癒しの庭Ⅲ

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雁行する建物!

2008年09月16日 | Weblog

 

    庭の中に川が流れていて当市で1番のお庭(だと言っている人がいるお庭)におかあさんに案内してもらったあのお庭が今だに気になっています。

   お庭は確かに川が流れています。敷地の高低差と裏山から湧き出る湧き水を活用して3つの池を造っています。1番上の池には例のサメが飼育されています。

  

                                       

    私がずっと気になっているのは、お庭の素晴らしさもさることながら建物の設計の素晴らしさです。

        

    家の中には入っていないので詳しくは分かりませんが、左端から順に寝室(西側)、次が玄関、居間、屋根付きのウッドデッキ、そしてお庭が広く望めるお風呂です。正面から見た写真では良く分からないかもしれませんが、それぞれの部屋が段々後(北側)にさがっているのです。つまり、それぞれの部屋が東と南の両方に開口部(窓や出入り口)を持っているのです。風水では東南の光や風が入る部屋が最高とされています。ここのお宅ではほとんどのお部屋が東南の良き光と風を頂いています。

 

    こうした建物を以前に見たことがあります。東南に向けて建物が「雁行」しているといわれる建物です。

             

 

   それは桂離宮の古書院です。左から古書院、中書院、楽器の間、新御殿が雁行し東南の光がどの部屋にも入るように配置されています。

   こうした雁行した建物の欠点は単なる長方形の建物と違って壁の数が増え経費がかかることです。

   今度私がお金持ちになった時は、こうした建物にしようと思います 

      

   追記

   桂離宮の新御殿には「ウッドデッキ」がついていました。ただしここ桂離宮ではウッドデッキといわないで「月見台」といっています。我が家のウッドデッキに似ていますが、やはり屋根または可動式のテントが付いた方が良いと思うのですが・・・?