Tokkoちゃんの気まま日記

感じたままに~ 心のままに~ 好き放題書いてます

夫婦の格式

2010-03-03 15:39:20 | ボランティア
 橋田壽賀子著 夫婦の格式  をボランティアで預かりました。
書店に行き、「橋田壽賀子さんの本を検索して下さい」と言うと
「す・ま・こさんですね?」 「す・が・こ さんです」 「すがさんですか?」
と頓珍漢な問答から始まってしまいました。
見かねた責任者が 「すいません。橋田壽賀子さんですよね~」と引き継いでくれました。
かの有名な作家さんの名前がピンと来ないなんて、書店に勤めるものとして
ちょっと恥ずかしいと思うんですが・・・・・・・
責任者が持ってきた本を見て 「あ~わた鬼の人か!」と大声で言うのも笑えました。

 この本、読んでみると頷ける箇所と、余りに押し付けがましい橋田理論に
首を傾げてしまう箇所が有るんですよね~
頷ける所は、如何に長年連れ添った夫婦でも、 「言葉にしないと伝わらない」 事が有る。
其処は頷けました。
 私の試験が終わった時、先生から言われました。
「ご主人にお礼を言いなさい」  と
私は、主人の大好きなお酒を買って、渡すときに言いました。
「有り難う~何回も先生のところに送り迎えもしてもらったし、家の事も疎かにしてごめんなさい」

すると主人も
「おめでとう!よう頑張ったな。気持ちだけのお祝い」
そう言って、綺麗な和菓子の詰め合わせをくれました。

 きっと後々喧嘩をしても「あの時お前は迷惑を掛けた」とは主人は言わないと思います。
それはキチンとお礼を言ったからだと思います。
まぁ~解っててくれるわ~で終わったら、いつかきっと言われます。

 でも、主人側の親戚や親に対する不満もドンドン伝えるべきだ~には頷けませんでした。
これは私の経験から言っても、とても頷けません。
もっとも、橋田さんに言わせれば「それは貴女の言葉の選択が悪い」のでしょうね。
 つまりは、橋田さんのように賢くて賢明な人にしか当てはまらない理論だからでしょう。
だとすれば、やっぱり一般論としては、言わない方が良いとしか思えません。

 しかし、これから主人が退職する時が来たら、この本の概要はとても重要ではないかとも思いました。
ついつい、夫婦で同じ趣味はベストだと思いがちですが、どうやらそれは私も思い違いをしていたようです。
 付かず離れずの距離感が、長年連れ添う秘訣のようです。


ちなみに、これが主人のプレゼントの和菓子でしたぁ~