ED75 人間椅子

　鉄路、青森県南津軽郡田舎館村川部と秋田県能代市を結ぶ路線は五能線と呼ばれ、かつては貨物列車も運行していた。
　あの震災後、災害復旧のために五能線を貨物列車が走り抜けたときく。かつてリンゴをのせた貨物列車が走り抜けた五能線。
　新幹線の整備とともに在来線は第三セクターとなる。鉄道がつながってる限り、そこに列車は走ることができる。電気がなくても、ディーゼルは黒煙をはき走る。

　いくつかの名物列車の引退がきこえたこの年度末。

　これからの環境を考えたとき、交通手段の個別化よりも公共輸送機関の充実が、結果的には化石燃料の大量消費を抑止してゆくのだとは思うのだが。
　
　人間椅子の「ＥＤ７５」。夜行貨物列車の走る姿と音楽が妙にマッチしている。弘前ねぷたの囃子のメロディーも美しい。