私は、わりと過去の思い出を大切にする。
言い方を変えると〝未練たらしく引きづる〟。
時々、自分の歩いてきた道程を振り返っては、色々な出来事を思い出す。
「あんなこともあった」「こんなこともあった」と、懐かしんだり悔やんだり。
そんな回想でマズイのは、
「あの頃はよかったなぁ」
といったパターン(私の得意技)。
過去を輝かせると、そこから遠ざかる一方の現在から未来が暗くなるばかり。
すると、おのずと気分が暗くなる。
だから、そんな回想パターンはイカンのだ。
中年の女性から、遺品処理の依頼が入った。
依頼の内容は、
「独り暮らしをしていた母親が亡くなったので、家財・生活用品を処分したい」
とのことだった。
女性の落ち着いた物腰と、緊急事態ではなさそうな話しぶりから、
「特掃の出番はなさそうだな」
と判断し、死因・死亡日・亡くなった場所も尋ねなかった。
そして、いつもの通り、まずは見積検分に出掛けることにして女性と訪問日時を約束した。
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言い方を変えると〝未練たらしく引きづる〟。
時々、自分の歩いてきた道程を振り返っては、色々な出来事を思い出す。
「あんなこともあった」「こんなこともあった」と、懐かしんだり悔やんだり。
そんな回想でマズイのは、
「あの頃はよかったなぁ」
といったパターン(私の得意技)。
過去を輝かせると、そこから遠ざかる一方の現在から未来が暗くなるばかり。
すると、おのずと気分が暗くなる。
だから、そんな回想パターンはイカンのだ。
中年の女性から、遺品処理の依頼が入った。
依頼の内容は、
「独り暮らしをしていた母親が亡くなったので、家財・生活用品を処分したい」
とのことだった。
女性の落ち着いた物腰と、緊急事態ではなさそうな話しぶりから、
「特掃の出番はなさそうだな」
と判断し、死因・死亡日・亡くなった場所も尋ねなかった。
そして、いつもの通り、まずは見積検分に出掛けることにして女性と訪問日時を約束した。
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まったく過去を捨てられる。
そんな人間は恐ろしい、
そんな気がします。
家財を全部処分するのも、
大変そうですね。
隊長さんのお優しい心とてもうれしく拝見しております。
そうです。年を取ると子供に迷惑をかけたくないと
ばかり思っています。 もちろんお金のことも、これからの介護の事も。そして一番困るのが、肉体に始末。
人間死ねばゴミになるという本がありましたよね。
それからは、真剣にこの肉体の始末の事が頭の片隅にいつもあります。 隊長さんのような人に迷惑をかけないように死にたいものです。
それともうひとつ。生活用品の始末です。
家を建替えた時なるべく始末したのですが、まだ今は
必要で処分できません。アルバムこれも大変なことです。
徐々に捨てるようにしています。子供にとって知らない人の写真始末に困るでしょう。 今はなるべく写真をとらない事にしました。友達との旅行の写真もアルバムひ貼らずいつでも捨てられるようにしておます。 さみしいように思われるかもしれませんが、年をとるといろいろ始末が大変です。
頑張ってくれ。