今年最後のフュージング作品が出来上がりました。
泡入りの編込風深皿(19cm)、
ちょっと色合いが激し過ぎるかと思いましたが、形にしてみると、なかなか良い感じです。
赤と黒は大好きな取り合わせです。
茜色と葡萄色の組み合わせも、しっくりと良い雰囲気になりました。
淡い色調の作品が続くと、無性に力強い色合いの物を作りたくなってしまうんですよね。
それと、季節にもよるかも・・・。
やはり夏は、ついつい涼しげな色合いを多く使うし、冬は、カラフルな色合いに走っちゃいますね。
寒い季節はガラスの食器をあまり使わない傾向ですが、これなら冬でも、デザートやサラダに使えそうです。
それと、漆風の深皿(15.5cm)、
赤い部分の艶マットな感じと、黒い部分のほんのり光を通すところが合わさって、不思議な雰囲気になりました。
泡と泡の間には、プラチナ箔を入れてあります。
黒味を帯びたつややかな赤が、いつまで見てても見飽きません。
やはり古来より日本人が好んだ色というのも、うなずけますね。
落焼き用クレヨンで描いたお皿の方は、こんな感じです。
やさしい感じのお皿になりました。
失敗作の、顔彩で絵付けした方のお皿は、
デザインはバッチリだったのに、色がうまく出ていない部分がかなり気になります。
自分的には、お蔵入りにして目に触れたくない感じです。
Aスキをサンドしたした方のお皿は、
良い感じにはなっているんですが、カーブが少しゆる過ぎる気も・・・。
スランプし直すかどうかは、暫く眺めて検討する事にしましょう。
ず~っと長い間放置状態にしていた箸置きも、今回スランプしました。
雪の結晶の形の銀箔を挟んであります。
銀箔がほんの少し黄金色になり、金やプラチナには無い、控え目で深みのある味わいです。
今年は、キルンワーク講座が半年間お休みだったので、なかなか思う様に、はかどらなかったのですが、少ない窯入れの回数をかなり有効に使ったと言えます。
受講生が少なかった事もあり、電気炉のかなりの部分を自分の作品で占めてしまいましたが、気持ちよく応じて下さった先生に感謝です。
さて、来年はどんな作品に挑戦しようかなぁ・・・。