HEY HEY MY MY

和・洋問わず音楽を聴いて、思ったこと、感じたことを時々、こそっと、書きます。

松 たか子 『未来になる』

2006年02月12日 | JPOP
 「松たか子」とは女優であり、市川一門の娘である、いや、かつてはそう思っていただけであった。親の七光りとか、そんなうがった見方をしていたのも事実。
 映画「四月物語」で、恋いこがれている先輩を追って東京武蔵野の大学に進学する若者を好演していたのに続き、名匠山田洋次監督の下「隠し剣・鬼の爪」では妥協のない演技を披露していた。
 女優がアルバムを発表するのはそれほど珍しいことではないが、作詞・作曲にも及んだりするのはそうそう無い。20代後半から30代を意識した歌世界。
 迷いも、悲しみも相応に増え、けれどもまだ経験も浅く、壮年のようにスマートに振る舞えない世代。

 「そういえばそんな時代があって、こんな今がある」、と思えるのだ。

 そして、未来をあきらめてはいけないと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする