女社長のブログ《伴海日記》

おかげさまで今年は10周年を迎えます
伴海エンタープライズ株式会社の社長であり歌手
浜砂伴海の日記

銀鏡神楽 3

2012-12-15 | 宮崎

銀鏡神楽式三十二番「猪とぎり」は、猪狩りの様子をコミカルな芝居仕立てて描いている。

猪を捕るということは、大事な畑を荒らす猪から穀物を守ることと、

その肉によって貴重なタンパク源を撮るための、一石二鳥。

しかし命を頂くということに対し、人々は、神に許しを乞い、また神に感謝し、

そして猪の霊を慰めるということも含め、この神楽が奉納される。

 

奉納された猪。美しいなと思った。笑っているように見える。

 

夜通しの神楽のあと、猪のおじやが振る舞われた。

 

 


銀鏡神楽

2012-12-14 | 宮崎

宮崎県西都市の端っこ。米良の山奥深く、銀鏡神社の大祭に行く。

大祭は13日に始まり16日まで。その中で夜神楽は、

毎年12月14日から15日にかけて、夜通し繰り広げられる。

昨年6月、国立劇場「銀鏡神楽」出張公演を、父と一緒に観た。

12月の大祭の本物の神楽を観なくちゃね。一緒に行こうね。

と言ってたら、ぴったりその公演の1ヶ月後に父は逝ってしまった。

今年、前後は過密だったが、どうしても行こうと決めていた。

父の形見のカシミアのセーターを着て、行く。

生憎の雨。半端無い雨。夜通しの雨。夜通しの神楽。

それでも祝子どん達の熱演は続く。

こんなに優雅な神楽が、こんな山奥に存在していることに驚く。

都の文化。能。雅なものが盛り込まれている。

この優美さが人を虜にする。逞しく、美しい。

銀鏡神楽を見ずして、神楽を語るなかれ。

松明の炎が、舞う者の姿かたちをより神々しく映し出す。

祭壇に奉納された猪の首は六頭。闇の中に浮かび上がる。

ござを重ねても重ねても、舞台に水溜りが出来る。

真っ白な足袋が雨水を吸って、変色して行く。

寒さの中、祝子どん達の頬は上気し、吐く息は白い。

容赦ない雨。張り巡らせた屋根のシートが、すぐに雨の重みでたわむ。

大きな竹で下から突いて、祭壇の脇へ水を逃がす。

これを、一晩中。一晩中繰り返すのだ。

そして神楽も一晩中なのだ。雨でも鈍らない太鼓や笛の音。

人間業とは思えない。全てが、この世のものとは思えない。

夢、幻、そして現の間で、私は気を失いそうになっていた。

 

 

 

 

 

 

 


Merci かたぐるま

2012-12-12 | ライブ・コンサート

だいぶブログのupが遅れている。ハマスナ寝込んでたりはしてないので、ご心配無く!

旅やら本番やら大人の事情やらで、up出来なかったのである。さぁー気合い入れてupするぞ。

 

2012/12/12 Salon de Bankaii @赤坂かたぐるま

ギター:佐々木じょうじ  ドラムス:若林竜丞

この日は「シャンソン」というシバリは無いので、シャンソン、昭和歌謡、ジャズ、

チャンプルーな感じで、自由に3人でやりたいように演奏して行く。

この写真は、休憩開け、前回に引き続きお客様参加の「ノーノーボーイ」

この方のハスキーボイスでこの歌は、絶品。

続いて客席にビッグバンドのギタリスト発見。すかさずリクエスト。

こちらもノリ良く、若林君と「サテンドール」を演奏してくれた。

飲み放題だから、良い感じに客席温まってる。私もカウンターからのグラスをお客様にお運び。

それらが自然な流れになるのが、この店でのライブの不思議な魅力。

ママの手作りのお料理で、何故かバーボン飲んでる人が多い。

バーボンと言えば、私は絶対「Wild Turkey」派なのであるが、

なんということか、この店で「バーボン」と注文すると「Wild Turkey」が出て来るという、

全くもってケシカラン程気前が良いママなのだよ。

ターキーは、アルコール50,5度有るからねぇ。それを、ロックで飲むわ飲むわ。

うーむ。なんて素晴らしいひと達。(私は蕎麦猪口で、こっそり飲んでいたのよ)

今回「塩おにぎり」は無かったけど、漬けマグロのまん丸のお寿司が美味い。

日本酒はママの出身、新潟の酒。ああ、このカジュアルさで、この贅沢。

「White Christmas」を大合唱して、出演者もお客様も、上機嫌でお開きとなった。

ホットなお客様に助けられて、今日も歌えた。

またやりましょう。今日も出逢いとご縁に感謝。

ありがとうございました!

 

Merci~仙台から駆けつけてくれたお嬢も。。

 

 

 

 


フジエさんの天ぷら

2012-12-10 | 美味

久々の新川崎参り。黒沢家にお邪魔。

私の中の永遠の武士、黒沢丘吾さんは亡くなられたけれど、

奥方は健在。美しく花のような笑顔で迎えてくださった。

お料理が得意で、人をもてなすのがお好きで、高いよく響く声で話される。

在りし日の丘吾さんは、そんな奥方が自慢だったに違いない。

彼は来客に混じって、何も喋らないけれどその食卓に付き、

静かに微笑んでいた。今もそこに座っているよう。

我々のリクエストで、今日のメインは天ぷら。

フジエさんの天ぷらは本当に美味しい。熱々、サクサクをいただく。

「料理は愛情ですよ」彼女の言葉に深く頷く。

他にも、手間ひまかけたお料理が並ぶ。目にも嬉しいおふくろの味。

フジエさん、お元気で良かった。毎日日記に「良い事」を書くのだそうだ。

「~が出来たね。良かったね。えらかったね。ありがとう」

自分を褒めたり、感謝の気持ちを書いたり。言霊なんだなぁ、と思う。

ムスタキの「時は過ぎてゆく」を歌った。

フジエさんは目を閉じてじいっと聴いてくださった。

一日一日を、精一杯、明るく、楽しく。彼女のモットーだ。

今日もいっぱいお勉強させて頂いた。

ありがとう。そしてご馳走様でした。

写真を撮るのがちと早かった。この後の海老ちゃんがまたまた美味でした~。

 

 

 

 

 

 

 


横浜デュモン

2012-12-09 | ライブ・コンサート

2012/12/08

関根康江さんと久々の共演。横浜山下町の「デュモン」

今回は二人でニューグランドにお泊まり。

仕事なのに、ホテルにチェックインしたとたん、なんだか旅気分。

最近旅行行ってないよねぇ。どっか行きたいねぇ。

仲良しの姉さんなので、お互いのペースもわかるし、

ツインで泊まってても、まったく楽!

2ステージ。デュエットもしたし、とても楽しく歌いました。

満席です。というのが、貸し切りになったと聞いて、あらら。

お断りしたお客様数名いらしたとか。ごめんなさい。

またいつか行きますので、次の機会によろしくお願いいたします。

 
写真は夕方だけど、帰って部屋で久々の横浜の夜景。
 
ちょっと胸がきゅんとした。
 
思い出一杯の街だなぁ。。。しみじみ。
 
 
 
 
 

お母さんはマリア様

2012-12-07 | 音楽

今年も「柏ひがし幼稚園」のクリスマスに参加した。

二日に分けて行われるクリスマス。子供達の劇には感動させられる。

もちろん、お母さん達の賛美歌もとても良かった。がんばったね!

お母さん達の聖歌隊の指導、指揮が私の仕事なのだが、

ここでのクリスマスは、私にとってはミソギの儀式のようなもの。

子供達は天使。お母さん達はマリア様。

一緒に時間空間を共にしていると、心身ともに洗われているような気分。

今年もありがとう。純粋な気持ちに戻れそう。

賛美歌をお母さん達と歌っている時、目の端に映る子供達の姿に涙してしまう。

私でさえこうなのだから、ご自分のお子さんの姿を見て皆さん涙ぐんでいる。

きっと、命を授かったときから、赤ちゃんのとき、いろんな思い出が駆け巡っていることだろう。

人間っていいなぁ。子供っていいなぁ。生きてるっていいなぁ。

「愛」をたくさん、ありがとう。

子供達、お母さん、お父さん、先生達。

みんなみんな、Merry X'mas...

お出迎えは幼稚園のバス。ちいちゃ~い。可愛い~。

 

先生達手作りのプログラム。素敵。

 

お母さん達の手作りのカードがまた素敵。。ありがとう!

 

 

 


薔薇の微笑み

2012-12-05 | 

飯田で頂いた薔薇。ありがとう。いつものように色とりどりで嬉しい。

宅急便で送った花たちは、少しも崩れること無く無事に届く。

花束をほどく前の姿が、あまりに素敵なので写真を撮る。

半分は母に預けて、父の神棚に飾ってもらう。

半分と言っても沢山。自分の机に飾って惚れぼれ眺めている。

薔薇はいつも、薔薇なんだなぁ。

蕾でも、開いても、枯れても。誇り高き花。

 

 

 


美味しいものと素敵なもの

2012-12-03 | ライブ・コンサート

飯田のコンサート後の楽しみは、美しい山の風景。自然。新鮮な空気。そして美味しいもの。

いつも押しかけるお屋敷のお庭探検。広い敷地内に、南天が真っ赤。きのこ大きい!

驚きはご主人手作りのピザ釜。池を崩して作ったんだそう。薪小屋で薪割りも見せて頂き面白いのなんの。

皆が好き放題具を乗せたピザはもちろん、たらこや鯖までピザ釜で焼くと、こんなに美味しいのかと思う。

お家の中では薪ストーブ。火の温かさが違う。生の落花生をその上に乗せる。何とも香ばしい良い香り。

贅沢な暮らしがここにはある。美味しいもの。素敵なもの。沢山触れさせて頂き、心身ともに栄養ばっちり補充。

今年もありがとうございました。楽しかった!また来たい!!!

意外と美味い!バナナピザ。