久々の新川崎参り。黒沢家にお邪魔。
私の中の永遠の武士、黒沢丘吾さんは亡くなられたけれど、
奥方は健在。美しく花のような笑顔で迎えてくださった。
お料理が得意で、人をもてなすのがお好きで、高いよく響く声で話される。
在りし日の丘吾さんは、そんな奥方が自慢だったに違いない。
彼は来客に混じって、何も喋らないけれどその食卓に付き、
静かに微笑んでいた。今もそこに座っているよう。
我々のリクエストで、今日のメインは天ぷら。
フジエさんの天ぷらは本当に美味しい。熱々、サクサクをいただく。
「料理は愛情ですよ」彼女の言葉に深く頷く。
他にも、手間ひまかけたお料理が並ぶ。目にも嬉しいおふくろの味。
フジエさん、お元気で良かった。毎日日記に「良い事」を書くのだそうだ。
「~が出来たね。良かったね。えらかったね。ありがとう」
自分を褒めたり、感謝の気持ちを書いたり。言霊なんだなぁ、と思う。
ムスタキの「時は過ぎてゆく」を歌った。
フジエさんは目を閉じてじいっと聴いてくださった。
一日一日を、精一杯、明るく、楽しく。彼女のモットーだ。
今日もいっぱいお勉強させて頂いた。
ありがとう。そしてご馳走様でした。
写真を撮るのがちと早かった。この後の海老ちゃんがまたまた美味でした~。