「いらない物を片付けたいんですけど・・・」
若い女性の声で電話が入った。
「引っ越しをするので、ついでに不要品も処分したいんです」
「はい・・・」
「でも、自分一人ではできなくて・・・」
「なるほど・・・で、捨てる物の量はどれくらいあります?」
「え~と・・・ちょっと多いかもしれません・・・」
奥歯にモノが挟まったような言い方は、私の特掃琴線に〝ピン〟とくるものがあった。
しかし、野暮なことを言っても男が上がるわけではない。
〝ゴミ屋敷〟というキーワードは頭の隅に隠し、〝ゴミ〟という単語を使わないように気をつけながら、現場の詳細を尋いていった。
「〝不要品〟ってどんなモノがありますか?」
「色々なものが混ざってまして・・・」
「色々なもの・・・」
「はい・・・」
「ところで、引っ越しされる日はいつですか?」
「明後日・・・です」
「明後日!?」
「そうなんです・・・」
「随分と急ですねぇ」
「えぇ・・・」
「延ばせないんですか?」
「えぇ・・・」
私は、急な引っ越しプランに、表面的には驚いてみせた。
続きはこちら
若い女性の声で電話が入った。
「引っ越しをするので、ついでに不要品も処分したいんです」
「はい・・・」
「でも、自分一人ではできなくて・・・」
「なるほど・・・で、捨てる物の量はどれくらいあります?」
「え~と・・・ちょっと多いかもしれません・・・」
奥歯にモノが挟まったような言い方は、私の特掃琴線に〝ピン〟とくるものがあった。
しかし、野暮なことを言っても男が上がるわけではない。
〝ゴミ屋敷〟というキーワードは頭の隅に隠し、〝ゴミ〟という単語を使わないように気をつけながら、現場の詳細を尋いていった。
「〝不要品〟ってどんなモノがありますか?」
「色々なものが混ざってまして・・・」
「色々なもの・・・」
「はい・・・」
「ところで、引っ越しされる日はいつですか?」
「明後日・・・です」
「明後日!?」
「そうなんです・・・」
「随分と急ですねぇ」
「えぇ・・・」
「延ばせないんですか?」
「えぇ・・・」
私は、急な引っ越しプランに、表面的には驚いてみせた。
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