Tokkoちゃんの気まま日記

感じたままに~ 心のままに~ 好き放題書いてます

これで終わったのかなぁ~

2018-04-17 21:15:30 | 母便り
 約2年前、母が突然 パニック障害 を起こした日からの長い話が終わった
パニック障害を起こしたことで、初めて精神安定剤が処方され
精神安定剤が処方された事で、小父さんは母に大量の薬を飲ませるようになった
飲ませれば飲ませるほど、薬への依存が強くなり益々手が掛かるようになった
そして手が掛かれば掛かるほど疎ましさも増し、小父さんは母に対してイライラを募らせた
私と主人は、小父さんに薬の投与を止めさせる為に悪戦苦闘した2年でも有った


 小父さんは、身内から 「縁は切った」 と言われショックだったようだが
全て身から出た錆
本来ならば、双方の身内や子供達からも孤立して生きる道を二人は選んだ
自ら選んだ道なのに、今になって周りの態度を 「理不尽」 と感じるのだろうか?
自分たちが身勝手な行動を取った時、双方の子供達がどれ程の打撃を受けたか考えた事が有るのだろうか・・・・

 小父さんの子供さんは、縁は切ったと思っている
そう割り切れるならそれも良いだろう
誰も小父さんの息子さんを責める人は居ない
ただ私達姉妹は、人間として出来る事を遣ろうと思っただけだ
後味の悪い思いをしたくなかったからだ
父を送った時、あんな人でも母もちゃんと送って上げようと思った
もし惨めなまま送ったら、その時は溜飲が下がっても
後から後悔するような気がしたから

 名古屋の叔母が言うように、私も自分が同じことをしたら母のように子供に甘える道は選ばない
あの時、母と小父さんはそういう道を選んだのだと思う
自分の選んだ道の付けを払う時が遣って来たのだ
母にとっては、小父さんから施設に入れられた事で有り
小父さんにとっては、これから残りの人生
施設に入っても、入院しても
そして、もし亡くなっても誰も傍に居てくれない・・・
そんな事になるかもしれない

 申し訳ないが、私達姉妹の 「人間として」 は母限定だ
小父さんに対して 「人間として」 とは到底思えない

 母が家を出た日、母と小父さんは我が家から持ち出したテレビを付けて
我が家から持ち出した炊飯器で暖かいご飯を炊き、食べた事だろう

 私達三姉妹はテレビも家具も無い部屋で、父の帰りを待ち
残っていた鍋で、父が作ってくれた すいとん を食べた
父はその後も一人で、私達を育ててくれた

 父が病を得た時、看病するのは当然の事だった
何の迷いもなく、精一杯看病した
人の歩く道はそうして別れて行くのか?
そんな気がする

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