月曜日のお昼頃、おじいちゃんが、困った顔をしてやってきた。
健康診断で撮ったレントゲンに、何やら少し大きくなった心臓の影が。。。。。
紹介状を貰って、大きな病院に行くと言う。
知らん顔も出来ないので、付き添って病院へ~
車の中で 「何で私ばっかりがこんな目に合うの・・・・・」と言い始めた。
あのねお母さん、人間は妖怪じゃないんだから、何時かは死ぬんだよ。
事故か老衰で死なない限り、何かの病気になって死ぬんだよ。
そう思いながら、母の言葉を聴いていた。
検査は、造影剤を使ってのCT検査。 事前に、副作用の説明を受けた。
2~5%に発疹や発熱等の症状が出るとの事。
「薬でアレルギーが出た事はないですか?」との質問に
「私、白内障が有りましてね~」と言い出す母。
医師を見ると、横を向いて無視している。可なり態度の悪い医師でした。
「お母さん、白内障はアレルギーじゃないから、良いのよ」と押さえた。
CTを撮る部屋の前で待つようにと言われ、ベンチに座って待った。
「ねえ、入院するの?」と検査もしない内から、暗い顔。
「検査もしてないのに、取り越し苦労しないのよ」と言い聞かす。
検査着の着替えを手伝って、私だけ外へ~
CTなど、自分では撮った事が無かったので、初めて器械を見た。
技師の方は親切で、終わると又、私を部屋に呼んで着替えが手伝えるようにしてくれた。
造影剤を流す為に、水分を沢山摂る様にと注意を受け、結果を聞く時間を予約した。
幸い、私の仕事の終わる時間だったので、再度同行する事に。
「結論から言いましょうね~」 (それは賢明な判断です~)
「大丈夫でした。動脈瘤は無いようです」
医師がそう言った突端、パ~っと母の顔が輝いた
「しかし多少は、動脈硬化も認められるようです」
何か気を付ける事は有りますか?と私が尋ねると、医師は母の方を見て
「あのね、何も無いけど、よく寝て運動もして心を明るく暮らして下さい」
と言って笑った。
母の必要以上に落ち込む癖を、医師も見抜いていたようだ。
「あのね、夕べは眠れなかったけど、これで安心したわぁ~」
と母の声は明るかったけど、私とおじいちゃんはとっても心配。
何時の日か、母にも不治の病が取り付くだろう。
その時、「人間にはこんな日が来るものだ」と、冷静に受け入れる事の出来ない母は、どんなに取り乱し騒ぎ立てるのだうか・・・・
自分の最後をキチンと受け入れられる人間でいたいと、私は思っています。
健康診断で撮ったレントゲンに、何やら少し大きくなった心臓の影が。。。。。
紹介状を貰って、大きな病院に行くと言う。
知らん顔も出来ないので、付き添って病院へ~
車の中で 「何で私ばっかりがこんな目に合うの・・・・・」と言い始めた。
あのねお母さん、人間は妖怪じゃないんだから、何時かは死ぬんだよ。
事故か老衰で死なない限り、何かの病気になって死ぬんだよ。
そう思いながら、母の言葉を聴いていた。
検査は、造影剤を使ってのCT検査。 事前に、副作用の説明を受けた。
2~5%に発疹や発熱等の症状が出るとの事。
「薬でアレルギーが出た事はないですか?」との質問に
「私、白内障が有りましてね~」と言い出す母。
医師を見ると、横を向いて無視している。可なり態度の悪い医師でした。
「お母さん、白内障はアレルギーじゃないから、良いのよ」と押さえた。
CTを撮る部屋の前で待つようにと言われ、ベンチに座って待った。
「ねえ、入院するの?」と検査もしない内から、暗い顔。
「検査もしてないのに、取り越し苦労しないのよ」と言い聞かす。
検査着の着替えを手伝って、私だけ外へ~
CTなど、自分では撮った事が無かったので、初めて器械を見た。
技師の方は親切で、終わると又、私を部屋に呼んで着替えが手伝えるようにしてくれた。
造影剤を流す為に、水分を沢山摂る様にと注意を受け、結果を聞く時間を予約した。
幸い、私の仕事の終わる時間だったので、再度同行する事に。
「結論から言いましょうね~」 (それは賢明な判断です~)
「大丈夫でした。動脈瘤は無いようです」
医師がそう言った突端、パ~っと母の顔が輝いた
「しかし多少は、動脈硬化も認められるようです」
何か気を付ける事は有りますか?と私が尋ねると、医師は母の方を見て
「あのね、何も無いけど、よく寝て運動もして心を明るく暮らして下さい」
と言って笑った。
母の必要以上に落ち込む癖を、医師も見抜いていたようだ。
「あのね、夕べは眠れなかったけど、これで安心したわぁ~」
と母の声は明るかったけど、私とおじいちゃんはとっても心配。
何時の日か、母にも不治の病が取り付くだろう。
その時、「人間にはこんな日が来るものだ」と、冷静に受け入れる事の出来ない母は、どんなに取り乱し騒ぎ立てるのだうか・・・・
自分の最後をキチンと受け入れられる人間でいたいと、私は思っています。