冬の空気は、冷たく乾燥している。
けれども、他の季節にはないほど澄んでいる。
猥雑な地上にいると、空を見上げる気力さえ失うことがあるけど、それでも空は万民をその下に置いてくれる。
そんな空を見上げると、一時的だけど心の空気が入れ替わる。
最近、特に気に入っているのが晴天の夜空。
満天の星空を仰ぐと、気持ちが癒される。
外はモノ凄く寒いけど、何か、あたたかい慈愛のようなものを感じる。
そして、命の儚さと、抱えている苦悩の小ささを確認する。
この空は、子供の頃に見上げた空と変わらない。
私が、この地上に生まれるずっと前から、空は変わらないのだろう。
そして、私がこの地上からいなくなっても、変わらないのだろう。
空にも“永久”はないのかもしれないけど、それでも、人間の時間をはるかに超えた時間、空は変わらないままだろう。
対象的に、地上の景色と自分は変わる。
地上の時間は過ぎるスピードも速く、生かされる時間も短い。
かたちあるものは、たちまち風と消えゆく。
まるで夢のように。
しかし、苦しい人生は長く感じる。
時間は、過ぎてみれば“アッという間”に感じるけど、苦悩の中にあるときは永遠のように長く感じられてしまう。
私は、寝ていても、夢の中で何かを考えるような性質。
起きているときは尚更で、余計な思い煩いが私を苦しめる。
思い煩いが始まったら「考えるのはこれでやめ!」「これ以上は考えるな!」「頭を空にしろ!」と自分に言いきかせる。
続きはこちら
けれども、他の季節にはないほど澄んでいる。
猥雑な地上にいると、空を見上げる気力さえ失うことがあるけど、それでも空は万民をその下に置いてくれる。
そんな空を見上げると、一時的だけど心の空気が入れ替わる。
最近、特に気に入っているのが晴天の夜空。
満天の星空を仰ぐと、気持ちが癒される。
外はモノ凄く寒いけど、何か、あたたかい慈愛のようなものを感じる。
そして、命の儚さと、抱えている苦悩の小ささを確認する。
この空は、子供の頃に見上げた空と変わらない。
私が、この地上に生まれるずっと前から、空は変わらないのだろう。
そして、私がこの地上からいなくなっても、変わらないのだろう。
空にも“永久”はないのかもしれないけど、それでも、人間の時間をはるかに超えた時間、空は変わらないままだろう。
対象的に、地上の景色と自分は変わる。
地上の時間は過ぎるスピードも速く、生かされる時間も短い。
かたちあるものは、たちまち風と消えゆく。
まるで夢のように。
しかし、苦しい人生は長く感じる。
時間は、過ぎてみれば“アッという間”に感じるけど、苦悩の中にあるときは永遠のように長く感じられてしまう。
私は、寝ていても、夢の中で何かを考えるような性質。
起きているときは尚更で、余計な思い煩いが私を苦しめる。
思い煩いが始まったら「考えるのはこれでやめ!」「これ以上は考えるな!」「頭を空にしろ!」と自分に言いきかせる。
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