「死後、約一ヵ月余」
「汚れ具合はわからないけど、ニオイが酷くて入れない」
「とりあえず、中に入れるようにして欲しい」
依頼者は中年の女性。
亡くなったのは女性の叔母、つまり女性は故人の姪。
現場は、故人所有の一戸建。
遺体の処理は終わっており、あとは、その痕を始末するのみ。
境を狭く隣接した家屋はなく、メンタル的な部分を除けば、近隣に迷惑はかかっていないよう。
そして、亡くなって一ヵ月余も経っていれば、慌てる領域は越えている。
私は、気持ちが落ちつかなそうな女性に慌てる必要はないことを伝え、当日の夕方まで時間をもらい、現地調査に出向く約束をした。
人に頼られたときの私は、素の性質に似合わずパワフルになる。
依頼者が困った状況に遭い、自分が役に立てそうな場合は尚更。
自己を顕示するようで話でみっともないだけかもしれないけど、決して奇特な性格でもなければ、隣人愛を持っているわけでもないのに何となく張り切ってしまうのだ。
そんな私は、日中の作業を手早く片付け、予定より早く約束の現場へ向かった。
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「汚れ具合はわからないけど、ニオイが酷くて入れない」
「とりあえず、中に入れるようにして欲しい」
依頼者は中年の女性。
亡くなったのは女性の叔母、つまり女性は故人の姪。
現場は、故人所有の一戸建。
遺体の処理は終わっており、あとは、その痕を始末するのみ。
境を狭く隣接した家屋はなく、メンタル的な部分を除けば、近隣に迷惑はかかっていないよう。
そして、亡くなって一ヵ月余も経っていれば、慌てる領域は越えている。
私は、気持ちが落ちつかなそうな女性に慌てる必要はないことを伝え、当日の夕方まで時間をもらい、現地調査に出向く約束をした。
人に頼られたときの私は、素の性質に似合わずパワフルになる。
依頼者が困った状況に遭い、自分が役に立てそうな場合は尚更。
自己を顕示するようで話でみっともないだけかもしれないけど、決して奇特な性格でもなければ、隣人愛を持っているわけでもないのに何となく張り切ってしまうのだ。
そんな私は、日中の作業を手早く片付け、予定より早く約束の現場へ向かった。
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今回のお話泣かせていただきました
切ないですね
親と子 亡くなる前どんな思いだったのでしょう
もしあの世とやらがあるのならば二人が出会えていますように
お仕事お疲れ様でした
ブログから感じる世界は、どんな状況とは言え隊長さんの愛あればこそと私は感じています。
亡くなられた沢山の方々をブログから触れる事で、
やはり、私は身近な恩師を抱きしめるような気持ちにもなりました。
隊長さんが、亡くなられた方の魂へ語りかけているお姿は、
亡くなられた方への最大の思いやり。
鎮魂
また、拝読させて頂きます。
ありがとうございました。
なぜ順風満帆に生きてても、突然死ぬのでしょうね。
それがその人の運命だったと言えばそれまでですが、残された家族や、亡くなった本人はさぞ無念でしょう。
この世は残酷です。楽に生きられる人もいれば、一生苦労する人もいます。
でも、仏教の教えには、仏性といって、誰もが心の中に仏様になれる素養を秘めているという考えがあります。
辛い人生や悲しい出来事も、全て己の仏性を高める糧となるならば、頑張れる気がします。
体調に気をつけて、お互い頑張りましょう。
私にも息子が３人いますが、その子達が私より先にこの世から居なくなるなんて、想像も出来ないし、したくないです
故人は本当に辛くて悲しくて寂しかったでしょうね
女性として生まれ、子供を産み育てる事は大変ではありますがそれが心の支えだったり喜びだったりするものですもんね
私の一緒に住んでいる幼い息子２人ももちろん心配ですが、長男は県外の大学へ進学してそばにいないのでいつもちゃんとご飯は食べてるかとか、病気はしていないかとか心配になってるくらいです
何もしてあげられないことが切なく感じます
子供は何もわからず母の元に産まれて、そしてその母を無条件の愛で包んでくれます
故人もお亡くなりになった息子さんの愛を思い出し抱きしめながら生きていったのでしょうね
私もいつも、子供達には「私のもとに産まれてきてくれてありがとう」と思っています
でも、人の心に触れ、相手を癒す仕事だと思います。
これからも頑張って下さい。
年老いた両親も気丈にされてましたが、やはり悲しみは伝わるものでした。
後先を考えて寿命を迎える事は出来ないものですね。