HEY HEY MY MY

和・洋問わず音楽を聴いて、思ったこと、感じたことを時々、こそっと、書きます。

中島みゆき 『一期一会』

2007年12月25日 | JPOP
 コップの内側に存在する限り、コップの外観を知ることができないように、ひとつの時代を生きるのに懸命なものにとって、その時代の意味を、自身の存在位置を捉えることは、それほど簡単なことではない。
 さまざまな人との出会いも、別れも、その意味を知ることは、その瞬間には理解できず、過ぎ去り時間の中でその意味を実感することも少なくない。

 一期一会、ということを意識してすごすことは稀有で、さりげない出会いと、別れを通りすごしてすごしてゆく。
 それが、かけがえのない出会いで、別れであったとしても、その意味を知ることは、過ぎ差知り時の中。

 忘年会の二次会で、誰かが歌った曲。そして、それを聞いていた誰かが泣いていた。年を重ねた人々にとって、つきささる歌詞。
 もうあえないかけがえのない人々を思いながら、今出会っている人を思う。

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