか。」「塩はどうやって溶けますか。」
『熱で固体が液体になる・融解』『水に混ざって見えなくなる・溶解』
「今日からの勉強は、水に溶ける物です。」
②めあて・予想
「水に溶けるとはどういうことだろうか。」
めあてを書く。演示でやるまねをする。
ノートに「とける」という言葉を使わずに書く。
自由に意見を出し合う。
・消える。・見えなくなる。まざる。にごる。粒が小さくなる。
③実験
「食塩や砂糖などを水の中に入れ、溶ける様子を観察しよう。」
実験方法の演示。ノートに持ち物を書く。
「砂糖・食塩・コーヒーシュガー・小麦粉・粉石けん・片栗粉・砂・氷砂糖から
1人1つ選びます。同じ班の中では、違う物にします。」
それぞれ1つずつ、トレーとビーカーに入れておく。薬さじも専用で用意する。
氷砂糖は。モールでつるすようにする。見本を用意しておく。
「班ごとにノートチェック。全部書けた班から、貸し出します。」
「最初は、粒を観察します。
次に水を入れて混ぜないで観察します。
最後に混ぜながら 観察します。」
机間指導しながら、様子を聞く。
④結果
「様子や、気づいたことをノートに絵と文で記録します。
自分の物だけでなく、班の友達の物も記録します。」
観察した様子をノートに記録する。気づきを書く。
「気づいたことを発表して下さい。」
発表し合う。黒板には、それぞれの物を書く。
砂糖…粒がなくなった・水は透明
食塩…粒がなくなった・水は透明
コーヒーシュガー…粒がなくなった・黄色
小麦粉…底にたまる・白くにごる
粉石けん…粒はなくなる・白くにごる・泡が出る
片栗粉…底にたまる・白くにごる
砂…底にたまる・茶色ににごる
氷砂糖…何かが流れ落ちている・粒が小さくなる・透明
⑤まとめ
「この中で、厳密に言うと、溶けていない物があります。」
小麦粉・砂・片栗粉
「溶けるとはどういうことですか。」
・溶けた…粒が見えないまで・透明になるまで水に混ぜる。
・溶けない…粒が混じっている状態。透明でない。」
「コーヒーシュガーも粒がなくなり、透明になりました。溶けたと言っていいでしょう。」
「粉石けんは、粒はなくなりましたが、白くにごっています。こういう状態をコロイド 溶液といいます。覚えなくていいです。」
「物が溶けている水のことを水溶液といいます。
食塩の水溶液を食塩水、砂糖の水溶液を砂糖水といいます。
水溶液には、色の付いた物もあれば、ついていない物もあるが、
すべて透明です。」
水溶液・透明・食塩水・砂糖水などは、子どもにいわせる。
まとめをノートに書かせる。
片づけてノートにハンコをもらった子から終わり。
参考文献:ドラマを生む向山型理科の展開 小学5年 明治図書
Copyright (C) 2008 臼井俊男. All Rights Reserved.
TOSS(登録商標第4324345号)、TOSSランド(登録商標第5027143号)
このサイトおよびすべての登録コンテンツは著作権及びリンクはフリーではありません