牛久から北上、車で30分ほど。
筑波大学の正門の前に、国立科学博物館・筑波実験植物園がある。
毎年、連休から6月1週目くらいまで恒例となっているクレマチス展が開かれる。
去年は新型コロナウイルスで連休中は閉園で残念だった。
今年は一応コロナ対策をとって開園した。
クレマチスは庭などにも良く植えられるツルの植物。
我が家にも瀕死のクレマチスがある。
10cm程度の大きめな花。青系統が多いが、赤や白もある。
園芸品種で多様な花弁が開発されていて、日本で作られた品種もある。
入場料は320円。
天気の良い週末は結構な人出がある。
一ヶ月以上と開催期間は長いが、早咲きから遅咲きといろいろな園芸品種のどれかが咲いている。
いつ行っても全部は咲いていない。
クレマチス展の会場はそんなに広くないので、
一通り見終わったら、園内をまわる。
多種多様な草花、樹木が植えられている。
温室は熱帯の樹木もみられる。
そんな一角で、ほとんど花も咲いていない、草がぐちゃっと茂った藪のようなところを
丁寧にありのままの藪を絵に描いている人がいた。何日もかけている模様。
絵の勉強かもしれないが、自然の混沌を描こうとするのか、その根気と精神力に脱帽。
そういえば昔、千葉のホキ美術館に行ったら、やはり藪を丁寧に写実している作品があった。
きれいなだけが自然じゃないよ、花だけが絵の素材じゃないよ、って。
ちゃんとみんな描いてあげるからね、って、感じか。
雑草絵画のジャンルがあるのだろうか。
雑草の一部として枯れつつあるおじさんはミョウに感心した。
ではまた,ぶらり。
茨城県つくば市天久保4丁目1−1
36.099545, 140.111268