HEY HEY MY MY

和・洋問わず音楽を聴いて、思ったこと、感じたことを時々、こそっと、書きます。

Loss of love (映画『ひまわり』より)

2010年11月09日 | 洋楽一般
 映画『ひまわり』のデジタルリマスター盤がでたというので、入手した。古くは、小学生の頃のテレビで、最近はBSで、何度も見ている。
 それでも、あの本当の初っぱなの広大なひまわり畑の映像と共に流れるこの映画のテーマソングの哀しい美しさは、結末を知っているからこそ、切ない。

 モノラル音声のちょっとワウフラッターが大きい、その音楽を耳にして、それだけで涙腺がゆるむ人も多いはず。反戦争がテーマであり、人生の中での叶わぬ願いへの悲哀もまた感じる。美しいメロディーの影には、切ないほどの真実がある。

YAMAHA プレイヤーズ王国で、tomo122さんの演奏が聴けます『ひまわり』(フリーソフトのYAMAHA MIDRADIO PLAYERをインストールする必要があります。)
(初稿 2005-09-28 10:59:44 YAMAHAのサイトは終了しました)

ひまわり テーマ曲  ソフィア・ローレン マルチェロ・マストロヤンニ

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アジカン という溶鉱炉

2010年11月09日 | ロック
 初めて聴いた曲は『羅針盤』だったか。久しぶりに車を運転。BGMに彼らのアルバム。彼らは、自分たちの曲がティーンエイジャーを対象にした楽曲であることを隠さない。ともすれば、メジャー指向、商業ロックと言うことになるのだろうが、多分そういわれようが関係ないのだろう。
 しかしながら、その音は、熱い。分厚いのである。

 一方、失礼承知で書けば、昨今の「日本のパンクロック」を自認している連中の音楽のなんと薄っぺらいことか(あくまで主観だあ)。

 20代の頃、広島出身の「DOVE」というスリーピースバンドのアルバムを買い揃えた。突き放す内容の歌詞が一般受けしなかったか、アルバム3作で解散。しかし、彼らの音も熱かった。
(初稿 2005-09-13 19:54:57)

Asian Kung-Fu Generation (Jihei Tansaku)

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face to ace STREET GAMES

2010年11月09日 | フュージョン
 かつてDOVEのライブハウスでの演奏へ足を運んだ。その妥協のない演奏はアルバムでの演奏を凌駕していた。彼らは間違いなくプロ気質の音楽集団だった。
 「売れる音楽」を奏でるのか、創造的に音楽をつむぎ出してゆくのか、ミュージシャンはそこで葛藤することがしばしばあるのだろう。彼らの楽曲(2枚目のアルバムが特に)は今なお無比の色彩を放っている。

 初期の頃のブログ記事のリンク確認をしていたら、DOVEと言うバンドのリンクから、元聖飢魔Ⅱのエース清水長官こと、ace率いるFace to aceにたどり着いた。ベースは、DOVEのボーカル兼ベースを担当していた山本秀史(YANZ)。正式メンバーとしてではなくサポートメンバーのようだ。

 この曲の演奏のコーラスでは山本秀史氏が活躍している。あの厚みのあるベースプレイも健在であった。
 それにしてもace氏のソングライティングセンスには脱帽する。聖飢魔Ⅱ時代でも、メロディアスなスタイルが光っていたが、ここまで演奏の幅があるとは思わなかった。むしろこちらのスタイルの方がしっくりくる。シンセサイザーギターをマックノートで制御している辺りも興味深い。

 80年代中盤~90年初頭に日本にもAOR系のバンドが存在したが、プロモーション的には杉山清貴、稲垣潤一をはじめ、女性層を対象にした大人の男性の音楽のような売り込み方の印象が強く、ボーカル中心でフュージョン系とクロスオーバーすることはなかったような印象がある。海外では、RUSH、Dream theaterなどのプログレッシブロック系のバンドがAOR系のヒットチャートを賑わすことがあることと比べると、この日本独自の乖離は特徴的である。

 Face to aceは現在、メジャ-レーベルとの契約を持っていないが、音楽活動を後退させることなく演奏活動を続けて欲しいと願っている。
 (個人的にはFace to aceで1曲くらいは山本秀史氏の伸びやかなボーカルをメインでフィーチャーして欲しかったりもするのだが、そこはサポートメンバー・・・)

 youtubeで検索すると海外のユーザーのコメントが多いのがFace to aceの特徴のようだ。

face to ace STREET GAMES
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ROBERT PLANT 『ANNIVERSARY』

2010年11月08日 | ロック
 彼のアルバム『Manic Nirvana』に収録された曲は、「TIE DYE ON THE HIGHWAY」とならんで、彼のソロ作品の中でもっとも好きな2曲である。何度とZEP再結成の噂が登って消えていったが、このアルバムのこの曲を聴いたとき、あてのない再結成の妄想よりも、耳に届く重厚、そしてメロディアスな現実の曲に、妙に納得してしまったのだった。
 この曲は、新たな出発の曲「ANNIVERSARY」。決別し、旅立つ記念の歌か。シンセサイザーのオーケストレーションが決して嫌味ではなく、彼のボーカルを支える。

 後を追うように、ジミー・ペイジは、デビット・カヴァーデルと『Coverdale/Page』という、彼の近年では傑出したアルバムを発表する。多くの彼のファンは、このアルバムを歓迎した。アルバム1枚だけで終わったユニットではあった。
(初稿 2006-04-12 00:30:43)

 その後、ロバート・プラントとジミー・ペイジは音楽活動の距離を再び接近させ、ユニットを組むようになる。ZEPサウンドを回帰するのではなく別次元の音楽を発信し続けた。
 2007年12月10日、ZEP名義での1夜限りの奇跡の再結成コンサートが行われた。


Robert Plant "Anniversary" 1990


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Lee-tzsche 『がんばっていきまっしょい 主題歌』(再)

2010年11月03日 | 洋楽一般
テレビドラマで「がんばっていきましょい」というシリーズが放映されていたことがあった。実はそれよりもずっと以前、敷村良子原作の小説は映画『がんばっていきまっしょい』という作品で世に出されていた。
  仕事で映画上映会社の案内を月に1度ほど受け取る担当をしていた時B5サイズチラシが印象に残った。その映画の上映は「タイタニック」によって阻まれたものの、いつかみたい映画の一つとなった。ようやくVHS版を手に入れみることができた。
  以降、高体連前の時期には生徒にこの作品を紹介してきた。けれど、ここ数年はそれがない。がんばっているというより、がんばらされているいまの子どもたちをみていると、複雑なのだ。
  がんばれ、でもなく、がんばっていきましょう とは映画のタイトルの意。
  この映画の制作グループ アルタミラピクチャーズは後に、ウオーターボーイズ、スイングガールへと高校時代にこだわる作品を世に送り出していった。そこではマイナーともいえる高校生の活動にスポットライトを当ててゆく。
  歌い手は、韓国出身のリーチェ 歌詞 
 Give it All [HD], 田中麗奈 がんばっていきまっしょい 主題歌
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