ときぶーの時間

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さよなら富岡駅。

2015-01-29 07:07:50 | 日記
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NO738
富岡町へ行き変わりゆく町の姿を見て来た。

友人から聞いていた富岡町の大型放射能汚染物仮置き場になる場所を見に行ったのだが、震災のモニュメントのようになっていた富岡駅が解体されていて、何かを失うようで一抹の寂しさを感じた。
いや、本当に寂しかった。


震災後の富岡駅の写真。
大地震・大津波・原発事故の複合災害の象徴として、全国にその姿を紹介された。

残せるなら残して欲しかった。
震災前、仕事で東京出張の時、必ず利用してた町唯一の路線。

原発のおかげで特急が停止するようになったのだが、この駅には思い出がたくさんある。


駅舎とホームの屋根はすでに、壊され撤去されていた。

震災後、ここには多くの見学者が訪れるため来訪者を怪我から守る目的で今度の解体になったのだが、見学者がいなければ残されただろうか。


正面からは工事車両しか入れず、色々と担当者と話したが「ホームと線路は残し本年度中に解体を済ませるスケジュール」との事。

複雑なものである。
壊れた駅でもそのまま残して欲しかった。
僕がこの駅を度々訪れるのは、町の有志が建立してくれた震災犠牲者の方の慰霊碑が駅駐車場にあるからだ。
かみさんの友人がお亡くなりになっており、昨日も合掌させて頂いた。


改札口の撤去が始まろうとしていた時の写真。

町は何も変わっていない。
変わった事は除染による汚染物袋の置き場が作られているだけだ。
人は今も住むことが出来ない。


これが駅前の昨日の写真。
まだたくさん車の瓦礫があちこちにある。
壊れた家々は、あの時のままの姿で佇んでいる。

完全な復興なんてないだろうと思う。
悲しいかな、自分の思い浮かべる復興はもう無理だ。
夢見ていた復興の姿が、どんどん遠のいていく。

今まで何度も心折れそうになったのは夢のせい。
そう、夢のせいだ。











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