ときぶーの時間

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何故?

2012-02-25 08:27:08 | 日記
NO-85
昨日、松村直登から何度も電話が入った。彼は何故、強制避難区域の牛が殺されなければならないのか?どうすればそれを止めることが出来るのか?と彼なりの真剣な思いであちこちに電話をし、その都度報告がてら僕に連絡をくれた。

 ある待ち合わせ場所で。

まず東京の青山にある日本動物愛護団体の吉野さんに電話を入れた。彼は、「犬や猫だけの事なら何とか出来るのだが牛の事は、いわき市のここへ電話をしてみて下さい」と言われたところにまた電話をするも、巡り巡って最終的には農林水産省の畜産課にたどり着いた。

彼はこの農林水産省の方とかなり熱く話したらしいが、「国は殺処分の考え方しか頭に無い!」の答えだった。口蹄疫とか?病気でも無く元気な去年生まれた耳標のない元気な子牛を死なせたくない一心で、彼は動いたのだ。

 去年の11月。デジカメで牛を撮る松村直登。撮影はアントニオ氏

僕も震災後に彼と再会してから動物に対しての思いが強くなり、松村直登の思いや考えを何とかしたいと思っている。ましてや鎖に繋がれてご主人を待っていた犬や家主のいなくなった家にいた猫などを助けるために一人で町に残ったのに、あまりにも今回の牛の問題は大きすぎる。

 こうして一軒一軒回って餌を与えていた松村直登。

去年の6月に、ある議員が郡山の避難所に来て「私が強制避難区域の牛の面倒を見ます」と言った議員がいて、あの時僕らは本当に喜んだ。期待させられるだけ期待させれて裏切られたこの悔しさは、役場職員のみなさんも僕らも同じだったに違いない。

それから役場職員は殺処分派に変わり、松村直登は反対派に変わっていった。あの時までは同じ方向で動いていたように思えるのだが・・・僕も去年の6月は、この牛の事で何度も横浜から福島へ行ったり来たりし、必死に動いた。そしてその結果には本当にがっかりした。

僕は外国人記者クラブでの松村直登の記者会見の準備をしています。この現実を世界のみなさんに知ってもらおうと、僕も今、出来ることを必死に考えているところです。明日の日曜日はブログお休みしますのでよろしくお願いいたします。




コメント (6)
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