八ヶ岳田舎暮し 移住のススメ MORISH COUNTRY

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新築時には針葉樹の伐採が必要です。

2014年08月26日 12時52分05秒 | 八ヶ岳 田舎暮らし
今日、別荘地の斜面の伐採が始まった。
僕がデザインしたガラス張りの家が建つ土地の前の針葉樹を、倒木予防の為に伐採する。
場所は建設地の前側の2区画で、既に別荘が建っているので、50トンのクレーンを使い、60m以上ある長いアームを駆使して、
20m以上ある針葉樹を垂直に吊りながら伐採するのだ。
家が建ってから伐採すると、このようにクレーンを要請しないといけないので、費用もかなりかかる事になる。

まず、木こりが吊られて、木の上の方にワイヤーを括り付ける。
そして、そのまま根元に下ろされて、根元をチェーンソーで切る。
木は吊るし上げられ、家を超え電線を超えて、道に下ろされる。
下ろされると同時に枝落としをして、枝はチッパーで粉砕される。
職人の手際のいい仕事に感心する。

長野県の森の70%は植林された人工林だ。
この別荘地も植林され放置され、密集してモヤシの様に針葉樹が生えている。
この木は根が張っておらず、台風や雪で倒木するし、立ち枯れる時期に来ているので、災害を未然に防ぐ為に伐採する必要があるのだ。
そして、伐採したら、その下に生えていた広葉樹が日当りが良くなって元気よく育ちだす。
森を再生する時期にきているのだ。
特に人が住む別荘地内は、その必要性が急務である。
この別荘地は40数年前開墾された。
その頃は、四方の山々を眺める事が出来、諏訪湖の花火も見えたそうだ。
今は、放置され密集して育った赤松や唐松が密集し、森はやせてしまった。
家も日当り、風通しが悪い所が多く、人の住む環境としては良くない。
自然の中で人が住むには、森を手入れして共存して行かなければならない。
針葉樹を伐採すれば、日当りが良くなり、本来ここに生えていた広葉樹の苗木が元気に育ちだす。
5~10年すれば、広葉樹の葉が茂る豊かな森に再生して行くだろう。
その頃が楽しみだ!

9月14日の昼から、このMORISHのブログを通じて土地や家を買っていただ抱いた方々の第一回親睦会を開きたいと思います。
我家の庭でガーデンBBQを開催します。
該当者の方々は、出欠のメールを下さい。
また、MORISHの仲間に入りたい方は、若干名参加を受け付けます。
料理と飲み物を持ち寄って、みんなでワイワイやりましょう。
雨が降っても、スギさん宅と我家の屋根付きガレージでやりますので!

taizen58@yahoo.co.jp
友枝康二郎

現場へ見に行くと、50トンのクレーンがそびえていた。



プロの手際の良い作業が行われている。



20m以上ある針葉樹が小枝の様に見えるくらい高く吊るされて、道へ下ろされる。



木こりが吊るされて上がり、ワイヤーをかける。


この写真は、この前の台風で倒木した赤松だ。
見て分かる様に、地表に根を張っているだけなのだ。
この地は岩盤が分厚いので、根が下に脹れないのだ。
ちょっと強い風が吹けば、このように倒木する。
今回、こうした倒木で、家に木が倒れ被害が出ている。




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