女社長のブログ《伴海日記》

おかげさまで今年は10周年を迎えます
伴海エンタープライズ株式会社の社長であり歌手
浜砂伴海の日記

ひとやすみ

2012-02-13 | 美味

引き籠もっております。家でワインなんぞ。

寒くて買い物億劫。徒歩一分のセブンイレブンイイ気分へ。

パン、生ハム、ポテト、スモークチーズと、シラーズの赤ワイン購入。

カベルネ・ソービニョンと同様、シラーは好きなブドウだ。

パセリとしめじは冷蔵庫にあったのでさっとオリーブオイルで加熱。

せめてワイングラスは、お気に入りの絵入りのものにして。

うむ。悪くない。悪くないよ。いいじゃんこれ。

ものぐさの、極上の、ひとやすみ。

安上がりだなぁ私って。

 

 


歌Deli@Amore

2012-02-12 | ライブ・コンサート

シャンソンの出前。南柏に行って来た。

場所は「Amore」ここは飲み屋さんで、

美人のフィリピン人ママさんが、お料理したり歌ったり(マジ上手い)、

普段はカラオケでお客さん達がのど自慢大会のような店だ。

私は少々場違い?と恐る恐る伺ったのだが、

普段演歌バリバリのおじさま達が、

「シャンソン良いよねぇ。銀巴里行ったっけなぁ」

なんておっしゃるのを聞き、嬉しかった。

思いのほか盛り上がり、後半はリクエストいただき

シャンソン以外の歌も多かったけど、

喜んでいただけて本当に良かった。

皆さま、ありがとうございました。

またお逢いしましょうね!

 

今日の出前、実は仕掛人は弟だった。

よっ、営業部長!

有り難き、きょうだいの存在。

 


活字中毒

2012-02-09 | 徒然

基本活字中毒である。といってもいいかな。

本を持たずに外出すると不安で、その辺で何か買ってしまう。

読みかけの本を忘れた時なんか、凄く気になる。

本でなくても何でも良いから、文字を追っていないと手持ち無沙汰。

なんでこんなに間が持てない人間になってしまったのか。

家でゴハン食べる時にも読んでいて、あー駄目だ、と思った。

お行儀悪いですよ。

小さい頃、我が家には父親による、

「食事中はテレビ消せ」という怖い掟があった。

でもまだ、テレビ見てる方がましだよね。

あ、そうか。

私は、テレビジョンなるものを持っていない。

それが活字中毒にさせるのか。

うーむ。それは大げさだ。

しかし、時代に取り残されて行くような危機感は、

無いわけでもない。

読み物が時代小説多いし。。。

頭の中が江戸時代のまま、シャンソン歌ってる変な私なのである。

 

 


冷たい手

2012-02-07 | 徒然

洗濯物を干して部屋に入ると、

手のかじかみ、ひとしお。

両手をこすり合わせながら口元に持って行く。

ふと、母の冷たい手を思い出した。

真冬の朝。母の冷たい手が、私を起こす。

「ほらほら、起きなさい」

外から帰って来た母の、冷たい手。

何故に朝から外なのかと言うと、

彼女はヤクルトおばさんであった。

当時は早朝、牛乳みたいに宅配していた。

幼い私が腸の弱い子で、それにはヤクルトが良いと聞くと、

それなら自分がその仕事やっちゃえ、という母であった。

そのためにはバイクの免許も取ってしまった。

合格の時、女性二人しか居なかった。

その人と抱き合って喜んだと言う。

やるなぁ、母。

母は強し。母は無敵。

冷たい手が呼び起こす、温かい思い出。

指先に頬の熱を吸わせながら、しばし時を旅する。

冬は、寒いだけではない。

 

 


成田参り

2012-02-05 | 徒然

喪中だからお参りはしない。

けれど、ここのとこお見舞いに行ってる成田。

ハナエさんに逢いに行くことは、

私にとって教会や神社仏閣に行くにも等しい。

彼女自体が「パワースポット」なのだもの。

体の調子は落ち着いているよう。

日曜日だから、いろんな人に逢った。

ご縁とは有り難いものだ。

酸素の管が鬱陶しそう。それなのに、美人のハナエさん。

花が開くような笑顔で迎えてくれた。

ハナエさんの名前の通りと思った。

「また来るね、バイバイ」

と言ったら、

「バイバイ」と言った。

歌が聞きたい、とも言った。

うん。歌うよ。何か録音して来ようか。

何がいいかな。

 

 

 


熱燗読書

2012-02-04 | 美味

蕎麦屋で熱燗。これぞ冬の楽しみ。

瓶は思いのほか熱く、

つまんだ指を思わず耳たぶへ。

そんなことすら楽しい。

でもこういう仕草って、今時するかしら。

天ぷらを塩でかじりながら、手酌酒。

誰のためでもない、自分だけのペースで。

しかも右手しか使わない。

左手は本を持っているため塞がっている。

かなり行儀は悪いが、誰にも迷惑はかからない。

安い酒ではあるが、充分だ。

充分幸せになれる。

値段じゃぁないのだよ。

 

 

 


月よ今夜もありがとう

2012-02-03 | 素敵

帝国ホテルの上に、月が出ていた。

銀座八丁目で歌い終わって、日比谷まで歩く道すがら、

月を見つけて良い気分。

眺め、見つめて、ほろ酔いの体がよろめく。

写真を撮ってもうまくいかない。

だから、まぶたの奥に焼き付ける。

太陽は数秒しか見ちゃ居らんないもんなぁ。

高校生のとき、更級日記の感想文にそんなことを書いたっけ。

寒いと夜空が綺麗で嬉しい。

銀座のネオンで星は目立たないけれど、

月はやはり美しい。

この疲れ果てた人間たちを照らしたまえ。

月よ今夜もありがとう。

 


霜柱

2012-02-01 | 徒然

公園を横切ろうとして、ふと足の裏にかすかな感触。

ザクッ。霜柱?

子供の頃、面白がって踏みしめたものだ。

しかし、「霜柱」とか「霜焼け」とか、

滅多に聞かなくなったなぁ。

小気味好く、ざくっざくっと歩きながら、口から出た一節。

 

 ざっくざっくざっくり、ざっくりこ

 しもばしら ふみながら

 となりのまちまで おつかいに

 

やりきれないような短音階の、小さな歌。

小学校のとき?音楽の教科書だか歌集の歌だったと思う。

寒い、冷たい世界に、マイナーの音。

こういうのって、救いがないというか、

例えば、「雪」(ゆきやこんこ あられやこんこ)の場合、

あの歌はメジャー、長音階だから救われるってもんだ。

「霜柱」でしょう?しかも「おつかい」

 

隣町まで使いにやられる子供の顔まで浮かんでくるよう。

下町の丁稚か職人の子飼、田舎は子沢山で帰ることも出来ない、

幼いうちから苦労が耐えない子供。。。

なんでか知らぬが、その子の歌のように思えてならない。

山本周五郎の読み過ぎか?

 

ところで、ちょっとした食材や日用品を買いに出るとき、

なんと言うか。

「買い物に行く」

「お使いに行く」

私は買い物かご下げて行く場合は、後者だと思う。

ニュアンスが違う。面白いね。

霜柱を踏んだのは、お使いの帰りであった。