銀鏡神社 本殿祭
銀鏡神楽式三十二番「猪とぎり」は、猪狩りの様子をコミカルな芝居仕立てて描いている。
猪を捕るということは、大事な畑を荒らす猪から穀物を守ることと、
その肉によって貴重なタンパク源を撮るための、一石二鳥。
しかし命を頂くということに対し、人々は、神に許しを乞い、また神に感謝し、
そして猪の霊を慰めるということも含め、この神楽が奉納される。
奉納された猪。美しいなと思った。笑っているように見える。
夜通しの神楽のあと、猪のおじやが振る舞われた。
銀鏡神楽
宮崎県西都市の端っこ。米良の山奥深く、銀鏡神社の大祭に行く。
大祭は13日に始まり16日まで。その中で夜神楽は、
毎年12月14日から15日にかけて、夜通し繰り広げられる。
昨年6月、国立劇場「銀鏡神楽」出張公演を、父と一緒に観た。
12月の大祭の本物の神楽を観なくちゃね。一緒に行こうね。
と言ってたら、ぴったりその公演の1ヶ月後に父は逝ってしまった。
今年、前後は過密だったが、どうしても行こうと決めていた。
父の形見のカシミアのセーターを着て、行く。
生憎の雨。半端無い雨。夜通しの雨。夜通しの神楽。
それでも祝子どん達の熱演は続く。
こんなに優雅な神楽が、こんな山奥に存在していることに驚く。
都の文化。能。雅なものが盛り込まれている。
この優美さが人を虜にする。逞しく、美しい。
銀鏡神楽を見ずして、神楽を語るなかれ。
松明の炎が、舞う者の姿かたちをより神々しく映し出す。
祭壇に奉納された猪の首は六頭。闇の中に浮かび上がる。
ござを重ねても重ねても、舞台に水溜りが出来る。
真っ白な足袋が雨水を吸って、変色して行く。
寒さの中、祝子どん達の頬は上気し、吐く息は白い。
容赦ない雨。張り巡らせた屋根のシートが、すぐに雨の重みでたわむ。
大きな竹で下から突いて、祭壇の脇へ水を逃がす。
これを、一晩中。一晩中繰り返すのだ。
そして神楽も一晩中なのだ。雨でも鈍らない太鼓や笛の音。
人間業とは思えない。全てが、この世のものとは思えない。
夢、幻、そして現の間で、私は気を失いそうになっていた。
だいぶブログのupが遅れている。ハマスナ寝込んでたりはしてないので、ご心配無く!
旅やら本番やら大人の事情やらで、up出来なかったのである。さぁー気合い入れてupするぞ。
2012/12/12 Salon de Bankaii @赤坂かたぐるま
ギター:佐々木じょうじ ドラムス:若林竜丞
この日は「シャンソン」というシバリは無いので、シャンソン、昭和歌謡、ジャズ、
チャンプルーな感じで、自由に3人でやりたいように演奏して行く。
この写真は、休憩開け、前回に引き続きお客様参加の「ノーノーボーイ」
この方のハスキーボイスでこの歌は、絶品。
続いて客席にビッグバンドのギタリスト発見。すかさずリクエスト。
こちらもノリ良く、若林君と「サテンドール」を演奏してくれた。
飲み放題だから、良い感じに客席温まってる。私もカウンターからのグラスをお客様にお運び。
それらが自然な流れになるのが、この店でのライブの不思議な魅力。
ママの手作りのお料理で、何故かバーボン飲んでる人が多い。
バーボンと言えば、私は絶対「Wild Turkey」派なのであるが、
なんということか、この店で「バーボン」と注文すると「Wild Turkey」が出て来るという、
全くもってケシカラン程気前が良いママなのだよ。
ターキーは、アルコール50,5度有るからねぇ。それを、ロックで飲むわ飲むわ。
うーむ。なんて素晴らしいひと達。(私は蕎麦猪口で、こっそり飲んでいたのよ)
今回「塩おにぎり」は無かったけど、漬けマグロのまん丸のお寿司が美味い。
日本酒はママの出身、新潟の酒。ああ、このカジュアルさで、この贅沢。
「White Christmas」を大合唱して、出演者もお客様も、上機嫌でお開きとなった。
ホットなお客様に助けられて、今日も歌えた。
またやりましょう。今日も出逢いとご縁に感謝。
ありがとうございました!
Merci~仙台から駆けつけてくれたお嬢も。。
久々の新川崎参り。黒沢家にお邪魔。
私の中の永遠の武士、黒沢丘吾さんは亡くなられたけれど、
奥方は健在。美しく花のような笑顔で迎えてくださった。
お料理が得意で、人をもてなすのがお好きで、高いよく響く声で話される。
在りし日の丘吾さんは、そんな奥方が自慢だったに違いない。
彼は来客に混じって、何も喋らないけれどその食卓に付き、
静かに微笑んでいた。今もそこに座っているよう。
我々のリクエストで、今日のメインは天ぷら。
フジエさんの天ぷらは本当に美味しい。熱々、サクサクをいただく。
「料理は愛情ですよ」彼女の言葉に深く頷く。
他にも、手間ひまかけたお料理が並ぶ。目にも嬉しいおふくろの味。
フジエさん、お元気で良かった。毎日日記に「良い事」を書くのだそうだ。
「~が出来たね。良かったね。えらかったね。ありがとう」
自分を褒めたり、感謝の気持ちを書いたり。言霊なんだなぁ、と思う。
ムスタキの「時は過ぎてゆく」を歌った。
フジエさんは目を閉じてじいっと聴いてくださった。
一日一日を、精一杯、明るく、楽しく。彼女のモットーだ。
今日もいっぱいお勉強させて頂いた。
ありがとう。そしてご馳走様でした。
写真を撮るのがちと早かった。この後の海老ちゃんがまたまた美味でした~。
2012/12/08
関根康江さんと久々の共演。横浜山下町の「デュモン」
今回は二人でニューグランドにお泊まり。
仕事なのに、ホテルにチェックインしたとたん、なんだか旅気分。
最近旅行行ってないよねぇ。どっか行きたいねぇ。
仲良しの姉さんなので、お互いのペースもわかるし、
ツインで泊まってても、まったく楽!
2ステージ。デュエットもしたし、とても楽しく歌いました。
満席です。というのが、貸し切りになったと聞いて、あらら。
お断りしたお客様数名いらしたとか。ごめんなさい。
またいつか行きますので、次の機会によろしくお願いいたします。
今年も「柏ひがし幼稚園」のクリスマスに参加した。
二日に分けて行われるクリスマス。子供達の劇には感動させられる。
もちろん、お母さん達の賛美歌もとても良かった。がんばったね!
お母さん達の聖歌隊の指導、指揮が私の仕事なのだが、
ここでのクリスマスは、私にとってはミソギの儀式のようなもの。
子供達は天使。お母さん達はマリア様。
一緒に時間空間を共にしていると、心身ともに洗われているような気分。
今年もありがとう。純粋な気持ちに戻れそう。
賛美歌をお母さん達と歌っている時、目の端に映る子供達の姿に涙してしまう。
私でさえこうなのだから、ご自分のお子さんの姿を見て皆さん涙ぐんでいる。
きっと、命を授かったときから、赤ちゃんのとき、いろんな思い出が駆け巡っていることだろう。
人間っていいなぁ。子供っていいなぁ。生きてるっていいなぁ。
「愛」をたくさん、ありがとう。
子供達、お母さん、お父さん、先生達。
みんなみんな、Merry X'mas...
お出迎えは幼稚園のバス。ちいちゃ~い。可愛い~。
先生達手作りのプログラム。素敵。
お母さん達の手作りのカードがまた素敵。。ありがとう!
飯田で頂いた薔薇。ありがとう。いつものように色とりどりで嬉しい。
宅急便で送った花たちは、少しも崩れること無く無事に届く。
花束をほどく前の姿が、あまりに素敵なので写真を撮る。
半分は母に預けて、父の神棚に飾ってもらう。
半分と言っても沢山。自分の机に飾って惚れぼれ眺めている。
薔薇はいつも、薔薇なんだなぁ。
蕾でも、開いても、枯れても。誇り高き花。
飯田のコンサート後の楽しみは、美しい山の風景。自然。新鮮な空気。そして美味しいもの。
いつも押しかけるお屋敷のお庭探検。広い敷地内に、南天が真っ赤。きのこ大きい!
驚きはご主人手作りのピザ釜。池を崩して作ったんだそう。薪小屋で薪割りも見せて頂き面白いのなんの。
皆が好き放題具を乗せたピザはもちろん、たらこや鯖までピザ釜で焼くと、こんなに美味しいのかと思う。
お家の中では薪ストーブ。火の温かさが違う。生の落花生をその上に乗せる。何とも香ばしい良い香り。
贅沢な暮らしがここにはある。美味しいもの。素敵なもの。沢山触れさせて頂き、心身ともに栄養ばっちり補充。
今年もありがとうございました。楽しかった!また来たい!!!
意外と美味い!バナナピザ。