癒しの庭Ⅲ

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再び盛岡までの古道の探索!

2008年09月20日 | Weblog

 

  今日もお出かけです。この頃はお出かけが多く足で調べる郷土史研究家のようになってきました。郷土史学習会の10名、3台の乗用車に分乗して、古の道路の探索です。先の探索では(徒歩で)あと600mで七時雨山の車之走峠の所まで行って終わっています。今回は車之走峠の反対側から(徒歩で往復2.5時間)峠の頂上を目指しました。

      

   ここが車之走峠(くるまのはしりとうげ)です。眼下にこれまで車で来た道が見えます。古の道は随分高い所を通っています。ほとんどの場所が現在の国道よりは遙かに高い所を通っています。大雨や台風の被害を避けていると思われます。車之走を超えて秋田県側にいくらか降りると「お七地蔵」がありました。当市出身のお七さんが旧暦の2月の末にこの峠を寒さで越えることが出来ずここで亡くなったのです。

   お地蔵さんには、お七さんの戒名が「叫應如山信女」と記されていました。当時の和尚様が、叫んでも叫んでも助かる事の出来なかったお七さんの気持ちを思いつけた戒名だと思います。お線香をあげて丁寧に拝みました。

 

      

      

    帰りに、八幡平市博物館に寄りました。ここでは今までに一度も見たことのない「修験道」の文書を見ることが出来ました。仏教のお寺さんと一緒になってよくその姿が見えなかったのですが、明治5年の修験道禁止令が出るまでは広く活躍していたはずです。

   地域の行事「オジナオバナ」ともしかすると何か関わりがあるのかもしれません。今後調べて見たいと思います。どなたか参考になることをご存じの方はどうかお知らせ下さい