ときぶーの時間

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面白すぎる。

2015-07-10 07:16:23 | 日記
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NO816
昨日、朝4時に起き福島へ向かい、帰って来たのは午前0時5分前だった。
今回は午前中に松ちゃんと会えず、他の所へ回り松ちゃんと会えたのは夕方の7時になっていた。汗っ

今日はキジのふ化の話。
松ちゃんが仕事現場で見つけたキジの卵を見つけ、そのまま見過ごすことが出来ず卵を持ち帰って来た。

会社の仲間も松ちゃんのマネをして誰も彼もがキジの卵を会社に持ち込み、そのおかげで松ちゃんはたくさんの卵の面倒を見ることに。


今日の写真は松ちゃんのアイパッドから。
事務所にあるコンビニなので使われているコーヒーやお茶のホット専用の保温庫の熱を利用して、ふ化を試みた。
保温庫の上の菓子箱がそれ。

簡単に卵を置けばふ化するわけじゃない。
めまぐるしいほどの温度管理が必要で、松ちゃんは毎日一つ一つ卵の温度を手で測り、温まった卵とそうでない卵の場所を移動させ、卵全体が均一の温度になるよう努力したらしい。

また箱全体が温まりすぎないように、時には卵を入れた箱の下に割り箸を挟み、それは慎重に温度調整をしたと話してくれた。

会社の同僚?は、出勤した時に卵の入った箱を開け「今日は何匹生まれた」とか「ゆで卵になってねぇか」と箱を開けては卵を冷やしてくれ、みんな箱を開けては閉じないため、卵が冷えとても大変な作業になったとか。

「誰だい、箱開けて閉めねぇ~の、全くよぉ~」と松ちゃんのボヤキがさく裂。(笑)


保温庫の上部の熱を利用して、箱に卵を入れてから10日間ほどで、やっと3羽のキジの赤ちゃんが誕生!

そのあと「誰かひよこの餌を買って来てくれ」と要望した松ちゃんに会社の同僚?の中の一人が「俺が買って来る」と出掛け、今のところキジの赤ちゃんの餌はひよこの餌。

キジの赤ちゃんは、ひよこの餌を食べて毎日会社の事務所でピヨピヨと鳴いていると、笑いながら話した松ちゃん。
だけど、松ちゃんの止めの一発は「キジはひよこと違って、全然、懐かねぇ!」だった。(笑)

人間に懐くひよこと違い懐かないキジの赤ちゃん。
この差は大きい。



富岡町の本格的除染の名のもとに、意識のない作業員は鳥の卵などどうでも良く、そのままか?あるいは鳥の卵ごと刈り払い、多くの命が失われている事を知った。

そのままの場合、カラスに食べられてしまうか?キツネやタヌキなどの野生動物のお腹に収まってしまうらしい。
人間のしたことで生れてくるはずだった命が失われるとしたら、それは人間の罪。

松ちゃんは「全部が全部ふ化しねぇと思うけど、温めてあげてんだ」と、卵の大きさの違いから卵黄が入ってないような卵もあり、全部はふ化しないと。

「キジの卵は保護色で素人にはなかなか見分けがつかないんだぞ」と松ちゃん。

ニワトリの卵はシロが多く、これならボンクラの僕にも見つける事が出来るが、キジの卵は1m先にあるにも拘らず、見事な保護色で見つけられない人が多いと言っていた。

当然、シティーボーイの僕には無理だな。


孵った雛は別の箱に移され、裸電球で温められた段ボールの箱へ移動。
昨日の話では、生まれてからまだ3日だと。

松ちゃんも「まだ3日くらいだから、ブログに書かねぇでくれよ。あとで死んじまったら動物愛護の人たちに悪評たてられっちまうでねぇか」と言ってたけど、僕は書いた。

野に放置したら確実に生まれてこない命。
それを手を掛けふ化させ、餌やり水やりして生かしているのだから立派なもの。

今日で4日も生きているのだから、そんなこと言う人いないよ。
このままキジがたくさんふ化したら、鳥小屋作ってあげないとダメだよなぁと思った。

とにかく奇想天外、まさか本当にふ化させるとは思っていなかったので、話が面白すぎて昨日はなかなか帰れない僕だった。













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写真選び。

2015-07-08 18:22:20 | 日記
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NO815
今日は朝から幾つかの用事を済ませ、松ちゃんのイタリア講演準備の手伝いで、松ちゃんの写真選びをしたのものの、あれがいいか?これがいいか?で選ぶのに少し苦労した。

松ちゃんを撮るより動物たちを撮っていることが多いので、どうしてもこんな時に使える松ちゃんの写真が少ない。


そんな訳で今日は、松ちゃんちの動物たちの写真を使います。
雨の日もずぶ濡れになりながら出迎えてくれる可愛いモモコ。

松ちゃんの写真もあるにはあるのだけど、その中から選ぶとなると元々そういう素質がないのか?いろいろ考えすぎるのか?こういう作業は意外とダメだと確信。

それで明日、新しい写真を撮りに松ちゃんの所に行きたいのだけど、松ちゃんも仕事をしているだろうから、会えないかも知れない。

仕事じゃなくても映画の撮影に追われていると思う。
う~ん、そうなるとさらに厳しいなぁ。


この頃、餌場より離れたところで草を食む姿が多くなった牧場の牛たち。

松ちゃんの写真は、餌やり作業時の写真が多い。
記者でもないから、まともに向き合って撮った写真が少ない。

気恥ずかしい部分もあり、正面で撮った写真がめちゃくちゃ少ないんだ。
こんな事もこれからあるだろうから、これからはちゃんと写真を撮っておこうと思った。

3週間後にはもうイタリアに行く訳だから、ぼやぼやしていられない。
タイムリミットはあと2~3日くらいだろうか?


第二牧場は雨が降ると、第一牧場より水が溜まっているから、今は梅雨の雨でもっと水浸しになっていると思います。

松ちゃんをずっと応援して下さっている方から、支援物資をお預かりしているし写真も撮りたいしで、一石二鳥を狙って、とにかく行くしかないです。

撮影の邪魔しない、仕事の邪魔しない、作業の邪魔しないの3つで行って来ます。
明日は早いので、帰って来てから更新したいと思いますので、みなさん宜しくお願いします。










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本気でやっている人。

2015-07-07 05:01:10 | 日記
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福島の涙は私たちの涙の続編です。

今回の井上さん写真展&講演会を主催して下さったワンウェイ国際平和文化協会の代表柴田淑美さんが、開演の挨拶の時に、これからも松村直登さんと福島の事を応援して行きますと言って下さったそうで、本当に嬉しく有難かったです。


会場の写真展パネル。

日頃から松ちゃんの応援をしてくれ、松ちゃんちの牛の心配をしてくれ、福島各地の住民と会い、今の現状を各地に赴き発信している井上めぐみさんの講演会が無事に開催された。

会場は学校の教室くらいの広さって聞いたけど、40人定員を20人ほどオーバーし、立って講演を聞いて下さった方がいたとお聞きしました。
講演会に足を運んでくれた皆さん、本当にありがとうございました。


昨日の中日新聞の朝刊に、井上さんの記事が掲載されたと友人Aからのメール。
中日新聞と言えば、愛知県では東京の読売みたいな大きな新聞社です。

一昨日は僕も彼女とは電話もメールもせず、帰って来たらバタンキュー。
それで昨日、電話して色々聞いた。

防護服を持って行って「津島地区の人たちは自分の家に帰るたびに、この服を身に付けなければ帰れないのです、みなさんはこれをどう思いますか」と、実際に行われていることや、今の福島の現状を伝え聴衆を引き込んだようです。

福島の被災者として、松ちゃんや多くの福島県民を、側面から応援してくれる姿に感謝です。


講演会前の会場の写真。

昨日の話で、イタリアに講演しに行く松ちゃんと同様、井上さんもワンウェイ国際平和文化協会様より招待されたと聞いた。

それにまた、名古屋の寺院様より講演会の依頼が入ったようです。
今回の講演会を聞きに来られなかった他の団体様などからも、依頼が入ったらしく、その対応に昨日は大変だったみたい。

さらに忙しくなる井上さんだが、これからも頑張ってほしいと思います。
井上さん、本当にお疲れ様でした。

松ちゃんも忙しいし井上さんも忙しいで、本気でやっている人は本当に時間がない。
僕は二人に負けないように、今日も頑張って働いて来よう。

今週、ちょと気が引ける感じなのですが、映画撮影の真っただ中の松ちゃんに会いに行こうと思ってます。
それまで少しだけ松ちゃん情報は、待っててください。

今日は松ちゃんの友人、井上さんの話でした。
それではみなさん、またお会いしましょう。







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誰にも分からない。

2015-07-06 06:30:23 | 日記
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NO814
雨が続き、ちょっとうっとしい毎日です。
松ちゃんと渋谷で会う前に福島に行って、ふるさとを見て感じた事を書きます。

それは、どう考えたって若い人たちが帰って来る所でねぇな~だった。


除染作業員の車も走っておらず、どこの除染現場も大型重機とトラックなどが並び人がいなかった。
この日は休日なのに、大型処分場が煙を出し稼働していた。

僕はなんで?と松ちゃんに聞いた。
松ちゃんは「あの大型処分場の釜は一旦止めて冷えっちまうと、再稼働させる時に時間がかかって大変なんでねぇか」と。


大型処分場付近には、この黒いピラミッドが日に日にその数を増やし、威圧されるほどの景観になっている。

僕は地元の友人に「あの煙突から空気中に放射能が出てんじゃねぇか?」と言われ、大型処分場の煙突から出る排気に放射能はないのか?聞いた。

松ちゃんは「誰にもわかんねぇべ~!特殊な高性能の排気フィルターを付けてますって言ったって、放射能が見える訳じゃねぇんだから」と。


この日、松ちゃんと昼ご飯を食べながらいろいろ聞いた。
松ちゃんの昼ごはんは、野菜しか入っていない天丼380円だった。

放射能汚染度の高い汚染物を誰にも言わず知らせず、平気な顔して燃やされたとしたら?と考えると嫌になる話だ。
大気中に放射能が出て、子供がそれを吸って生活している姿を想像するだけでNG!

絶対に煙突から出ませんとは言っていない。
高性能排気フィルターを付けてますって言っているだけなのだから。


こんな袋の山が、どんどん増えている。
近くで見ると、もの凄い量です。

除染も汚染物処理も、ある程度いい加減?にされている。
松ちゃんは今の除染はダメだと、3年も前から言っていたけど。

田畑の除染だって、田んぼ1枚1枚正確に線量を測らず、1枚の土を測って田んぼ10枚分の報告がなされているかも知れない。
作業する人は、その方が楽だ。

僕がいい加減という意味は、こういうことです。
アバウトな仕事?とでも言った方がいいかな。


唯一の路線、常磐線富岡駅の線路の今の姿。
以前は海岸付近が見えたが、放射能汚染物の山に遮られている。

見えない・匂わない放射能を相手にするのだから、誰にも本当のことが分からない。
松ちゃんも「あとは作業する人間の倫理観だな」と言った。

そんな真面目な奴ばかりいないよ、松ちゃんって言ったら、「だから誰にも分かんねぇのよ、結局」だった。


駅周辺には、まだまだたくさんの車瓦礫が、そのまま放置されている。
4年4か月経つ今もなお、町にはあの大きな津波の爪痕が残る。

まだまだ見えない戦いが原発事故被災地には待ち受けている。

国の言う復興は、原発事故の無かった岩手・宮城なら当てはまる復興なんだと思う。
事故はいつか起こる。
福島原発事故の検証も無し、責任を取る人間もいない、こんな事では必ず原発事故は起こる。
今は、それだけを伝えたい。



















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私たちの涙。

2015-07-03 21:35:08 | 日記
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今日もみなさんにお願いです。
昨日の続きになります。

明日の7月4日、5日の2日間NPOワンウェイ国際平和文化協会様とオリーブジャパン様共催「フクシマの涙は私たちの涙」井上めぐみ写真展と講演会が名古屋で開催されます。

本来なら僕も行って応援したかったのですが、僕はこの2日間ある研修に参加する羽目になり、今回行けなくなりました。

井上さんがワンウェイ国際平和文化協会の代表柴田さんと、松ちゃんの二人の出会いを作ってくれ、柴田さんと松ちゃんがこの先も協力し、やっていけるようになり僕は本当に嬉しく思っています。
その井上さんの講演が名古屋であります。


あの東日本大震災と原発事故から4年以上経った今でも、双葉郡の町々は人がまだ住めない町です。

今回の写真は、井上さんが2011年5月から自分の足で入り、撮り続けた中のほんの一部で、高濃度の放射能汚染が危惧される場所にも行って撮り続けた彼女の行動力と勇気には感嘆しています。

動物の保護に始まり被災者との出会いから、その被害者の方の心のケアまでしてしまう。
そんな井上さんの活動を僕は応援します。
松ちゃんも同じだと思います。

彼女は動物の保護をしていたけど、助けたかったのは犬や猫より牛だった事を聞いて、びっくりしたことがある。
「犬や猫は誰でも助けることができるけど牛は助けられない、だから牛を助けたかったんです」には、正直驚いた。


松ちゃんの牧場に餌やりを手伝いに来てくれた時の井上さん。
マスクが大きくて顔が分かりませんが井上さんです。
彼女も有言実行の人で、松ちゃんが保護した牛のために力を注いでくれています。

ある意味、地味な活動をずっとして来た井上さんのどこか社会的な目線は、原発被災者である僕にも突き刺さることがあって、本当に驚く事が多かったんです。


多くの犠牲者が出た浪江町請戸漁港に建立された慰霊碑に花を供える井上さん。
牛舎に行くにも、豚舎に行くにも、必ず花を手向け合掌してくれた井上さん。

あれから4年数か月福島の各地を回り、今の福島を全国の各地で伝える活動をしています。
ひょっとしたら避難している福島県人より、福島の事を知っているかも知れない。


今回の写真は福島県双葉郡浪江町の津島地区を取り上げてくれました。
この町のこの地区にも、住民たちの想像を絶する苦しみと悲しみと涙がありました。

そんな井上さんの写真展&講演会は、原発問題・東日本大震災に興味のある方、ない方、どなたでも一見の価値があると思います。

是非ご来場いただき、みなさんの知らない福島を知って下さい。
福島で起きた事、今起きていること、一瞬にして人生を奪われた被災者の話など聞いて下さい。
どうぞ宜しくお願いいたします。

個人的な事ですが、明日より研修に行ってまいります。
帰って来てからブログを更新させて頂きますので、みなさん宜しくお願いいたします。
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フクシマの涙。

2015-07-02 22:41:02 | 日記
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みなさん、今日はイベントの告知をさせて下さい。

先日、松ちゃんとNPO国際平和文化協会様とのイタリア講演の打ち合わせの時に、震災から何度も福島に入り取り残されたペットの保護などをして来た友人の一人が同席しました。


いつも松ちゃんの応援をしてくれ、また福島を心配してくれる井上めぐみさんです。
渋谷での打ち合わせの休憩後、松ちゃんと一緒に入って来た写真。

今回、井上さんが名古屋の本山生協にて、ONEWEY国際文化協会様とオリーブジャパン国際開発協力協会様の共同開催「福島の涙は、私たちの涙」にて写真展を開き講演します。


今回は原発から30キロも離れ、事故当時 沢山の方が避難した場所にも関わらず、マスコミに取り上げられることが少ないと感じた浪江町 津島地区を取り上げたとの事。

以前、僕の勤めていた会社の本社が浪江にあり、ここでも同じ悲劇に見舞われた事を思い出し、本当に複雑でした。


彼女が津島地区を知るきっかけは、郡山市の友人の被災動物保護活動の拠点であった事と、当時インターネットでも盛んに紹介された下津島の今野さんのこの貼り紙。

彼女が今野さんの住む仮設住宅を何度も訪問し、沢山の話を聞いているのを僕は知っている。
今野さんは自分の娘のように親しみを感じている。
仮設暮らしの苦痛を和らげる井上さんだ。

今野さんは透析治療を受けていて高齢であることから、自身で故郷を離れたこの想いを伝えるのは、あの貼り紙で精一杯だし、訴訟もひかえているとのこと。

だったら、私が代わりに今野さんの想いを伝えて行こうとその時に強く思ったと僕に言った。

僕の胸が締め付けられたのは養鶏業の高橋さんの話。
1950年シベリア抑留から引き揚げて来て、鶏50羽で始め60年の歳月をかけて4万羽まで、増やした自分の鳥が餓死して行く様を知った時だった。

鶏の餌を配送業者が「放射能が恐ろしくて行きたくない」と運んでもらえず、自分が手塩に育てて来た鶏が死んで行く姿を見ていることしか出来なかった高橋さん。
どれだけ辛かっただろうか・・・・。涙


4万羽 全てが餓死し高橋さんはいわきに避難、その後 入院。
病院で「津島に帰りたい」と亡くなってしまったそうです。


広大な敷地にある養鶏場が2014年の大雪で全て倒壊。
亡骸とともに現在もそのままの姿。

今、原発事故そのものが忘れられようとしている。
あの苦しみは一体なんだったのだろうか?
同じ被災者としては、忘れたくても忘れられない事故です。

オリンピック会場が予算がなくて作れないとか言っている場合じゃないんです。
もっとやるべきことがある。

お近くのみなさん是非、足を運んで下さい。
ありのままの今の福島を、どうかみなさん見て下さい。

そして福島の事を良く知る井上さんの講演を聞いて下さい。
どうぞ宜しくお願いいたします。



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休ませてもらえない。

2015-07-01 22:03:53 | 日記
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NO813
先日のイタリア講演の打ち合わせの前に、今の富岡での状況を聞いた。
今度会った時に聞いておきますと、みなさんに約束したので。
まずは2か国の映画撮影の事。

フランスとベルギーの映画の話です。


打ち合わせ前の松ちゃん。
この髪見て、やっぱり床屋に行く時間がなかったんだ・・・。

松ちゃんは、引き受けてしまった。
海の向こうからやって来る人たちの事も考えて「う~ん、断るにも断り切れねぇしなぁ~」と。

結構きついですよ。
2つの映画を連続で撮られるの。
イタリアに行くまで7月いっぱい撮影されると思います。


今年の3月27日アメリカの撮影を受けた時の写真。
松ちゃんも撮影されるのに慣れている。
撮影スタッフの前で煙草を一服です。

僕も撮影の邪魔はしたくないし、いつ会いに行ったらいいのやら非常に悩んでます。
撮影が終わるも終わらぬも、8月に入ったらイタリアに飛ばなきゃならないから忙しない。

これから梅雨入りした富岡で、合羽を着て朝早くから餌やりをし、仕事が終わってからまた餌やりと、夜には野鳥の生態観察。

床屋に行く時間もない状況でいつ撮影するの?と、僕は聞きたいくらいですが、とにかく早く、無事に終わる事をお願いしたい。

話は変わり、この前のキジの赤ちゃんはどうしたのか聞いてみた。
「なぁにもう親のとこに返したぞ!」と。

ポカ~ンとしてた僕を見て笑いながらそう言った。
松ちゃんちの牧場の前は除染されていないため、今でも草ぼうぼうで巣を作ったり、隠れるには恰好の場所。

戻って来る親鳥もいるわなぁ~。
戻っていなかったら帰すわけないし、松ちゃんが言うには、この前のキジより助けなきゃならないキジがたくさんいるらしい。

何でも仕事に行くと必ずキジの巣を見かけ、毎日7~9個の卵に遭遇すると言っていた。


除染された場所はこの通り、キジの巣でも何でも取り除かれる。
僕の家の裏山は、このように動物たちが隠れる場所もなくなった。

そんなことがあって「半分くらいふ化してるやつがあると、会社の事務所の電気ヒーターで温め、ふ化させてんだ」と言っていた。

野鳥も少し戻り、キジは鉄砲撃ち(狩猟)がいなくなって、とにかくその数はかなり増えている。
町中を車で走っていると、やたらキジと遭遇するのでよく分かる。

ヒーターで卵を温めてふ化させるって、ここまで行くと何も言えなくなった。
ふ化させた後の事は聞かなかったが、ふ化させるのってそんなに簡単だったけか?と思った。

こうなると完全に物好きの世界。
動物音痴の僕には、未知の世界、もう笑うしかなかった。


写真は5月の始めの写真。
松ちゃんちの牛は今、4月ごろから牧場内に生え出した若草を一日中食んで、かなり落ち着いた生活をしている。

喧嘩して餌を取り合う姿が、かなり少なくなった。
それほど牛たちにとって、良い季節が来たという事。
「冬の餌やりより夏の方が少しは楽だ」と、松ちゃんも言っていた。

それでも次から次へと依頼が入り受けてしまうので、少し楽になると神様が休ませてくれない松ちゃんだった。

















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